'50年代のエルヴィス・ロックンロール入門盤

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シングル・ヒットを全て収録した名盤『ゴールデン・レコード』 ♪本文末に関連動画有

■ サン・レコードにおいてロカビリーを創出したエルヴィス・プレスリーの功績は、それまで誰も成し遂げられなかった素晴らしいものです。しかし、あくまでローカル・レーベルに過ぎなかったサン・レコードでずっと活動を続けていく事はエルヴィスが全米に向かってはばたいていく可能性の芽を摘みかねません(本人がそう考えたのかは分かりませんが...)。
また一方では彼の評判が高まるにつれて大手のレコード・レーベル間でエルヴィス・プレスリー獲得合戦が繰り広げられ、結局'55年11月に最も高額な契約金をサム・フィリップスに提示したRCAが獲得します。それまで1人のアーティストに支払われた契約金としては最高額の3万5千ドル!しかもエルヴィス個人にもボーナス5千ドルって言うからRCAもよっぽどエルヴィスが欲しかったんでしょうね。もっとも、その後のエルヴィスの活躍を考えれば安いもんかも知れません。

ともかく、誰の意思が働いたのかは知りませんが、キングにふさわしい最高のレーベル環境が与えられます。なるべくしてなったんでしょうか?
RCA移籍後は多くの人がご存知の通り世紀の大スターとして、全米のみならず全世界にエルヴィス旋風を巻き起こすことになりますよね。

今回紹介するCDは、そんなエルヴィス・プレスリーが世紀の大スターとして歩み始めた'50年代の足跡がシングル・ヒット曲によって記録されている『ゴールデン・レコード 第1集』と『ゴールデン・レコード 第2集』です。

CD:[試聴/Tower Records] [amazon]
ダウンロード:[試聴/iTunes Store]
ゴールデン・レコード 第1集まず、『ゴールデン・レコード 第1集』から見ていきましょう。このアルバムは元々'58年3月に発売されたベスト盤で、RCAデビュー曲「Heartbreak Hotel」から「Jailhouse Rock」(邦題「監獄ロック」)までの全米チャート1位となったすべてのシングルとそれらのB面曲等が収録されたものすごいレコードなんです。多くの人は聴いたことがある曲が何曲もあるんじゃないでしょうか。
CDの方はオリジナル・アルバム収録の14曲にボーナス・トラック6曲を加えた全20曲。

Hound Dog」、「Jailhouse Rock」等の唯一無二のパワフルなロックンロール、「Don't Be Cruel」(邦題「冷たくしないで」)、「(Let Me Be Your) Teddy Bear」等のミディアム・テンポのポップなロックンロール佳曲、「I Want You, I Need You, I Love You」、「I Was The One」(邦題「ただひとりの男」、「Heartbreak Hotel」のB面、全米23位)等の魂をえぐられるような傑作ロッカ・バラード、「Love Me Tender」、「That's When Your Heartaches Begin」(邦題「心のうずく時」、「All Shook Up」のB面、全米53位、オリジナルは'50年The Ink Spots)等の多くの人に愛される名作バラード、そしてRCA録音の傑作ロカビリー「My Baby Left Me」(「I Want You, I Need You, I Love You」のB面、全米31位、オリジナルは'50年Arthur Crudup)等色んなタイプの曲がバランスよく収録されていて何回聴いても不思議と全く飽きません。

私が特に好きな曲を強いてあげるとすれば「Hound Dog」、「Don't Be Cruel」、「I Want You, I Need You, I Love You」、「I Was The One」(この曲のマンブリング唱法は鳥肌もの)、「That's When Your Heartaches Begin」('50年代一の歌唱)、「My Baby Left Me」でしょうか。私って結構バラード系好きなんですね(笑)。
そういえば、「Don't Be Cruel」ってエルヴィス・プレスリーがビルボード・チャート3部門(POP、C&W、R&B)ですべて1位に輝いた最初の曲なんですよね(祝)。しかもそのB面の「Hound Dog」も同じく3部門制覇してるんですよ。めちゃくちゃ売れまくってる曲をカップリングした史上最強のシングル盤と言えるでしょう。
実は私が中学生の時初めて買ったエルヴィス・プレスリーのレコードがこのシングル盤だったんです。そんなノスタルジックな理由もあってこの2曲は印象深いんですよね~。

それはさておいて、この『ゴールデン・レコード 第1集』はエルヴィス・プレスリーやロックンロールの入門盤として他に右に出るものはない位の質を備えてます。何せ8曲もの1位曲が収録されてるし、駄作は1曲もありませんから。
続いて『ゴールデン・レコード 第2集』です。
こちらも第1集同様ベスト盤として'59年12月に発売されています。'50年代最後の名盤と言ったところでしょうか。第1集収録の「Jailhouse Rock」の次のシングルとして'58年1月に発売された「Don't」から'50年代ラストのシングル「A Big Hunk O' Love」(邦題「恋の大穴」)までの全シングルとそれらのB面曲が収録されたアルバムです。
こちらもCDでは、オリジナル盤収録の10曲に既発アルバム収録曲等からボーナス・トラック10曲を加えた全20曲とかなりアップ・グレイドしています。

また、第2集も第1集に負けず劣らず名曲のオン・パレードです。
A Big Hunk O' Love」(全米1位)、「Hard Hearted Woman」(邦題「冷たい女」、全米2位)等のカッコよさ抜群のワイルド・ロックンロール、「I Need Your Love Tonight」(全米4位)、「Wear My Ring Around Your Neck」(邦題「思い出の指環」、全米3位)等の思わず踊りたくなるようなノリノリ・ロックンロール、口ずさむにはもってこいの軽快テンポの軽めのロックンロール「Paralyzed」(邦題「悩まされて」)、'60年代に繋がるようなエルヴィスの歌唱スタイルが聴ける名作バラード「Don't」(全米1位)、ワイルド感満点のロッカ・バラード調「One Night」(全米4位、オリジナルは'55年Smiley Lewis)、荘厳な雰囲気のゴスペル(There'll Be) Peace In The Valley」(邦題「谷間の静けさ」オリジナルは'51年Red Foley)、ブルージーさがたまらないオリジナル・クリスマス・ソング「Santa Claus Is Back In Town」(邦題「サンタが町に来る」)等々ヴァラエティーさと言う点では第1集より上かも!?
それだけエルヴィスに幅が出てきたと言うことでしょうか。

第2集には、エルヴィス・プレスリーが主演した映画の挿入歌で彼自身はシングルとして発表してないけれど、他のアーティストに取り上げられてヒットした曲が2曲収録されています。その辺りを紹介しておきましょう。
'57年7月に公開されたエルヴィス主演第2作目の映画『Loving You』(邦題『さまよう青春』)の挿入歌「Mean Woman Blues」は「Oh Pretty Woman」('64年全米1位)等数多くのヒット曲を持つビッグ・オーことRoy Orbisonによって'63年にカヴァーされ全米5位の大ヒットとなりました。また、彼もエルヴィスと同じく'50年代にサン・レコードでロカビリー歌手時代を経て大スターの仲間入りを果たしたことも有名でしょう。さらに、彼のサン・ロカビリー・ヒット作「Ooby Dooby」('56年全米59位)はエルヴィスが'55年7月の4回目のサン・セッションで録音したとも言われてます。
同じく映画『Loving You』の挿入歌「Party」は“ロカビリーの女王”と呼ばれたWanda Jacksonが'60年に「Let's Have A Party」のタイトルでカヴァーし(録音は'58年)、全米37位を記録しています(この曲も最高!)。

ついでと言っては何ですが、本CDには収録されていないけれど上記2曲と同じような'50年代のエルヴィス・ソングをまとめてみましょう。
これまた映画『Loving You』のサウンド・トラック盤に収録されている「Have I Told You Lately That I Love You」(邦題「愛していると言ったっけ」)。
こちらはティーンエイジ・アイドルRicky Nelsonがインペリアル移籍後第一弾として出した「Be-Bop Baby」のB面ながら全米29位と大健闘。なお、この曲は'50年代のギター・ヒーローEddie Cochranも彼にとって生前に唯一発売されたオリジナル・アルバム『Singin' To My Baby』でカヴァーしています。弾むようなヴォーカルのエルヴィス・ヴァージョンに比べてグッと渋めのバラード調で歌った名カヴァーと言えるでしょう(偶然にも!?この2人のカヴァーはサイド・メニューの「おすすめDVD」紹介の各々のDVDでライヴ演奏されてます)。

また、わが国においては“ロカビリー三人男”の中で生き方が最もロックンロール的だった山下敬二郎が、自身のバンド、レッド・コースターズを率いて'59年1月に5枚目のシングル「国境の南」('39年に作られた有名なポピュラー・ソング「South Of The Border」のカヴァー)のB面において「打ち明けるのが遅かったかい」なるタイトルでカヴァーしています(これまた超名カヴァー)。

今度は'58年7月に公開されたエルヴィス・プレスリー主演第4作目の映画『King Creole』(邦題『闇に響く声』)の当初の主題歌候補だった「Danny」。めっちゃいい曲なのに残念ながら映画のタイトルが『A Stone For Danny Fisher』から前記タイトルに急遽変更となったため、主題歌としてはおろか挿入歌としても使用されませんでした。
しかしこの名曲を'70年代に数多くのC&WチャートNo.1ヒットを放ったConway Twittyが、'60年に「Lonely Blue Boy」のタイトルでカヴァーして見事全米6位に送りこみました。あっさりと歌いこなすエルヴィスに対して彼のヴァージョンは熱っぽく歌われているのが印象的です(出だしのギター・イントロもイカしてます)。
彼もまたRoy Orbison同様サン・レコード出身です(2人ともエルヴィスの後輩筋)。と言ってもサンにおいては本名Harold Jenkins名義でロカビリー・ナンバーをレコーディングするもすべて未発表に終わるんですが...(CD『The Best Of Sun Rockabilly, Vol. 2』ではそのうちの2曲が聴けます)
以上、これらのカヴァー・ヴァージョンはさすがヒットしただけあってどれも上出来ですが、エルヴィスのオリジナルも隠れた佳曲といった趣でやはり凄い。

さて、こちらでも特に好きな曲を強いてあげるとすれば、「Hard Hearted Woman」、「Wear My Ring Around Your Neck」、「Paralyzed」、「One Night」、「(Now And Then There's) A Fool Such As I」('59年全米2位、オリジナルは'52年Hank Snow)となります。
Paralyzed」は本CDのボーナス・トラックの一つですが、元々は'56年10月に出された2枚目のアルバム『Elvis』に収録されてた曲です(このアルバムもよく聴きました)。
この手の良質な軽めのロックンロールも結構好きなんですよね。
One Night」は先に述べたようにニューオリンズのR&BアーティストSmiley Lewisがオリジナルで、その重厚な音のつくりと彼のスケールの大きなゆったりとしたヴォーカルがベスト・マッチした名曲です(彼はFats Dominoが全米5位、R&B1位とした'55年作「Blue Monday」のオリジネイター)。対してエルヴィスのヴァージョンは、いい意味で下品かつワイルドにシャウトしまくりのまさに魂の叫びといった様相がとても魅力的。
そして、「(Now And Then There's) A Fool Such As I」はカントリーの名曲をミディアム・テンポのロックンロールに仕立てた傑作で、エルヴィスのヴォーカルの上手さが光ってます。

第1集同様に第2集もエルヴィス・プレスリーやロックンロールの入門盤としておすすめの1枚です。最高の歌声の上に非常にヴァラエティーに富んでいて、聴き終わった後充実した気持ちになること間違いなしでしょう。


※ CDゴールデン・レコード 第2集』の詳細・購入はこちらでどうぞ。


■ 今回紹介する無料動画は'50年代のカラー映像による貴重なエルヴィスです。その映像とは、'56年4月1日(エイプリル・フール!?)に行なわれたハリウッドのパラマウント映画でのスクリーン・テスト時のもので、曲はCarl Perkinsがオリジナル盤を'56年に大ヒットさせた「Blue Suede Shoes」。歌は口パクなんですが、カラーでのパフォーマンスは感動ものです。なお、このスクリーン・テストのわずか5日後にはパラマウント映画と7年契約を結び、映画スター・エルヴィスへの第一歩を歩みだすことになります。

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コメント
この記事へのコメント
Blue Suede Shoes
ケロコが知っているのはエルヴィスの「Blue Suede Shoes」でした!

YouTubeの静止画像を見てこれだ!っと(^-^;)

管理人様に質問です。
ビートルズのページはありますでしょうか?(探したつもりですが・・(謝))
2007/12/03(月) 17:33 | URL | ケロコ #yvBXw2pY[ 編集]
Two for the show...♪
オリジナルのカール・パーキンスの動画も紹介していますが観ました?

ロカビリー調のオリジナルも最高ですが、エルヴィスのワイルドなロックンロール・ヴァージョンもカッコいいですね(^^)

申し訳ありません。個人的には大好きなんですが、当ブログは今の所ビートルズ以前の音楽スタイルしか紹介してないんです...(ネタ切れになったら紹介するかも!?)

ビートルズのYouTube動画を探してるんですか?
2007/12/04(火) 01:47 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
(*^-^*)
すみません。まだまだ管理人様のページ、勉強不足でした(T_T)

YouTubeを探している分ではないのですが、ビートルズを詳しく知りたくて、管理人様のページでは繊細なる紹介をしていらっしゃるので、読んでみたいなぁと思ったのです。

カール・パーキンスの動画まだ拝見しておりません。後ほど覗いてみます(^-^)/
ありがとうございました。ケロ
2007/12/04(火) 10:36 | URL | ケロコ #yvBXw2pY[ 編集]
とりあえず...
気の利いたビートルズの日本語サイトをちょっと思い浮かばないので、ウィキペディアのアドレスを記しておきます。

<http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA&oldid=16519446>

私は読んでませんが、ぱっと見色々書かれてる様です。

英語サイトだったら公式ホーム・ページとかあると思うんですが...
2007/12/04(火) 21:46 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
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