テレビが生んだ60'sアイドル、Shelley Fabares

ここは[テレビが生んだ60'sアイドル、Shelley Fabares] の記事のページです。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

♪本文末に記事に関連した動画有
Shelley Fabares 『Shelley!/The Things We Did Last Summer』

■ '60年代のガール・ポップス黄金時代にはAnnetteやConnie Stevens等、映画やテレビから生まれたアイドル歌手も活躍していましたが、今回は全米で人気を集めたホーム・コメディ番組、『The Donna Reed Show』から生まれたティーン・アイドルShelley Fabaresを紹介します。

シェリー・フェブレーと言えば、やはり真っ先に頭に浮かぶ曲は甘いメロディに乗せて純真無垢に歌った彼女のデビュー・ヒット「Johnny Angel」でしょう。後年The Carpentersがアルバム『Now and Then』('73年)の中で大人っぽい歌唱の極上カヴァーを披露したので、60's Popsファンだけでなく幅広いポップス・ファンにおなじみの曲ではないでしょうか。また、少し前には竹内まりやが60's Popsのカヴァー・アルバム『Longtime Favorites』(2003年)で取り上げていましたよね。
ところで、'55年から'63年までのアメリカン・ポップス黄金時代に、女優を本業とする歌手が出したレコードで全米No.1に輝いた曲は2曲しかなく、1曲がDebbie Reynoldsの名曲「Tammy」('57年)で、もう1曲がその「Johnny Angel」なんです。シェリー・フェブレーって、単に可愛いアイドルというだけでなく偉大な記録を持った歌手だったんですね~。

シェリー・フェブレーのプロフィールは後述するとして、まずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴] [amazon]
Shelley!/The Things We Did Last Summerシェリー・フェブレーってオールディーズ・ポップス界で人気がありそうなんですが、発売されているCDの種類は少ないんですよね。彼女が歌手時代の全盛期(と言っても2年足らずですが...)に在籍したColpix Records全期に及ぶベスト盤『The Best of Shelley Fabares』(全18曲)もありますが、こちらは現在あまり入手しやすいとは言えないので、今回はシェリー・フェブレーの1stアルバム『Shelley!』と2ndアルバム『The Things We Did Last Summer』(共に'62年)が2in1化された『Shelley!/The Things We Did Last Summer』(全22曲)を紹介します。
ちなみにこの2つのCD間でダブっている曲は4曲のみです。また、『Shelley!/The Things We Did Last Summer』は、シェリー・フェブレーが放った4曲のヒットの内3曲が収録されているのでベスト盤と捉えられなくもありません。

内容はと言うと、『Shelley!』が目玉として「Johnny Angel」を収録しており、オリジナル曲も数曲ありますが、収録曲の多くは古いポピュラー・ソングを60's Pops調にアレンジした斬新なカヴァーが占めています。
一方『The Things We Did Last Summer』は、アルバムのタイトル・ナンバー「The Things We Did Last Summer」と「Johnny Loves Me」(唯一のオリジナル曲)の2曲のヒット曲を収録し、その他は全てこのアルバムが発売された'62年にヒットした曲のカヴァーで構成されています。
何らかの意図があったのかは分かりませんが、片や懐メロ集(但し最新のポップス風リメイク)、片や最新ヒット曲集といった体裁を整えているのは面白いですね。いずれにしても、この上なく甘いティーン・ポップ・バラードや陽気に弾けた60's Pops等、10代の頃の記憶を甦らせる様なサウンドが目白押しです。

シェリー・フェブレー自身の魅力に関しては、「Johnny Angel」に代表されるソフトな肌触りのドリーミーなウィスパー・ヴォイスが有名ですが、なかなかどうして、弾けた感じで溌剌と歌う彼女の歌唱もかなり魅力的です。特に古いポピュラー・ソングをブッ飛んだアレンジでリメイクした曲での弾けっぷりは最高!

(収録曲目)
01~11:『Shelley!』
12~22:『The Things We Did Last Summer』
 
01 Love Letters 
原曲は'45年の同名映画のテーマ曲で、Ketty Lester盤('62年全米5位)やElvis Presleyの歌('66年録音)でも知られる曲をカヴァーしたもの。但し、ここでは厳かな雰囲気さえ漂わせた2人のカヴァー盤とはうって変わって、まるで別曲の様な60's Pops風味の甘酸っぱいバラードに生まれ変わっています。
02 Picnic  
前曲同様'55年の同名映画のテーマ曲を60's Pops調でカヴァーしたもの。この曲は、同映画の中で使用された「Moonglow」とのメドレー「Moonglow and Theme from Picnic」(Morris Stoloff & His Orchestra)で'56年に全米1位の大ヒットを記録しています。
03 Johnny Angel(全米1位) 
Shelley Fabaresのデビュー曲となったこの曲は、『The Donna Reed Show』の挿入歌として劇中歌われた曲で、番組及び彼女のアイドル的人気も相まって大ヒットを記録したGirl Popsの大名曲です。この甘いメロディとソフトな囁きヴォイスが織りなす究極的にドリーミーなナンバーは、 セッションにGlen Campbell(ギター)やHal Blaine(ドラム)、The Blossoms(バック・コーラス)等が参加した超贅沢な曲でもあります。また'62年当時日本でもヒットしており、同年森山加代子のヒット盤やザ・ピーナッツ盤、伊東ゆかり盤(『ゆかりのヒット・パレード』)等の日本語カヴァーも生まれています。冒頭で述べた以外に比較的新しめのカヴァーとしては、Mi-Ke盤('93年『甦る60's涙のバケーション』)も有。ちなみに、この曲のオリジナルは女優Georgia Leeの'60年盤で、冒頭の女声を重ねるコーラスも例の“Sha-La-La”系コーラスも入っていない、少しR&R時代以前のポピュラー曲の雰囲気を感じさせるものでした(ここまでPopに仕上げた手腕は見事)。
04 True Love     
Bing CrosbyとGrace Kellyのデュエット盤('56年映画『High Society』挿入歌)が全米3位を記録した名曲をかなり強引に?60's Pops化して歌ったもの。
05 Boy of My Own
「Johnny Angel」のヒット以来Shelley Fabaresの曲で多用された“Sha-La-La”系のバック・コーラスによるPopsナンバー。
06 Where's It Gonna Get Me?  
「Johnny Angel」のB面曲。A面で聴かせたShelley Fabaresお得意の囁きヴォイスではなく、溌剌と元気に歌った明るいナンバー。
07 It's Been a Long, Long Time
Harry JamesとBing Crosbyの両ヴァージョンが'45年に全米1位を記録したバラード曲のカヴァーなんですが、ここではサックスとピアノが60's Pops風に賑やかに鳴り響くかなりブッ飛んだアレンジで、オリジナルのジャジーな雰囲気を完全に消し去ったビックリ仰天ノリノリ・ナンバーになっています(絶品カヴァー)。
08 Funny Face
前曲に引き続き、「Johnny Angel」タイプのミディアム・テンポではない、アップ・テンポ曲でのShelley Fabaresの魅力を知らしめる良質の60's Pops(Gerry GoffinとCarole King作)。
09 I'm Growing Up
親しみを感じるメロディも心地いい、典型的なShelley Fabares節で歌った甘くドリーミーな佳曲(「Johnny Loves Me」のB面)。
10 Hi-Lilli, Hi-Lo   
Shelley Fabaresの十八番となった古い映画音楽の60's Pops化ナンバーで、'53年の映画『Lili』で使用された曲をカヴァーしたもの。
11 Very Unlikely
どことなく「La Dee Dah」('58年全米9位)のヒットで知られる黒人男女デュオBilly & Lillieを連想させる、『The Donna Reed Show』でShelley Fabaresの弟役を演じたPaul Petersenとのデュエット曲(「What Did They Do Before Rock 'n' Roll」のB面)。ちなみに、Paul Petersenもソロとして「My Dad」(全米6位)他数曲のヒットを放っています。
12 The Things We Did Last Summer(全米46位)
Jo Staffordが'46年に全米10位を記録したポピュラー・バラードのカヴァーで、「It's Been a Long, Long Time」に続いてSammy CahnとJule Styneの作品を再度取り上げたもの。やはりここでもオリジナルの持つ40'sチックな優雅さを完全に無視したPopなカヴァーになっています(笑)。さらにバック・コーラスがLittle EvaのNo.1ソング「Loco-Motion」('62年)のコーラス・フレーズを借用する等かなり能天気。
13 Vacation
オリジナルのConnie Francis盤('62年全米9位)を意識してか、Shelley Fabaresが彼女なりに凄んで歌っているのが微笑ましいカヴァー。
14 Breaking Up Is Hard to Do
「The Things We Did Last Summer」のB面で発表されたNeil SedakaのNo.1ソング('62年)のカヴァー。
15 Roses Are Red
Bobby Vintonが歌ったC&W調の名バラード('62年全米1位)のカヴァー。メロウな雰囲気を醸し出すBobby Vintonに対してShelley Fabaresの歌唱はあくまでキュート。
16 Johnny Loves Me(全米21位)
「Johnny Angel」の続編となる曲。前作では夢に見て憧れるだけの存在だったJohnnyでしたが、本作ではJohnnyをモノにした模様で、今の幸せ一杯の気持ちを囁く様に歌ったキュートなPops。
17 Sealed With a Kiss
Brian Hylandの'62年全米3位曲を“Sha-La-La”系コーラス入りでカヴァーしたもの。ちなみに、この曲はThe Four Voicesの'60年盤がオリジナル。
18 Loco-Motion
先に触れたLittle Evaの大ヒット曲のカヴァー。当時日本では伊東ゆかりの日本語カヴァー('62年)もヒットしています。
19 It Keeps Right on A-Hurtin'
Johnny Tillotsonの自作ヒット曲('62年全米3位)を原曲に忠実ながらキュートに歌ったカヴァー。
20 Johnny Get Angry
Joanie Sommersが歌った60's Popsの名曲('62年全米7位)をカヴァーしたもの。なぜかShelley Fabares盤は'63年に日本でシングル・カット(米では未シングル化)されているんですが、森山加代子('62年)や伊東ゆかり('63年『ゆかりのヒット・パレード 第2集』)等にもカヴァーされた人気曲だったので、この曲の人気を当て込んだものだったのでしょうか?
21 See You in September
映画『アメリカン・グラフィティ』でも使用されたThe Temposの'59年全米23位曲のカヴァー。センチメンタルなメロディで曲自体が良いからか意外と人気も高く、'63年にThe Chiffonsが1stアルバム『He's So Fine』でカヴァーした他、'66年にはThe Happeningsのカヴァー盤が全米3位を記録しています。
22 Palisades Park
Freddy Cannonのとびきり陽気なヒット曲('62年全米3位)をカヴァーしたもの。日本では“和製Wanda Jackson”と呼ばれた麻生京子が「恋のジェットコースター」のタイトルで'63年にカヴァーしていました。


※ iTunes Storeシェリー・フェブレーの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
■ Shelley Fabaresについて

カリフォルニア州サンタモニカで生まれ育ったShelley Fabares('44年1月19日生)ことMichele Ann Marie Fabares(本名)の芸暦はかなり古く、女優のNanette Fabrayを叔母に持つことから幼い頃から芸能界に関わっていました。何と3歳からタップ・ダンスを始め、子供服のモデルの仕事もこなしていたんだそうです。
'50年代に入るとクレジットなしのカメオ出演ながら、ウェスタン映画『The Bandit Queen』('50年)に映画初出演するとともにテレビ番組にも出演し始めています。ちなみにシェリー・フェブレーのテレビ・デビューは女優Loretta Youngがホストを務める番組『Letter to Loretta』で、'54年3月21日に放送された「The Clara Schumann Story」の回でした。そして、シェリー・フェブレーが12歳の時にRock Hudsonの娘役で出演した、『Never Say Goodbye』('56年)でプロの女優として本格的に映画デビューを飾っています。

以降、映画やテレビに出演し続けていたシェリー・フェブレーがアイドルとしてブレイクしたのが、冒頭で触れたテレビ番組『The Donna Reed Show』('58年~'66年)でした。Donna Reed演じる主人公Donna Stoneの娘Mary Stone役として'58年9月24日の初回から'63年まで出演し、世の少年達の胸を焦がす存在となる訳です。
その様な中、シェリー・フェブレーのアイドル的人気に便乗する形で、更なる番組の視聴率アップを狙って録音されたのが彼女のデビュー曲「Johnny Angel」でした。何でもシェリー・フェブレーは人前で歌うことが苦手だったにもかかわらず、番組のプロデューサーTony Owenの指示で渋々録音したんだとか。だからあんな風にか細い声で囁く様に歌っているんでしょうか?
契約したレコード会社は、当然のごとく『The Donna Reed Show』を制作していたColumbia Pictures Televisionの系列レーベル、Colpix Recordsで、'62年に晴れて歌手デビューを果たします。もちろん「Johnny Angel」の大ヒットで一躍アイドル歌手の仲間入り!!

しかし元々歌手になることを望まなかったためか、その後さらに3曲のヒットを放つも'64年にColpixを去った後、シェリー・フェブレーはまた女優業に専念し始めます(但し'60年代後半にかけて数枚のレコードを発表)。ちなみに最後のヒットは「Ronnie, Call Me When You Get a Chance」('63年全米72位)でした。
映画女優として忙しい日々を過ごしたこの時期、シェリー・フェブレーが出演した主な映画には、男性ティーン・アイドルFabianと共演した『Ride the Wild Surf』('64年)やイギリスのアイドル的ビート・バンドHerman's Hermitsと共演した『Hold On!』('66年)、そして『Girl Happy』('65年)、『Spinout』('66年)、『Clambake』('66年)のElvis Presley主演映画3本があります。
他方、プライヴェートでは'64年6月に音楽プロデューサーのLou Adlerと結婚しています。が、ルー・アドラーとの結婚生活は長く続かず'66年から別居状態だったとか('80年正式に離婚)。それでも結局'84年に俳優のMike Farrellと再婚して幸せな家庭を築いています。

'70年代以降現在に至るまで映画やテレビに出演し続けているというから、ティーン・アイドルだったシェリー・フェブレーも今や大ベテランですね。

■ 今回の無料動画はシェリー・フェブレーで、曲はやはり彼女の代表曲「Johnny Angel」を紹介します。
映像は、日本でも'59年2月から'63年8月にかけて放送されていた彼女の出世作、『The Donna Reed Show』(邦題『うちのママは世界一』)からです。なので「Johnny Angel」リリース前後の'62年の映像でしょう。

どの様な状況でシェリー・フェブレーがこの曲を歌っているのか分かりませんが、彼女の歌う姿を父親役のCarl Betzは概ね喜んで見ているのに、母親役のDonna Reedは何とも複雑な表情をしてますよね。喜んでいそうだけど心配げな表情にも見えたり。それに最初に出てくる誰かの寝姿と画面がモヤモヤっとなって歌唱シーンに移行するのは何なんでしょう?夢の中のシーン?うーっ、気になりますね。

何とも屈託のない笑顔で歌うシェリー・フェブレーを見て思い出したんですが、当時日本で発売された「Johnny Angel」のシングル盤のジャケット写真は、間違って別の女性の写真がでかでかと載せられていたんですよね。ティーン・アイドルと言うよりはちょっと色っぽいお姉さんと言った感じの。なので真実を知る前はシェリー・フェブレーのことを声のイメージとは違う色っぽいお姉さんだと思ってました(笑)。

それでは、シェリー・フェブレーが歌うドリーミーなガール・ポップスの大傑作「Johnny Angel」をご覧下さい。

[トップ・ページへ] [他の記事を読む] [他の動画を観る]
スポンサーサイト



  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

コメント
この記事へのコメント
思うに
余りアメリカっぽくなく東洋人に近い親しみのある顔立ちが受けたのではないでしょうか。確かにドナ・リード扮する母親はやや「うちの娘大丈夫かしら」で妙に笑えます。
2008/05/25(日) 04:12 | URL | nandakanda46 #ll/q85a.[ 編集]
'60年代のアイドル歌手
シェリー・フェブレーに限らず、当時のアイドル歌手のほとんどは清純プラス親しみがあっていいですよね(^^)

ホント、この場面気になります(笑)。そもそも私は『うちのママは世界一』自体観た事がないのですが、この回の放送はぜひ観てみたいものです。
2008/05/27(火) 02:15 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://50soldies.blog102.fc2.com/tb.php/81-c8b25f27
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。