50'sロックンロールの第1人者、Bill Haley 3

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Bill Haley & His Comets 『The Ultimate Collection』 ♪本文末に関連動画有

■ さて、Bill Haley特集?最終回となる今回は、ビル・ヘイリービル・ヘイリー&ヒズ・コメッツとしてピークを迎えた黄金のDecca時代のおすすめCDを紹介します。

※ 関連記事:
  [50'sロックンロールの第1人者、Bill Haley](Bill Haleyの詳しいプロフィール)
  [50'sロックンロールの第1人者、Bill Haley 2](Holiday/Essex時代)

CD:[試聴] [amazon]
Ultimate Collectionビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツが大ヒットを連発したDecca期のCDはやはり一番多く出回っているんですが、現在入手しやすいCDの中で一押しなのが『The Ultimate Collection』です。
内容は、Decca在籍時代('54~'59年)の全チャート・ヒット曲(ほぼ全てのシングル)を網羅し、アルバム収録曲やノン・ヒット・シングルからの注目曲、それに'64年に単発でリリースされた「The Green Door」を加えた2枚組全42曲。まずはDecca時代を一通り聴いてみたいというビル・ヘイリー入門者にはピッタリではないでしょうか。
'55年の夏、ティーンエイジャーを熱狂させた「Rock Around the Clock」の爆発的ヒットで一躍時代の寵児となった、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの躍動感に満ちたオリジナルのロックンロールが目白押しです。

※ 参考までにDecca時代のその他のおすすめCDを記しておきます。

・『Rock Around The Clock
Holiday/Essex~Decca期にかけての代表曲24曲を1枚に収めたベスト盤
・『ロック・アラウンド・ザ・クロック
前記CDの国内盤
・『The Decca Years & More
別ヴァージョン等を含むDecca音源の5枚組コンプリート集

R&B特有のビート感やドライヴ感にC&W的な疾走感がブレンドされたビル・ヘイリー・サウンドは、Essex時代にほぼ出来上がっていたと言えるのかもしれません。しかし、Louis Jordanを手がけた名プロデューサーMilt Gablerとの出会いによって、かなり洗練された形で大胆にR&Bグルーヴが導入され、この上なく魅力的なビル・ヘイリー・サウンドを完成させたのはやはりこのDecca時代です。
ビル・ヘイリーの黒味を帯びた軽妙なヴォーカル、ホットでスウィンギーなギター・ソロ、躍動的なビートを刻むスラッピング・ベース、ジャイヴ風味の小粋なサックスが一体となって織りなす、ワイルドさとスマートさが絶妙のバランスで同居したDecca期のビル・ヘイリー・サウンドは今なお光り輝いています。

ところで、そのビル・ヘイリー・サウンドの象徴的ナンバー「Rock Around the Clock」ですが、'54年の発売当初は全米23位までしか上がらなかったにもかかわらず、約1年後に映画『Blackboard Jungle』('55年3月公開)の主題歌に採用されると映画と共に全米だけでなく世界中でセンセーションを巻き起こしています。
イギリスでは'55年10月に映画が公開されるやテッズの間で評判を呼び、映画館がダンス・ホール化する等かなりの騒ぎを巻き起こし、翌11月には「Rock Around the Clock」が全英1位を記録。なお、イギリスでは同年Deep River Boys(アメリカのグループ)によるカヴァー盤が出されています。ちなみにDeep River Boysは「Shake, Rattle and Roll」('54年)と「Rock-A-Beatin' Boogie」('56年)もカヴァーしていました。
また、映画『Blackboard Jungle』(邦題『暴力教室』)は日本でも'55年8月に公開されており、10月に放送を開始したばかりの本邦初のヒット・パレード形式のラジオ番組、『ユア・ヒット・パレード』で最初に発表されたチャート(10月8日)の1位となっていたのが何を隠そう「Rock Around the Clock」だったのです。そして翌11月には、江利チエミダーク・ダックスが「Rock Around the Clock」の日本語カヴァー盤を発表しています(この2枚が日本初のロックンロール・カヴァー盤)。


(収録曲目)

Disc 1
01 (We're Gonna) Rock Around the Clock('54年全米1位)
Sonny Dae & His Knightsの同年盤をカヴァーしたBill Haley & His CometsのDeccaからの第1弾。と言っても元来この曲はBill Haley達のために書かれた曲で、The CometsはDecca録音以前からステージで披露していました。当初「Thirteen Women」のB面扱いだったこの曲が、映画『Blackboard Jungle』のおかげで爆発的ヒットを記録した事は先述の通りですが、さらに映画『アメリカン・グラフィティ』('73年)で使用されて'74年に再度チャート入りを果たしてるんですよね(全米39位)。ちなみに映画『Blackboard Jungle』でこの曲が採用された経緯は、Richard Brooks監督が主題歌の選定にあたり、主演俳優Glenn Fordの息子から借りたレコードの中から若者に受けそうな曲という事で選ばれたそうです。Glenn Fordの息子はR&BのレコードやBill Haleyの「Crazy, Man Crazy」も所有していたR&Rファンだったそうですが、もし彼がこの曲を持っていなかったらR&Rの歴史も変わっていたかもしれませんね。
02 Shake, Rattle and Roll('54年全米7位)
Bill Haley & His Cometsにとって初のTop10ヒットとなったのが、Big Joe Turnerの同年R&B1位曲をカヴァーしたこの2ndシングル。オリジナルのR&Bグルーヴは残しつつ、Louis Jordan譲りの軽妙さを加味した絶品カヴァーとなっています。ちなみにこの曲は、Jive系Neo RockabillyバンドThe Stargazersがアルバム『The Speaking Clock Says...Rock!』('97年)でカヴァーしていました。
03 Dim, Dim the Lights (I Want Some Atmosphere)('54年全米11位)
冒頭のナンセンス・シラブルが特徴的なこの曲は、初めてR&Bチャートに登場した白人R&R(R&B10位)。なお、前曲のセッションの10日後に亡くなったDanny Cedrone代わって、この曲からFranny Beecherがリード・ギターを担当しています。
04 Birth of the Boogie('55年全米17位)
プリミティヴなドラム・ビートで幕を開けるユニークな始まりながら、蓋を開けてみれば典型的なBill Haleyサウンドといったダンサブルな名曲。
05 Mambo Rock('55年全米18位)
ブギのリズムを刻むギター・リフが印象深い前曲のカップリング曲。
06 Razzle-Dazzle('55年全米15位)
The Cometsの初代リード・ギタリストDanny Cedroneの名フレーズが「Rock Around the Clock」だとすれば、2代目Franny Beecherの名フレーズはこの曲でしょう。曲名通りの馬鹿騒ぎ(Razzle-Dazzle)を表現した様なクレイジーでスリリングな早弾きを披露しています。
07 Two Hound Dogs('55年)
前曲のカップリング曲。
08 Burn That Candle('55年全米9位)
ニューヨーク出身のDoo WopグループThe Cuesの同年盤(全米86位)をBill Haleyサウンドでカヴァーしたもの。ちなみにThe Cuesは、Ruth Brown(The Rhythmaires)、LaVern Baker(The Gliders)、Big Joe Turner(The Blues Kings)、Ivory Joe Hunter(The Ivorytones)等のバック・コーラスを変名で務めたグループとして知られています。なお、The Jodimarsを結成してThe Cometsを脱退したMarshall Lytle(ベース)とJoey D’Ambrosio(サックス)に代わって、このシングルからAl Rex(ベース)とRudy Pompilli(サックス)が参加しています。
09 Rock-A-Beatin' Boogie('55年全米23位)
Bill Haleyの自作曲ながらどういう訳かDanny CedroneのバンドThe Esquire Boysが'53年に最初にレコード化した曲(The Treniersも同年カヴァー)。勢いよく鳴り響くスラッピング・ベースが印象深いスピード感あふれる傑作ナンバー。
10 See You Later, Alligator('55年全米6位)
スウィンギーな曲調から急変する強烈な間奏が何とも快感なBobby Charlesの同年R&B15位曲のカヴァー。この曲もまたThe Stargazersがアルバム『The Speaking Clock Says...Rock!』でカヴァーしていました。余談ですが、冒頭でタイトル・コールする子供の声はFranny Beecherが声色を変えて言っています。その他「Rip it Up」や「Billy Goat」の冒頭の声も全て彼によるもの。
11 R-O-C-K('56年全米16位)
ロックンロール賛歌とも言えそうな躍動感に満ちたBill Haleyサウンドの名曲。
12 The Saints Rock 'N Roll('56年全米18位)
前曲とのカップリングで発表されたおなじみのトラディショナル「When the Saints Go Marching In」の絶品カヴァーで、ビート感、スピード感、それにFranny Beecherのホットな早弾きと全てが魅力的。
13 Hot Dog Buddy Buddy('56年全米60位)
Jive風味満点の典型的Bill Haleyサウンドによる傑作曲(60位とは明らかに評価不足)。
14 Rockin' Through the Rye('56年全米78位)
トラディショナル「Comin' Thro' the Rye」を基に作った自作のR&Rナンバーで、親しみやすいメロディをハード・ドライヴィングさせる手法は天下一品(前曲のカップリング)。
15 Rip It Up('56年全米25位)
泣く子も黙るLittle Richardの同年全米17位(R&B1位)曲ですが、オリジナルのワイルドさに洒落たJive感覚をブレンドしたカヴァーとなっています。Bill Haleyの熱唱もワイルドでバックの演奏が完全にSwingしている大傑作。なおこの名曲は、同年Elvis Presley(『Elvis』)やBuddy Hollyもカヴァーしています。
16 Teenager's Mother (Are You Right?)('56年全米68位)
個人的に大好きな曲で、うなりを上げるスラッピング・ベースとスピード感が大絶品のBill Haleyナンバー(前曲のカップリング)。
17 Rudy's Rock('56年全米34位)
Rudy Pompilliのサックスをフィーチャーしたホットなインスト・ナンバー(Bill HaleyとRudy Pompilliの共作)。
18 Don't Knock the Rock('56年)
Bill Haley & His Comets主演第2作目となった同名映画のタイトル・ソング。
19 Choo Choo Ch'boogie('56年全米30位)
Bill Haleyサウンドのルーツとも言えるLouis Jordan & His Tympany Fiveの'46年R&B1位曲をリメイクした好カヴァー(前曲のカップリング)。
20 Forty Cups of Coffee('57年全米70位)
Danny Overbeaの'53年盤をカヴァーしたもの。
21 Hook, Line and Sinker('57年全米70位)
'56年のアルバム『Rock'n Roll Stage Show』収録曲をシングル・カットしたもの(前曲のカップリング)。
22 (You Hit the Wrong Note) Billy Goat('57年全米60位) 


Disc 2
01 Skinny Minnie('58年全米22位)
この曲からAl Rexがウッド・ベースをエレキ・ベースに持ち替えているためか、ちょっと様変わりしたBill Haleyサウンドになっています。
02 Lean Jean('58年全米67位)
03 Joey's Song('59年全米46位)
Joe Reismanの'57年盤をカヴァーした小粋な名作インスト・ナンバー。
04 Skokiaan (South African Song)('59年全米70位)
The African Dance Band of the Cold Storage Commission of Southern Rhodesia(←長すぎ!)の'47年のインスト曲をカヴァーしたBill Haley & His Comets最後のヒット曲。
05 Calling All Comets('56年『Rock'n Roll Stage Show』)
「Rudy's Rock」同様Rudy Pompilliがゴキゲンなサックスを聴かせるカッコいいインスト・ナンバー。
06 A.B.C. Boogie('54年)
「Shake, Rattle And Roll」とのカップリングで発表されたチャーミングなナンバー。
07 Happy Baby('54年)
「Dim, Dim the Lights」とのカップリングで発表された疾走感あふれる超カッコいいR&R。
08 Thirteen Women (And Only One Man in Town)('54年)
Dickie Thompsonの「Thirteen Women And One Man」('53年)の絶品カヴァー(「Rock Around The Clock」のカップリング)。「Rock Around The Clock」ばかりがクローズ・アップされてあまり目立たない曲ですが、個人的に大好きな曲でDanny Cedroneの渋いギター・ソロが何とも言えません。ちなみにこの曲は、Ann-Margretが'62年に「Thirteen Men」のタイトルでカヴァー(『The Vivacious One』)しています。それにしても、いくら夢の中とは言え“13人の女性と1人の男しかいない街”って羨ましいですよね(笑)。
09 Paper Boy (On Main Street, U.S.A.)('55年)
「See You Later, Alligator」のカップリング曲。
10 Blue Comet Blues('56年)
「Rudy's Rock」とのカップリングとして発表されたインスト曲。
11 Rockin' Rollin' Rover('57年)
「Billy Goat」のカップリング曲。
12 Sway with Me('58年)
「Skinny Minnie」とのカップリングで発表されたR&B色濃厚なナンバー。
13 Don't Nobody Move('58年)
「Lean Jean」のカップリング曲(R&B色濃厚)。
14 Move It on Over('58年『Rockin' the Joint!』)
「Rock Around the Clock」の元ネタとも言えそうなHank Williamsの'47年C&W4位曲をカヴァーしたもの。
15 Corrine, Corrina('58年)
Big Joe Turnerが'56年にヒットさせた(全米41位)事で有名な曲のカヴァー。ちなみにオリジナルはBo Carterの'28年の曲で、Big Joe Turnerは'41年にもArt Tatum & His Bandのメンバーとしてこの曲をカヴァーしています。
16 Goofin' Around('56年『Rock'n Roll Stage Show』)
映画『Don't Knock the Rock』でのパフォーマンスも忘れがたいとびきりクールなインスト・ナンバー。なおこの曲は、Neo RockabillyバンドThe Blue Catsがデビュー・アルバム『The Blue Cats』('80年)で絶品カヴァーしています。
17 A Rocking Little Tune('56年『Rock'n Roll Stage Show』)
Bill Haleyの曲の中ではほとんど注目されない曲ですが、昔から好きな曲でR&R調のサックスやギターに絡むJohnny Grandeの洒落たアコーディオンがチャーミングな好曲。
18 The Green Door('64年)
'80年代初めに活躍したR&RリヴァイヴァリストShakin' Stevensがカヴァー('81年全英1位)した事でも知られるJim Loweの'56年全米1位曲を取り上げたもの。
19 The Beak "Speaks"('58年『Rockin' the Joint!』)
Bill Haley & His Cometsお得意のインスト・ナンバー。
20 Rock the Joint('57年)
Essex時代('52年)にも取り上げたJimmy Preston & His Prestoniansの'49年R&B6位曲の2度目のカヴァー。サックスを加えてパワー・アップしたせいか、Bill Haleyの歌唱も力がこもっています。


※ iTunes Storeビル・ヘイリーの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
■ 前回、前々回とビル・ヘイリーが続いたので今回の無料動画はビル・ヘイリーではなく、ビル・ヘイリー・サウンドを現代に継承しているジャイヴ系ネオ・ロカビリー・バンドThe Jive Romerosを紹介します。

The Jive Romerosは2000年に結成されたイギリスのバンドで、本国を中心にライヴ活動を行なう傍ら4枚のアルバムを発表し、現在ジャイヴ系の人気バンドの1つに数えられているバンドです。
Bill Haley & His CometsだけでなくTommy Steele & The SteelemenやTony Crombie & His Rockets等、自国のジャイヴ系ロックンロールの先駆者達にも影響を受けている彼らですが、Bill Haley & His Cometsの曲では「You Can't Stop Me From Dreaming」、「Teenagers' Mother」、「Be By Me」、「Rockin' Through the Rye」、「Happy Baby」等をアルバムで取り上げています。

The Jive Romeros
Martin Nobby Clarke(ヴォーカル)
Zac Zdravkovic(リード・ギター)
Richie Crabtree(ウッド・ベース)
John Wallace(サックス)
The Stargazers出身のサックス奏者
Luke Fletcher(ドラム)

※ (参考)The Jive RomerosのHP:http://www.jiveromeros.com/
 
映像の方は今年5月のライヴ映像だそうで、Bill Haley & His Cometsビル・ヘイリー・サウンドの本家とすればその分家にあたるThe Jodimarsの名曲、「Well, Now Dig This」('55年)を絶品カヴァーしています(2003年の2ndアルバム『Come Rock with Us』収録)。冒頭Buddy Hollyの「True Love Ways」('60年)を歌いだすのは彼らのユーモアでしょうか?
照明が暗めで顔がはっきり見えないのは残念ですが、彼らの実力を裏づける様に演奏はかなり本格的で完璧にスウィングしてます。カッコよすぎです!!

余談ですが、イギリスの有名な50'sロックンロール雑誌、『Now Dig This』ってこの曲のタイトルから取られてるんですよね。

それでは、The Jive Romerosによる超クールな「Well, Now Dig This」をどうぞ。Now Dig This!

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