オールディーズを歌った喜劇女優、Tracey Ullman

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Tracey Ullman 『You Broke My Heart in 17 Places』 ♪本文末に関連動画有

■ 今回は、現在もテレビや映画で活躍しているイギリス人コメディエンヌTracey Ullmanが、'80年代初期に歌手として活動していた時期に発表したオールディーズ・カヴァー満載のデビュー・アルバム、『You Broke My Heart in 17 Places』('83年)を紹介します(トレイシー・ウルマンのプロフィールは後述)。

CD:[試聴/amazon]
ダウンロード:[試聴/iTunes Store]
You Broke My Heart in 17 Placesさて、CD『You Broke My Heart in 17 Places』ですが、当時レンタル・レコード(CDじゃない)で借りてきて録音したテープを擦り切れるほど聴いた、個人的に思い出深いアルバムでもあります。内容はほとんど'50年代、'60年代、'70年代のオールディーズ・ポップスのカヴァーで、CDにはボーナス・トラックとしてオリジナル・アルバム未収録のシングル曲等5曲がプラスされた全16曲が収録。
オリジナル曲もオールディーズ風味が強いノスタルジックな雰囲気の名曲揃いなので、どっぷりと古き良き時代の音に浸かる事が出来ます。ただ、カヴァー曲にしてもオリジナル曲にしても単なる懐古趣味的な焼き直しではなく、'80年代当時のモダンなポップ感覚を絶妙にブレンドしてオールディーズ・サウンドを新しく生まれ変わらせているので、オールディーズ・ファンにとってもかなり新鮮な印象を与えるんじゃないでしょうか。そこがまた何とも言えないトレイシー・ウルマンの音楽の魅力でもあります。

トレイシー・ウルマンはズバ抜けて歌が上手いという訳ではありませんが、彼女の少し高めのキュートな歌声は陽気なオールディーズ・ポップスとの相性が抜群なんですよね。バラード曲は別としてオールディーズの魅力は楽しい雰囲気やワクワクした気持ちにさせてくれる所にあると思うんですが、トレイシー・ウルマンの歌声はそんな魅力を倍増させるほどオールディーズ向きと言えます。
本作は、オールディーズ・ファンもそうでない人も、とにかく楽しい気分にさせてくれる音楽が聴きたい人に超おすすめです。

トレイシー・ウルマンの場合、オリジナル・アルバムも2枚しか出しておらず各収録曲も傑作ばかりなので、ベスト盤よりもオリジナル・アルバムで揃える方が絶対おすすめなんですが、まずはベスト盤から入ってみたいという人のために一応記しておくと、現在入手しやすいベスト盤では収録曲数が多い『The Best of Tracey Ullman』が一番でしょうか。

(収録曲目)
01 Breakaway(全英4位、全米70位)
Soul歌手Irma Thomasの'64年のヒット曲「Wish Someone Would Care」(全米17位)のB面曲を抜群のセンスでカヴァーしたTracey Ullmanのデビュー曲。オリジナルよりビートが効いていてスピード感満点の傑作Popチューンとなっています。なおこの曲は、英国の先輩Pops歌手Beryl Marsdenも'65年にカヴァーしていますが、オリジナル盤同様ヒットさせる事は出来ませんでした。ちなみにIrma Thomasは、この曲よりもThe Rolling Stonesがカヴァー('64年全米6位)した'64年盤「Time Is on My Side」(原曲はKai Windingの'63年のインスト曲)の方が有名かもしれません。
02 Long Live Love
英国の歌手Sandie Shawの'65年のPopsヒット(全英1位、全米97位)をカヴァーしたもの。Tracey Ullmanのキュートで弾けたヴォーカルがオリジナルにない魅力となっています。
03 Shattered 
ここで雰囲気を変えてイイ感じのスロー・ナンバーが登場。原曲は米国の歌手Sandy Poseyの'67年のヒット曲「What A Woman In Love Won't Do」(全米31位)のB面曲。
04 Oh, What a Night
シカゴの名門Doo Wop/SoulグループThe Dellsの初期の傑作バラード('56年R&B4位)がオリジナルなんですが、ここではかなり大胆なアレンジによる60's Pops調のチャーミングな曲になっています。
05 (Life Is a Rock)But the Radio Rolled Me
'50年代から'70年代までの歌手名や曲名等、音楽関係の言葉を早口で連呼するユニークなこの曲は、米国のスタジオ・グループReunionの'74年全米8位曲がオリジナル。この曲を初めて聴いた時には、コーラス部分以外ほとんど歌詞を聞き取れないので何なんだこの曲はと思ったものですが、何と歌詞の中に日本の楽器メーカー“YAMAHA”という単語も含まれているそうです(いまだに耳では聞き取れませんが)。
06 Move Over Darling(全英8位)
この曲は本アルバムと同時発売されたTracey Ullmanの3rdシングルで、英国のPops歌手Helen Shapiroもアルバム『Helen Hits Out!』('64年)で取り上げていました。オリジナルは「Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)」('56年全米2位)のヒットで有名なDoris Dayが囁く様に歌った同名主演映画('63年)の主題歌。Doris Dayは基本的にジャズ系ポピュラー歌手ですが、この曲やThe Shirellesが'62年にカヴァー(全米19位)した「Everybody Loves a Lover」('58年全米6位)等意外とPopsも歌ってるんですよね。
07 Bobby's Girl
米国のアイドル歌手Marcie Blaneの'62年全米3位曲のカヴァーで、「Breakaway」と同じ肌触りのピリッとビートが効いた痛快Pops。ちなみにこの曲は、日本では'63年に伊東ゆかりがシングル盤として、3人組アイドルMi-Keが'93年のアルバム『甦る60’s涙のバケーション』において日本語でカヴァーしています(「ボビーに首ったけ」)。なお、Tracey Ullman盤の出だしのイントロについては、英国の歌手Susan Maughanのカヴァー盤('62年全英3位)を参考にしている様です。ただ、Tracey Ullman盤はどのヴァージョンよりもスピーディー。
08 They Don't Know(全英2位、全米8位)
Tracey Ullman最大のヒットとなったのが究極的にドリーミーなメロディーのこの2ndシングル(米国ではデビュー曲)。オリジナルはTracey Ullmanが好んでカヴァーした英国の歌手Kirsty McCollの'79年盤。と言うかKirsty McColl盤のバッキング・トラックをほぼそのまま使っているそうです。そう言えばこの曲のPVの最後にPaul McCartneyがちょっとだけ顔を出すんですよね。何でも彼の主演映画『Give My Regards to Broad Street』('84年)にTracey Ullmanが出演したので、そのお返しの意味もあった様です。ちなみにこの曲は、日本の2人組アイドルBaBeが'87年にユーロ・ビートをカヴァーしたデビュー・シングル「Give Me Up」(オリジナルはMichael Fortunatiの'86年盤)のB面で日本語カヴァーしてました。
09 (I'm Always Touched by Your)Presence Dear
紅一点Debbie Harryのヴォーカルを擁するバンド、Blondieの'78年盤(全英10位)をカヴァーしたもの。Blondieも特に初期のレパートリーの中にはOldiesテイストを散りばめたオリジナル曲に加えて、'78年に全英2位を記録した「Denis」(オリジナルはRandy & The Rainbowsの'63年全米10位曲「Denise」)や同年の「I'm Gonna Love You Too」(オリジナルはBuddy Hollyの'58年盤)等のOldiesカヴァーがありました。この辺りはTracey Ullmanと通ずるものがありますよね。
10 You Broke My Heart in 17 Places
Kirsty McCollのペンによるオリジナル曲で、「Move Over Darling」のB面でも披露されたOldies風味のPopsナンバー。
11 I Close My Eyes and Count to Ten
オリジナル・アルバムでラストを飾っていた、自国の大スターDusty Springfieldの'68年全英4位曲のカヴァー。出だしは悲劇とか絶望といった深刻な雰囲気を連想させる曲調ですが、サビの部分では一転してソフトで優しい曲調になるユニークな傑作曲。その激変ぶりは、まるで暗闇に突如明るい光が差し込んできた様な感覚を覚えます(かなり快感)。
12 Dancing in the Dark
「Breakaway」のB面だった“ジャングル・ビート”のチャーミングなオリジナルPopsナンバー。
13 The B Side
英国盤「They Don't Know」のB面曲。と言っても歌と言うより語り調。
14 Move Over Darling [Extended Version]
15 My Guy('84年全英23位)
英国のスカ・グループMadnessの'79年全英3位曲「My Girl」をカヴァーした4thシングル。
16 Thinking of Running Away
「My Guy」のB面に収録されていたロック調のオリジナル曲。
■ Tracey Ullmanについて

イギリス生まれのトレイシー・ウルマン('59年12月30日生)は実に幅広い分野で活躍しているんですが、喜劇女優として知られている様に役者が本業です。
12歳の時に校長の推薦で奨学生として演劇学校で学び始めて以来、16歳で舞台デビュー(ミュージカル作品『Gigi』)を飾り、『Elvis: The Musical』('77年~'78年)や『Grease』('79年)他多数のミュージカルに出演を続け、遂に'81年には『Four In A Million』でロンドン演劇批評家協会から最優秀新人賞に選ばれます。また一方で、この賞を受ける前からトレイシー・ウルマンの舞台での活躍は注目されており、既に'80年にBBCのドラマ『Mackenzie』でテレビ・デビューも果たしていました。
舞台俳優として期待されたトレイシー・ウルマンは、皮肉にもこれ以降テレビでの活動が増え、『Three of a Kind』('81~'83年)や『A Kick Up the Eighties』('81~'84年)等のBBCのコメディー番組で主演(の1人)を務める様になります。

トレイシー・ウルマンが歌手活動を始めたのは、丁度テレビで人気者になっていたこの時期でした。'83年2月、Stiff Recordsから「Breakaway」でレコード・デビューします。
残念ながら歌手活動に関しては、計7枚のシングルと2枚のオリジナル・アルバムを発表した後2年足らずでピリオドを打ちますが、彼女はその後もイギリス映画『ヤア! ブロード・ストリート』('84年、原題『Give My Regards to Broad Street』)で映画初出演、自身の番組『The Tracey Ullman Show』('87~'90年)でアメリカのテレビ界に進出、'90年にはアメリカ映画『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(原題『I Love You To Death』)で映画初主演と様々な分野でその才能を発揮し続けます(そして現在も)。特に'80年代末にアメリカに進出してからのテレビでの活躍は目ざましく、“アメリカのテレビで最初に成功した外国人コメディエンヌ”と呼ばれるほどの人気を得ています。

■ 今回の無料動画はもちろんTracey Ullmanです。Tracey Ullmanの曲は名曲揃いなので選曲に迷う所ですが、まずは彼女のデビュー曲ということで「Breakaway」を選んでみました。
映像は当時のプロモーション・ヴィデオからで、アルバム・ジャケット等でも披露しているTracey Ullmanお得意の七変化?が楽しめます。何でも映像の中にも出てくるブラシをマイクにしたユニークなアイデアは当時結構話題になったそうです。Tracey Ullman一流のユーモア・センスが光ってますよね。 

それではトレイシー・ウルマンのポップな魅力全開ナンバー「Breakaway」をご覧下さい。

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