人種混合Doo Wopの人気グループ、The Crests

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The Crests 『20 All-Time Greatest Hits』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は、DionThe SkylinersJimmy Beaumontらと並んで、白人ドゥー・ワップ・ヴォーカリストの最高峰と称されるJohnny Maestroが在籍したドゥー・ワップ・グループ、The Crestsを紹介します。The Crestsは、'50年代末から'60年代初頭にかけて多くのヒットを放ったドゥー・ワップ・グループで、オールディーズ・ファンに人気の高い「16 Candles」を歌ったグループとして多くの人に知られています。

さて、The Crestsのプロフィールは後述するとして、まずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴/amazon]
20 All-Time Greatest HitsクレスツのCDも何種類か出ているようですが、主要曲を網羅したその内容、収録曲数、そしてコスト・パフォーマンスに秀でているのが今回紹介する『20 All-Time Greatest Hits』です。
内容はCoed Recordsでヒットを記録した全ての曲と代表曲、シングルB面、アルバム収録曲等で構成された全20曲(駄作なし)。初期の頃の黒光りするドゥー・ワップ・ナンバーから後期のメロディアスなポップス、もちろんロマンティックな極上バラードまで存分に楽しめます。
とりわけ曲調が変わってもある時はソフトにまたある時は熱っぽくといった、Johnny Maestroの変幻自在のスマートなソウルフル・ヴォイスを体感するにはもってこいのアルバムと言えるでしょう。

クレスツに関してはJoyce Records時代やCoed Recordsでの1枚目くらいまではドゥー・ワップ色が濃厚だったんですが、2枚目の「16 Candles」以降基本的に派手なドゥー・ワップ的バック・コーラスはつけず、とにかくジョニー・マエストロのヴォーカルを強調したスタイルを持ち味としているので、やはりジョニー・マエストロのヴォーカルが聴き所です。もっとも、バック・コーラスがどれだけ派手でもジョニー・マエストロの艶のある歌声は耳を捉えて離さないんですが...

とにかく初期のブルー・アイド・ソウルとも言えそうなジョニー・マエストロの歌の上手さは絶品なので、ドゥー・ワップ・ファンだけでなく全てのオールディーズ・ファンに大・大・大推薦の1枚です。

(収録曲目)
01 16 Candles('58年全米2位、R&B4位)
Coedでの2枚目として発表され、後に青春映画の金字塔『アメリカン・グラフィティ』('73年)でも効果的に使われていたR&R史上燦然と輝く傑作バラード(必聴!)。この曲が大ヒットした要因として、先述の通り従来の黒っぽいDoo Wopコーラスが押さえられ、Johnny Maestroの滑らかなテナー・ヴォイスを前面に出したスマートなスタイルに方向転換した点に加えて、当初「Twenty One Candles」だったタイトルをティーンエイジャー向けにロウソクの数を5本減らして16本にしたことも一因だと言われています。そう言えばこの曲をタイトルにした'84年の青春映画『すてきな片想い』(原題『Sixteen Candles』)のテーマ・ソング(この曲のカヴァー)は意外にもThe Stray Catsが歌ってましたね。
02 Pretty Little Angel('58年)
Coedからの1stシングルで、ローカル・チャートを賑わしたナンバー。バック・コーラスの彼方から、弾む様なメロディーに乗せてJohnny Maestroのしなやかな声が爽快に突き抜けていく傑作Doo Wop(必聴!)。
03 I Thank the Moon('58年)
「Pretty Little Angel」のB面として発表されたJohnny Maestroの熱唱が光る最高にロマンティックなDoo Wopバラード(必聴!)。
04 Beside You('58年)
「16 Candles」」のB面で発表されたA面に勝るとも劣らないスウィートなDoo Wopバラード(必聴!)。
05 Six Nights a Week('59年全米28位、R&B17位)
Coedからの3rdシングル。
06 Earth Angel('60年『The Crests Sing All Biggies』)
Doo Wopスタンダードとして有名なThe Penguinsの'54年全米8位(R&B1位)曲のカヴァー。
07 Flower of Love('59年全米79位)
Coedからの4thシングルとして発表された美しいバラード曲。
08 The Angels Listened In('59年全米22位、R&B14位)
The Crestsの新たな魅力が開花したCoedからの5thシングルで、陽気なメロディーの極上Pops(必聴!)。
09 A Year Ago Tonight('59年全米42位)
Clyde McPhatter & The Driftersの「Such A Njght」('54年R&B2位)を思わせる様な黒っぽいコーラスで幕を開ける良質のDoo Wop Pops(Coedでの6thシングル)。
10 Step by Step('60年全米14位)
Coedでの7thシングルで、「The Angels Listened In」と同系統の弾けた絶品Popsナンバー。
11 Silhouettes('60年『The Crests Sing All Biggies』)
The Raysの傑作バラード('57年全米3位)をカヴァーしたもの。
12 Trouble in Paradise('60年全米20位)
Coedからの8thシングルで、これまたPopな魅力全開の好曲(必聴!)。
13 My Special Angel('60年『The Crests Sing All Biggies』)
C&WシンガーBobby Helmsが'57年全米7位を記録した極甘バラードをカヴァーしたもの。
14 Journey of Love('60年全米81位)
Coedからの9thシングル。
15 Isn't It Amazing('60年全米100位)
全米100位とは納得しがたい、Doo Wopコーラスも交えた良質なPops(Coedでの10枚目)。
16 I Remember (In the Still of the Night)('60年『The Crests Sing All Biggies』)
同年「Good Golly Miss Molly」(オリジナルはLittle Richardの'58年全米10位曲)とのカップリングでシングル・カットされたThe Five Satinsの'56年全米24位(R&B3位)曲のカヴァー。超有名なDoo Wopクラシックを取り上げても流石に上手いものです。
17 Model Girl('61年全米20位)
弾む心を表現した様なストリングスの響きが印象的なJohnny Maestro(ソロ)名義の第1弾。どことなくSam Cookeを思わせるソウルフルな歌い方故か、当時日本で発売されたこの曲のシングル盤のライナーでは、Johnny Maestroを間違って黒人歌手と紹介していました。そして、何と日本ではほとんど無名だったJohnny Maestroのこの曲を同年坂本九がダニー飯田とパラダイスキングをバックにカヴァーしています。なお、この曲はJohnny Maestro名義で発表されましたが、バック・コーラスはThe Crestsが担当しています(18、19も同じ)。
18 What a Suprise('61年全米33位)
伸びのある声でダイナミックな歌唱を披露したJohnny Maestro名義の第2弾。ちなみにこの極上バラードは、同年日本で「恋の迷い道」なるちょっぴり意味深な邦題で発売されています。
19 Mr. Happiness('61年全米57位)
Johnny Maestro名義の第3弾。
20 It Must Be Love('61年)
第5弾となるCoedでのJohnny Maestro名義最後の作品で、ヒットしなかったのが不思議なくらいよく出来たPops。


※ iTunes Storeクレスツの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
■ The Crestsについて
The Crestsというとジョニー・マエストロ('39年5月7日生)のグループだと思いがちですが、実はジョニー・マエストロは一番最後に加入したメンバーなんですよね。The Crestsの前身グループは、'55年にマンハッタンの中学生4人によって結成されています。
2人の黒人少年とプエルトリコ系白人少年、そして黒人少女による人種混合グループで、当初決まったグループ名を持たずに学校や地域の催し等で歌っていました。イタリア系白人のジョニー・マエストロがこのグループに加入するのは翌'56年で、ここに晴れて5人組のドゥー・ワップ・グループが誕生した訳ですが、その直後にリーダー格のJ.T. Carterの発案でようやくThe Crestsと名乗り始めます。

The Crestsのオリジナル・メンバーは次の5人です。
Johnny Maestro(リード)、Talmoudge Gough(1stテナー)、Patricia Van Dross(2ndテナー)、Harold Torres(バリトン)、J.T. Carter(バス)
ちなみに、紅一点のPatricia Van Drossは'80年代に活躍したソウル・シンガーLuther Vandrossの姉です。

'57年のある日、地下鉄のブルックリン橋駅で練習していたクレスツの歌声に興味を示した女性がバンド・リーダーのAl Browneの妻だったことから、クレスツはAl Browneの紹介でブルックリンの弱小レーベルJoyce Recordsと契約します。そこで同年5月に発表したクレスツのデビュー・シングル「Sweetest One」が、何といきなり全米チャート86位を記録!
ちなみにこの美しいバラード曲は、「Baby Oh Baby」('60年全米21位)の一発ヒットを放った黒人ドゥー・ワップ・グループ、The Shellsがカヴァーして'61年にシングル発売しています。
Joyceからさらにもう1枚リリースした後クレスツはGeorge Paxtonが設立したばかりのCoed Recordsに移籍するんですが、この時Patricia Van Drossはまだ15歳だったため契約できずグループは4人組となってしまいます。
メンバーが1人減っても従来の黒っぽくもしなやかなサウンドは健在で、Coedでの1枚目こそローカル・ヒットに終わったものの、続く2枚目の「16 Candles」の大ヒットでトップ・グループの仲間入りを果たします。以降'61年にジョニー・マエストロクレスツを脱退するまでグループ又はジョニー・マエストロのソロ作品でヒットを連発し、ロックンロールの歴史にその名を刻みつけます。

■ 今回の無料動画はThe Crestsの珍しい映像で「The Angels Listened In」を紹介します。
映像に関する詳細は不明ですが、どう見てもこの曲がヒットした当時のものと思われます。カメラを引いた状態では映像は不鮮明なんですが、Johnny Maestro以外のメンバーも1人ずつアップの映像があってそれぞれ顔をバッチリ確認できるのはうれしい限りです。

それで「The Angels Listened In」ですが、この曲はその後のThe Crestsの「Step by Step」や「Trouble in Paradise」といったポップなヒット曲路線の第1号で、先に触れた様に彼らの新たな魅力を開花させた重要な曲なんですよね。もちろんそれまでもアップ・テンポのレパートリーはあったんですが、いずれもドゥー・ワップ調でこの曲の様に洗練されたポップスではありませんでした。
'50年代末にはロックンロールの主流自体がソフトなものになっていたので丁度時代性に合致したスタイルだったと言えます。

現在でも相変わらず素晴らしい歌声を聴かせているJohnny Maestroですが、それにしても全盛期の歌声は格別ですね。
それでは、The Crestsのポップな魅力全開ナンバー「The Angels Listened In」をどうぞ。

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