驚異の姉弟ロカビリー・デュオ、The Collins Kids

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The Collins Kids 『The Rockin'est』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は、テレビのカントリー・ショー『Town Hall Party』のマスコット的存在として'50年代後半に人気を博した姉弟ロカビリー・デュオ、The Collins Kidsを紹介したいと思います。
The Collins Kidsはその愛くるしいルックスとは裏腹に、姉Lorrieによる本格的な歌唱と弟Larryの神がかり的ギター・テクニックで、デビュー時10代半ばにも満たない子供だったにもかかわらず、ロカビリーの歴史に名を残した大人顔負けのロカビリー・デュオです。

コリンズ・キッズのプロフィール等は後述するとしてまずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴/amazon]
Rockin'estコリンズ・キッズならやはり『Rockin'est』がベストでしょう。彼らの代表曲はしっかり押さえた申し分ない収録曲数で入門者にも最適と言えます。内容は'55年から'59年のシングル両面を基本とした名唱名演がぎっしり詰まった全22曲。西海岸のロカビリー・シーンを沸かせたコリンズ・キッズの傑作ロカビリーが十分堪能できます。
参考までに記しておくと、Larry CollinsJoe Maphisによる超絶ロッキン・インスト・ナンバー等も含む、コリンズ・キッズのコンプリート集的な2枚組CD『Hop, Skip & Jump』もあります。熱心なロカビリー・ファンにはこちらもおすすめです。

コリンズ・キッズはビジュアル的にはとにかく愛らしい限りなんですが、音楽的な魅力と言えば、時にゾクッとさせるほどセクシーなヴォーカル(特に後期)も聴かせるローリー・コリンズの正統的な歌の上手さと、何と言っても師匠Joe Maphis直伝のエキサイティングなロカビリー・ギターを聴かせたラリー・コリンズの驚異のギター・テクニックにあると言えるでしょう。
元々ギターの才能に長けていたラリー・コリンズですが、コリンズ・キッズも'54年からレギュラー出演した『Town Hall Party』でレギュラー・ギタリストを務めていたJoe Maphisとの出会いが、コリンズ・キッズのサウンドをさらにクールで魅力的なものにしたことは間違いありません。
ジョー・メイフィスラリー・コリンズに与えた影響は、ラリーの体がスッポリ隠れそうなくらい大きなモズライト・ダブルネック・ギターだけでなく、早弾きを多用した演奏スタイルに至るまでかなり大きかったことがうかがえます。いくら偉大な師匠がいるとはいえ、10代前半であれほどのギターを弾きこなすとはラリー・コリンズが天才である事には違いないんですが...

C&Wのみならず、Ricky NelsonWanda Jacksonのバックでもカッコ良すぎるくらいカッコいいロカビリー・ギターを聴かせたジョー・メイフィスの愛弟子、ラリー・コリンズのホットなギター・プレイとローリー・コリンズの堂々たる歌いっぷりは決して聴き逃せません。驚異の姉弟ロカビリー・デュオ、コリンズ・キッズは問答無用で全てのロカビリー・ファンにおすすめです。
ほんの子供だと思ってナメて聴いたらブッ飛ばされること必至ですから。

(収録曲目)
01 Hop, Skip and Jump('57年)
6thシングルとして発表されたLarry Collinsのペンによる名作Rockabilly。僅か12歳でこんなカッコいい曲を作るとは驚きです(必聴!)。
02 Hoy Hoy('58年)
個人的にThe Collins KidsのベストRockabillyと思うのが、Clyde Stacy & The Nitecapsの'57年盤(こちらも大傑作)を参考にカヴァーしたこの8thシングル。Lorrieの切れ味鋭い歌唱とLarryのスピーディーなRockabillyギターが白眉(必聴!)。余談ですが、Clyde Stacyのその'57年盤はA面ではなくB面の「So Young」(オリジナルはThe Cloversの同年盤)の方がヒットしているんですよね(全米68位)。そしてその「So Young」は、映画『ラブレス』('82年)の中で自らも出演したRobert Gordonのカヴァー・ヴァージョンが使用されていました。話を戻して「Hoy Hoy」ですが、実はこの曲の元祖はRoy Miltonの「Hop, Skip and Jump」('48年R&B3位、The Collins Kidsの曲とは同名異曲)で、それをLittle Johnny Jonesがカヴァーした際に「Hoy Hoy」('54年)のタイトルをつけています。
03 Beetle-Bug-Bop('55年)
The Collins Kidsの記念すべきデビュー曲で、フィドルやスティール・ギターも入ったHillbilly風味のRockabillyナンバー。
04 Just Because('57年オムニバスEP『Town Hall Party』)   
Elvis PresleyがSun時代('54年)に録音した事で有名な曲ですが、Elvis盤とはまた違った魅力の傑作Rockabillyに仕上がっています(必聴!)。Lorrieの上手く強弱をつけた艶のあるヴォーカル、Larryの印象的なギター・ソロ共に最高!ちなみにこの曲はNelstone's Hawaiiansの'29年盤がオリジナル。
05 Whistle Bait('58年)
Larry Collinsがソロで狂気の歌唱?を披露した10thシングルで、後のSurf Musicに影響を与えたとも言われている彼のギター・プレーが堪能できます。
06 I'm in My Teens('56年)
Eddie Cochranの「Twenty Flight Rock」('57年)に似たメロディーのオリジナルRockabilly(3rdシングル)。
07 Move a Little Closer('57年)
Louis Jordan風のJive感覚も取り入れたRockabillyナンバー(5thシングル)。
08 Hot Rod('57年録音)
The Collins Kidsが両親と共作した未発表のチャーミングなRockabillyナンバー。
09 Rock Boppin' Baby('58年)
「Whistle Bait」のB面曲で、A面とは逆にこちらはLorrie Collinsのソロ・ナンバー。SunのRockabillyシンガー、Edwin Bruceの'57年盤をカヴァーしたもので、Lorrie Collinsのクール&ワイルドな熱唱はオリジナルに勝るとも劣らない出来(必聴!)。
10 Go Away, Don't Bother Me('57年)
Joe MaphisとThe Collins Kidsが共作した、「Move a Little Closer」のB面曲。ギターに夢中な男の子に対して女の子があの手この手で気を引こうとするもことごとく失敗し、結局自分もギターを始める事で2人の距離が縮まったという、2人の天才ギタリストと年頃の女の子の感性が絶妙にブレンドされた歌詞が最高に楽しい好曲(必聴!)。クールでスリリングなギター・ソロも聴きもの。
11 The Rockaway Rock('56年)
小気味よいギター・ソロが印象的なRockabillyナンバー(2ndシングル)。
12 Rock and Roll Polka('56年)
4thシングルとして発表された曲。
13 The Cuckoo Rock('55年録音)
デビュー・シングルと同じセッションで録音された未発表曲なんですが、シングル化されなかったのが不思議なほど良く出来たRockabilly。
14 Sweet Talk('58年)
Ritchie Valensの「Come On, Let's Go」(同年全米42位)に少し似たメロディーの曲で、冒頭Lorrie Collinsがタイトルを囁く様に連呼する所が何ともSexyで印象的(「Mercy」のB面)。
15 Hush Money('55年)
実生活を反映しているかどうかは分かりませんが、姉と彼氏の2人っきりの言動をお父さんには黙っとくからと「Hush Money」(口止め料)を催促する弟の事を歌った面白い曲(「Beetle-Bug-Bop」のB面)。
16 They're Still in Love('56年)
「I'm in My Teens」のB面曲で、Lorrie Collinsのソロ・パートでの熱唱がクールなHillbillyソング。
17 Make Him Behave('56年)
「Hush Money」に続く姉弟ソング第2弾!?今度は姉が彼氏と“いい雰囲気”になった時にはいつも弟が邪魔しに来るといった内容の歌詞で、Lorrie Collinsの堂々たる歌いっぷりも見事なHillbillyナンバー(「The Rockaway Rock」のB面)。
18 Shortnin' Bread Rock('57年録音)
トラディショナル・ソング「Shortnin' Bread」をRockabilly調にアレンジした絶品カヴァー(必聴!)。かなりの出来にもかかわらずどういう訳か当時未発表でした。
19 Heartbeat('57年)
The Collins Kidsの自作曲で、「Party」のB面で発表されたブルージーな渋いナンバー。
20 The Lonesome Road('59年)
気合の入った2人の歌唱が印象的な12thシングル(オリジナルはGene Austinの'27年盤)。
21 Mercy('58年)
「Hoy Hoy」と並ぶThe Collins Kidsの大傑作Rockabillyがこの9thシングル。The Collins Kidsの自作曲なんですが、Lorrieのワイルドな歌唱とLarryによるJoe Maphis直伝の脳天直撃Rockabillyギターが圧巻(必聴!)。
22 Party('57年)
Wanda Jacksonの'60年全米37位曲「Let's Have a Party」としても有名な曲ですが、ここではLorrieとLarryの味わい深いデュエット・ヴァージョンで披露しています(7thシングル)。なおこの曲のオリジナルは、同年のElvis Presley主演映画『さまよう青春』の挿入歌。
■ The Collins Kidsについて
オクラホマで生まれたLawrencine "Lorrie" Collins('42年5月7日生)とLawrence "Larry" Collins('44年10月4日生)の姉弟は、母親がアマチュアのミュージシャンだったこともあり、幼い頃からゴスペルやポピュラー・ミュージック等に慣れ親しんでいました。特に、Kay StarrやTeresa Brewer等をアイドルとしていた姉のローリーは、'50年にLeon McAuliffeがホストを務めるタレント・コンテストで優勝する等周囲からも歌の才能を認められる存在だったため、両親がその才能を開花させるべく音楽産業の盛んなロサンゼルスへの引越し('53年)を決意します。
一方、弟のラリーも'52年のクリスマスに両親からプレゼントされたギターに夢中で、母に教わったコードもすぐさま覚えて日に日にギターの腕前を上げていました(ローリーはその後ラリーからギターを教わる)。
ロスに引っ越してからは2人はまだデュオとしてではないんですが、それぞれ当地のタレント・コンテストで数々の活躍をみせると間もなくローカル・ラジオ番組のレギュラーを務める様になります。
そして、父の勧めでデュオを結成した直後の'54年2月、『Town Hall Party』のオーディションに合格。『Town Hall Party』にレギュラー出演を果たしたこの時ローリー11歳、ラリーに至ってはまだほんの9歳!ローリーのけなげに一生懸命歌う姿やラリーの茶目っ気たっぷりにステージを飛び回る様が即座にコリンズ・キッズの人気に火をつけます。

'55年7月25日にはコリンズ・キッズのアイドル的人気に目をつけたColumbia Recordsが彼らと契約し、同年「Beetle-Bug-Bop」でデビューを飾ると残念ながらヒットこそ出せませんでしたが、'61年までロカビリーの傑作と言えるレコードを次々と録音し続けます。
この間もコリンズ・キッズは、『Ozark Jubilee』('54年と'58年出演)、『The Tony Bennett Show』('56年出演)、『The Bob Crosby Show』('56年出演)、『The Steve Allen Shows』('56年と'57年出演)、ラジオでは以前に出演していた『Grand Ole Opry』('59年出演)他多数のテレビ番組で全米のお茶の間に活気あふれるパフォーマンスを披露し、さらに映画『Music Around The World』('56年)にも出演する等その人気ぶりは留まる所を知らないといった状況でした。
ただ、真偽の程は別としてこうした過剰露出?が彼らがヒットを出せなかった原因だとも言われています。つまり、少なくとも毎週『Town Hall Party』でコリンズ・キッズの歌う姿を観る事が出来たので、彼らのレコードを買う必要がなかったと言うのです。

ところで'61年にコリンズ・キッズが解散したきっかけはローリー・コリンズの妊娠だったんですが、そこに至るまでにショッキングなエピソードがあったのでとりあえず紹介しておきます。
元々ローリー・コリンズRicky Nelsonの最初のガール・フレンドだったんですが、リッキー・ネルソンとの関係にもコリンズ・キッズとしての活動にも支障をきたす出来事が'59年に起こります。事の発端はJohnny Cashとのツアーで、ローリー・コリンズはツアー前にリッキー・ネルソンと婚約していたにもかかわらず、何とそのツアー中に急速に仲が縮まったジョニー・キャッシュのロード・マネージャー、Stu Carnall(彼女の19才年上)と駆け落ち(結婚)してしまうんです。結局はまたコリンズ・キッズとしての活動は再開するんですがやはり以前と同じという訳には行きませんよね。そうこうする内にローリーに子供ができて解散する訳です。

コリンズ・キッズ解散後、ローリー・コリンズも時折テレビに出演したりしていた様ですが、目立った活躍をしたのは弟ラリーの方でした。ラリー・コリンズはソングライターとして他のアーティストにもいくつかのヒット曲を提供しており、Helen Reddyが'73年に大ヒットさせた「Delta Dawn」(全米1位)も彼の作品でした。ちなみにこの曲を最初に取り上げたのは'72年に全米82位(C&W6位)を記録したTanya Tucker。
その後は'93年にコリンズ・キッズを再結成し、ヨーロッパ・ツアーを敢行する等現在に至るまでライヴを中心に2人で活動を続けています。

■ 今回の無料動画はもちろんThe Collins Kidsです。曲は私も大好きな彼らの大傑作ロカビリー・ナンバー「Hoy Hoy」を選んでみました。今ひとつ映像が不鮮明なのが少々残念ですが...
この映像は、『Town Hall Party』と同じくTex Ritterが司会を務めてThe Collins Kidsもレギュラー出演した音楽番組『Ranch Party』の'57年時のものだそうです。'57年というとまだこの「Hoy Hoy」(録音は'57年8月)を発売する前ですが、その頃からテレビで披露していたんですね。

とにかくLarry Collinsのホットでスリリングなギター・プレイは何度聴いてもシビレます。おまけに勢い良く飛び回ったりしながら弾くんですから、ホントLarry Collinsってエンターテイナーの鑑ですよね(笑)。
 
では、The Collins Kidsの一撃必殺ロカビリー「Hoy Hoy」をご覧下さい。

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは。。
センスの良いサイトですね。。
ワタシのアンテナに引っかかる記事が色々とあります。いいですね!!

最近ブログをはじめたのでよかったら遊びにきてくださ~い。。
物欲旺盛なルカワでした。。
2007/10/17(水) 05:36 | URL | ルカワ #-[ 編集]
こんにちは!

度々訪問してますがいつも面白いブログっすね!


毎回参考になります!!

僕はちっぽけなバンド活動をやりながら、
情報起業で収入を得ているものなのですが、
そんな日常やオススメの音楽をブログで紹
介してますので、遊びにきて頂けたら幸いです。

応援ポチっと
http://ameblo.jp/taisyokuojisan/
2007/10/17(水) 12:52 | URL | 30歳の売れないギタリスト #-[ 編集]
ルカワさん初めまして(^^)
どうもありがとうございます。

ルカワさんのブログ、後ほどぜひ拝見させていただきま~す(^^)
どんな系統のブログなんでしょう?

次回来訪の際は記事の感想なんかも聞かせてもらえたらうれしいです。

では、今後も当ブログをよろしくお願いします<(_ _)>
2007/10/17(水) 21:03 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
どうも初めまして(^^)
(何か呼ぶのが悪い気もするんですが失礼して)
30歳の売れないギタリストさんようこそ!

何度もお越し頂いてたんですね。どうもありがとうございます。ところで、ギタリストさんはオールディーズ系の曲でどんなのが好みですか?次回お越しいただいた際にでも聞かせてくださいね。

ギタリストさんのブログは音楽ブログですか、いいですね~。ぜひお邪魔させて頂きます(^^)

それでは、今後も当ブログをよろしくお願いします<(_ _)>
2007/10/17(水) 21:19 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
Larry Collinsは私も好きで集めています。

Joe Maphisとギターバトルと二人羽織(Ranch Partyから)
http://jp.youtube.com/watch?v=36ZQfVIVkH0

Joe MaphisとMerle Travisで三人羽織
http://jp.youtube.com/watch?v=UpGkM44RZX0

Collins Kidsでケンタッキーの青い月(Town Hall Party)
http://jp.youtube.com/watch?v=7PED2fo1bWo

他でも書いたのですが元気いっぱいで手品兄弟の弟みたいなやらされてる感が全く無いのがいいですね。v-218
2007/10/24(水) 10:57 | URL | qqdlbpp #OHY/aL9w[ 編集]
なるほど
真ん中の「三人羽織」!?(笑)。これ初めて観ました。

確かにラリーも楽しんでやってますね。「三人羽織」のネーミングには笑ってしまいますが、この3人のギターは本当に凄いですね~。

私はMerle Travisも好きですが、Joe Maphisのギターはかなり好きです。ロカビリー系歌手のレコードでも信じられないほどカッコよく助っ人してるんですよね。
2007/10/24(水) 20:37 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
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