Eddie Cochranの再来!? Darrel Higham

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Darrel Higham 『The Cochran Connection』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回はEddie Cochranの家族や関係者とも親交のある、イギリスのロカビリー・アーティストDarrel Highamによる究極のエディ・コクラン・トリビュート・アルバム、『The Cochran Connection』('98年)を紹介します。
ダレル・ハイアムは現在のネオ・ロカビリー界屈指のギタリストで、自身のバンドThe Enforcersの活動の傍ら多くのアーティストとのセッションをこなし、去年はSlim Jim Phantomストレイ・キャッツ)とのコラボレーション・アルバム『Kat Men』をリリースした人物です。

'80年代末からThe Offbeats等のアマチュア・バンドで活動していたダレル・ハイアム('70年1月5日生)が、Darrel Higham & The Enforcersを結成するのは'94年。結成時のメンバーは、Darrel Higham(ヴォーカル&ギター)、Mick Wigfall(ウッド・ベース)、Russell Bradley(ドラム)という顔ぶれでした(以降メンバー交代有)。The Enforcersとしての1stアルバムは『Let's Rock Tonight』('96年)ですが、Nervous Recordsからソロ・アルバム『Mobile Corrosion』('95年)でデビューを飾っています。
その後現在に至るまでThe Enforcersやソロでの活動、他のアーティストとのセッションやプロデュース、そして今年に入って共同経営ではありますが、自身のレーベルAmbassador Recordsを旗揚げする等精力的に活動を続けています。

The Cochran Connectionさて、CD『The Cochran Connection』の内容ですが、エディ・コクラン自身のレパートリーとエディ・コクランがリード・ギターを務めたアーティストの曲で構成された全曲カヴァー・アルバムです(全21曲)。なお、本作は主にエディ・コクラン関連の初期のカヴァー集で、中期から後期にかけての曲は続編の『The Cochran Connection Vol.2』(2004年)でカヴァーしています。
ロカビリーや50's系アーティストの憧れの的であるエディ・コクランについては、今まで様々なアーティストによるトリビュート・アルバムやカヴァーが作られています。しかし、自身のオリジナリティを若干織り混ぜつつも、その声からギター・スタイルに至るまでここまで完璧にエディ・コクランを再現できたアーティストはいなかったんじゃないでしょうか。
まず、ダレル・ハイアムの声はエディ・コクランと似たハスキー系の声で、曲によっては本当にエディ・コクランが歌ってるんじゃないかと思えるほど激似のものもあります。
ギター・スタイルに関しても、Cliff GallupScotty MoorePaul Burlison等のあらゆるロカビリー・ギターを弾きこなすダレル・ハイアムですが、自身で語る通りエディ・コクランの影響が最も強く、本作でもほとんどエディ・コクランと同じスタイルで演奏しています。

そもそもダレル・ハイアムは、4、5歳で初めて耳にしたエディ・コクランにシビレて以来大のエディ・コクラン・フリークで、エディ・コクランの曲をいくつかのアルバムで取り上げているし、アルバム『Let's Rock Tonight』のジャケットは完全にエディ・コクランの『Singin' To My Baby』('57年)を模したものでした。
また、彼のエディ・コクランに対する並々ならぬ思いが運命を引き寄せたのか、デビュー以前の'92年にはエディ・コクランのロード・バンドThe Kelly Fourとツアーやレコーディングを共にし、'96年には'77年のオリジナル公演でShakin' Stevensエルヴィスを演じたミュージカル、『Elvis: The Musical』でエディ・コクラン役を演じた経歴を持っています。さらに、本作リリース後の2000年には、Julie Mundyとの共著でエディ・コクランの伝記『Don't Forget Me』を出版する始末。
ここまでくるとエディ・コクランのトリビュート盤を作るのに世界で最もふさわしい人物と言えるかもしれませんね(笑)。

本作の主要な参加ミュージシャンは以下の通りです。
Darrel Higham(ヴォーカル&ギター)、Anders Janes(ウッド・ベース)、Ricky Lee Brawn(ドラム)、James Compton(ピアノ&ヴォーカル)、The Jets(バック・コーラス)
Anders JanesRicky Lee Brawnはジャイヴ系ネオ・ロカビリー・バンド、The Stargazersの出身で、James Comptonは先に触れた『Elvis: The Musical』の音楽ディレクターを担当していたピアニスト。

ダレル・ハイアムが技術面のみならず、精神的な面でもエディ・コクランを現代の感覚で忠実に再現してみせた本作は、全てのロカビリー・ファン、ロックンロール・ファンにおすすめです。
もちろんエディ・コクランのファンはマスト・アイテム!

(収録曲目)
※ ()内はカヴァー元の発売年又は録音年及びチャート・収録アルバム
01 I'm Ready('56年録音)
オリジナルはHank Cochranのヴォーカルによる、The Cochran Brothers時代の未発表の傑作Rockabillyですが、ここではもしEddie Cochranが歌っていたらこんな感じになっていたんだろうなと思わせるワイルドなヴォーカルが絶品(必聴!)。もちろんDarrel Highamのギターも完璧。
02 Rockin' & Flyin'('55年録音)
The Cochran Brothers時代の未発表曲を息もピッタリ、James Comptonとのデュエットでカヴァーしたもの。
03 Mighty Mean('56or'57年録音)
Eddie Cochranのリバティーでの2枚目「Mean When I'm Mad」('57年)と異名同曲の未発表曲。Darrel Highamが完全にEddie Cochranになりきった超そっくりヴァージョン(必聴!)。
04 Completely Sweet('57年『Singin' To My Baby』)
これまたEddie Cochranになりきった超そっくりヴァージョン(必聴!)。
05 You Oughta See Grandma Rock('56年)
オリジナルはSkeets McDonaldの名作Rockabilly。「I'm Ready」同様Eddie Cochranのヴォーカル・ヴァージョンを聴いている様な感動もののカヴァー(必聴!)。
06 Slow Down('56年録音)
The Cochran Brothers時代の未発表曲をJames Comptonとのデュエットでカヴァーしたもの。歌のみならず、間奏での2人によるブギ・ウギ・ピアノとRockabillyギターのホットなバトルも聴きもの。
07 Twenty Flight Rock('57年)
オリジナルは、傑作R&R映画『The Girl Can't Help It』('56年)での歌唱シーンも印象深いリバティーでの4thシングル。ただし、ここでのカヴァーはThe Jetsのコーラス入りで、英国盤『Singin' To My Baby』にのみ収録されたヴァージョンを参考にしているようです。
08 Have I Told You Lately That I Love You('57年『Singin' To My Baby』)
オリジナルはElvis Presleyの主演映画『Loving You』('57年)のサントラ盤収録曲。ここではもちろんEddie Cochranの激渋バラード・ヴァージョンでカヴァーしているんですが、これがまたEddie Cochranが乗り移ったんじゃないかと思えるくらいそっくりなんですよね(必聴!)。
09 Drowning All My Sorrows('56年録音)
Hank CochranがBo Davis名義で録音した未発表のRockabillyナンバーのカヴァー。
10 Closer, Closer, Closer('55年録音)
ここではゲスト参加したTim Whitnallがヴォーカルを担当。彼は『Elvis: The Musical』の'77年のオリジナル公演で若き日のElvisを演じた役者で、Darrel Highamと共演した'96年の公演では中期のElvisを演じた人物。派手さはないんですが、Darrel Highamのギターの上手さがしみじみと感じられる好曲に仕上がっています。なおこの曲のオリジナルは、Eddie Cochranのマネージャーとしても活躍したJerry CapehartのヴォーカルによるThe Cochran Brothers時代の未発表曲。
11 Pushin'('57年)
Ray Stanleyが「Market Place」とのカップリングで発表した怪しげなインスト曲がオリジナル。
12 Sittin' In The Balcony('57年全米18位)
Eddie Cochranの初ヒットとなったリバティーからの1stシングルのカヴァー。この曲は当時日本でもヒットしており、'58年には“ロカビリー三人男”の内、山下敬二郎(4月)と平尾昌章(5月)の2人が日本語カヴァー盤(「バルコニーに座って」)を出して共にヒットさせています。偶然にも?そのシングルのA面は2人ともPaul Ankaの「Diana」のカヴァーでした。さらに山下敬二郎はElvisヴァージョンですが、先の「Have I Told You Lately That I Love You」も「打ち明けるのが遅かったかい」のタイトルで'59年にカヴァーしています。なお、「Sittin' In The Balcony」は作者のJohn D. LoudermilkがJohnny Dee名義で同年発表したもの(全米38位)がオリジナル。
13 Sick & Tired('58年録音)
Bob DentonとEddie Cochranのデュエットによる未発表曲をカヴァーしたもので、オリジナルはFats Dominoの同年盤(全米22位、R&B14位)。ここでもカッコいいR&Rナンバーに仕上がっています。
14 Teenage Cutie('56or'57年録音)
3曲目の「Mighty Mean」と同じセッションで録音された、未発表の小粋なRockabillyナンバーをカヴァーしたもの。オリジナルをほぼ忠実にカヴァーしていますが、ヴォーカルと間奏のギターともにややワイルド気味。
15 Sweetie Pie('60年)
この曲も「Mighty Mean」や「Teenage Cutie」と同じセッションで録音された曲ですが、こちらはEddie Cochranの死後シングル発売(8月)されています。
16 My Lovin' Baby('57年)
Ray Stanleyの曲をパワー全開でカヴァーしたエキサイティングな1曲。
17 Lovin' Time('57年『Singin' To My Baby』)
Eddie Cochranの曲の中では比較的目立たない軽めのPopソングですが、私この曲昔から大好きなんですよね。Darrel Highamがカヴァーしてくれてかなり感激です。しかもEddie Cochranそっくりに。歌、演奏、The Jetsのバック・コーラス共にオリジナルを完全に再現した大傑作(必聴!)。
18 Am I Blue('57年)
この曲は、元々Ethyl Watersがミュージカル映画『On with the Show!』('29年)で歌った曲がオリジナルですが、もちろんここではEddie Cochranが「Drive In Show」(全米82位)のB面で発表したR&Rヴァージョンをカヴァーしたものです。Eddie Cochran直伝のラフでワイルドなギター・ソロが最高!
19 Jeannie, Jeannie, Jeannie('58年全米94位)
20 Drowining All My Sorrows(ヴァージョン 2)
21 You Oughta See Grandma Rock(ヴァージョン 2)

参考までに上記収録曲の内エディ・コクラン及びコクラン・ブラザーズ以外で、ダレル・ハイアムがカヴァーしたアーティストの曲が収録されている主なCDを紹介しておきます。
Rockin' It Country Style』(②、⑩)、『Cruisin' the Drive In』(⑪、⑬、⑯) 


※ CDThe Cochran Connection』の詳細・購入こちらでどうぞ。
■ 今回の無料動画は、やはりDarrel Higham & The Enforcersです。エディ・コクランの曲をプレイしている映像にしたかったんですが、YouTubeに適当なものがなかったので代わりにオリジナルのインスト・ナンバー「Tennessee Gallup」を紹介します。
この曲はタイトルからも察しがつくかもしれませんが、Gene Vincentのバック・バンドThe Blue Capsの初代リード・ギタリストだった、Cliff Gallupへのトリビュート・ナンバーになっています。なのでここでのダレル・ハイアムのギター・スタイルも当然クリフ・ギャラップ風。 
とにかくイカしたこの曲は、ダレル・ハイアムのうっとりするほど華麗なピッキングにただただ驚嘆するばかりです。彼がいかにロカビリー・ギターの達人であるかを知るには十分すぎるでしょう。

この曲はダレル・ハイアムがギタリストとして参加した、Cliff Edmonds & The Virginiansの1stアルバム『Cliff Edmonds & The Virginians』('98年)で披露されていた曲ですが、Darrel Higham & The Enforcersとしてもアルバム『Unleashed』('99年)で再演しています。そう言えば、Cliff Edmonds & The Virginiansの2ndアルバム『I'm Coming Home : A Tribute To Gene Vincent』(2004年)は、ジーン・ヴィンセントのトリビュート盤なんですよね。

話がそれましたが、Darrel Higham & The Enforcersの超絶インスト・ナンバー、「Tennessee Gallup」をご覧下さい。

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コメント
この記事へのコメント
さすが!!
いつもながら知識の深さは、惚れ惚れしてしまいますね!!
少しお金に余裕ができたら、上記等買ってみます!!
2007/09/20(木) 01:46 | URL | riverwood #-[ 編集]
恐れ入ります。
riverwoodさんこんばんは!

riverwoodさんはグレッチ・ホワイト・ファルコンに憧れてるとの事でしたが、グレッチ6120といえばやはりエディ・コクランですよね(ブライアン・セッツァーよりも)。
ギターを掻き鳴らして歌う姿は最高にカッコいいです。(^^)

私は好きなアーティストのトリビュート盤もよく買うんですが、エディ・コクランだったらDarrel Highamがベストだと思います。
2007/09/20(木) 23:44 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
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