Joe Meekサウンドのポップ・スター、John Leyton

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John Leyton 『Remembering:The Anthology』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は'60年代初めにイギリスで活躍したポップス・スター、John Leytonを紹介します。
ジョン・レイトンと言えば「Johnny Remember Me」(邦題「霧の中のジョニー」)のヒットで、本国のみならず日本でも当時人気を集めていましたし、また、映画ファンには『The Great Escape』(邦題『大脱走』)他に出演した映画俳優として知られているかもしれません。

元々俳優を目指していたジョン・レイトン('39年2月17日生)は、アクターズ・スクール在籍中からエキストラとして多くのテレビ等に出演していましたが、卒業後の'60年にテレビ番組『Biggles』にレギュラー出演して瞬く間に10代の女の子達からアイドル的な人気を得ています。ファン・クラブも発足され、毎日山の様に届くファン・レターを目の当たりにした彼のマネージャー(Robert Stigwood)は、このアイドル的人気をポップス歌手としても活かそうと考え、ジョン・レイトンにPye Recordsのオーディションをセッティングします。
幸か不幸か、そこで不合格となったジョン・レイトンが次にオーディションを受けたのが、その後独自のサウンドで一時代を築くイギリス初の独立プロデューサーJoe Meekだったのです。ジョン・レイトン特有のメランコリックな歌声に魅力を感じたジョー・ミークはすぐさま彼をデビューさせます。が、期待に反して当初彼のレコードは泣かず飛ばずでした。そこで機転を利かせたのがまたもやマネージャーのRobert Stigwood
彼は『Biggles』終了後の'61年に出演依頼を受けたテレビ番組、『Harpers West 1』の中でジョン・レイトンに新曲「Johnny Remember Me」(3rdシングル)を歌わせるよう番組制作者に申し入れます。劇中Johnny Saint Cyrなるポップス・シンガーの役でその曲を歌うやいなや即座に人気に火が付き、何と2週間もしないうちにNo.1を記録!その後もジョー・ミークのプロデュースのもと'60年代前半に数多くのヒットを放つとともに、ビート・ブーム期以降は映画俳優として数々の映画で活躍することとなります。

CD:[試聴] [amazon]
Remembering:AnthologyCDの紹介ですが、ジョン・レイトンだったら何と言っても彼のコンプリート集『Remembering:The Anthology』しかありません。内容は'60年代の全シングル両面と全オリジナル・アルバム(2枚)、そして貴重な未発表曲等が収録された驚異の2枚組全60曲決定盤!
内容もさることながら、曲順もそのままでオリジナル・アルバムが丸々収録されて1枚もの並みの値段とはさらに驚きです。
楽曲としては、爽快なポップスや哀愁漂うドラマティックなロッカバラード、果てはマージー・ビート風の曲まで、ジョン・レイトンのメランコリック・ヴォイスによる名演がぎっしり詰まっています。
また、ジョン・レイトン自身の歌声ももちろん素晴らしいのですが、彼の曲をこれほど魅力的なものにしたのは、やはり“イギリスのPhil Spector”とも称される天才プロデューサー、ジョー・ミークの手腕によるところが大きかったと言えるでしょう。本盤でも十分堪能できる“ジョー・ミーク・サウンド”とは、深いエコーやディストーション、オーバーダブ等を駆使した独自のユニークなサウンドのことで、他では味わえない斬新な魅力が満ち溢れています。

イギリスにおける60'sポップスの代表的スター、“ジョー・ミーク・サウンド”での連発ヒット、実際日本でも人気を誇った日本人好みの哀愁漂うメロディーと、どれをとっても全オールディーズ・ファン必聴でしょう。本作はかなりおすすめです。

(収録曲目)
Disc1
01 Three Cute Chicks(未発表)
デビュー前('60年)に録音された曲で、Brian Hylandの「Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini」('60年全米1位)を連想させるラテン風味のPops。
02 Tell Laura I Love Her('60年)
“トラジディ・ソング”の代表曲で、Ray Petersonの同年全米7位曲をカヴァーしたJohn Leytonのデビュー曲。なおこの名曲は、同年Ricky Valanceがカヴァー・ヒット(全英1位)させています。
03 Goodbye to Teenage Love('60年)
深いエコーがかかった典型的なJoe Meekサウンドによる60'sPops。
04 The Girl on the Floor Above('60年)
05 Terry Brown's in Love With Mary Dee('60年)
06 Johnny Remember Me('61年全英1位)
John Leytonにとって最初のそして最大のヒットとなったGeoff Goddard作の名作“トラジディ・ソング”(必聴!)。まさに霧に包まれた様な深いエコーの彼方から、コーラスと共に颯爽と始まるこの曲もまた典型的なJoe Meekサウンドで、'62年1月に克美しげるがデビュー・シングル(「霧の中のジョニー」)としてカヴァー・ヒットさせたことからオリジナル盤も日本で大ヒットしました。また、現在俳優としても活躍している鹿内タカシも同年カヴァー盤を発表しています。本国ではHelen Shapiroの傑作「You Don't Know」から1位の座を奪い取った曲なんですが、まあこの曲なら分からなくもありません。
07 There Must Be('61年)
08 Wild Wind('61年全英2位)
これまたGeoff Goddardの作品で、疾走感あふれるカッコいいナンバー(必聴!)。
09 You Took My Love for Granted('61年)
Joe Meekのペン(Robert Duke名義)による良質な60'sPops。
10 Voodoo Woman('61年『Two Sides of John Leyton』)
この「Johnny Remember Me」タイプのクールな曲も、上記1stアルバム収録のGeoff Goddard作品。
11 Can't You Hear the Beat of a Broken Heart(同上)
12 Fabulous(同上)
Charlie Gracieのヒット曲('57年全米16位)をカヴァーしたもの。ここでは女声コーラスが入っているものの、Elvis Presleyの「Don't Be Cruel」('56年全米1位)っぽく歌っていてカッコよく仕上っています。エコー感も最高!
13 Thunder and Lightning(同上)
14 Oh Lover(同上)
これまたGeoff Goddardのペンによる「Johnny Remember Me」タイプのカッコいい曲。
15 I Don't Care If the Sun Don't Shine(同上)
Elvis PresleyのSun RockabillyをJoe Meek流の解釈でビートを強調してカヴァーしたもの(必聴!)。元々はポピュラー・シンガーPatti Pageが全米8位を記録した'50年盤がオリジナルで、作者のMack DavidはBurt Bacharachとのコンビで数々の名曲を書いたHal Davidの兄。
16 (I Love You) For Sentimental Reasons(同上)
'45年に誕生して以来数多くの歌手に歌われた名作バラードのカヴァー。
17 That's a Woman(同上)
18 Walk With Me My Angel(同上)
個人的に気に入っているダイナミックで聴き応えのある名作バラード。
19 That's How to Make Love(同上)
20 The Magic of True Love(同上)
21 It's Goodbye Then(同上)
22 Son This Is She('61年全英15位)
John Leytonの煽情的なヴォーカルと女声バック・コーラスが印象的なミディアム・テンポ曲。
23 Six White Horses('61年)
24 Lone Rider('62年全英40位)
25 Heart of Stone('62年)
26 Who Wants Johnny ?(未発表)
お蔵入りにするのはもったいないGeoff Goddard作のポップな好曲。
27 I'm Thankful(未発表)
28 Now and Always(未発表)
29 A Girl to Love(未発表)
30 Radio Luxembourg(インタヴュー)

Disc2
01 Lonely City('62年全英14位)
Geoff Goddard作のダイナミックで哀愁漂う傑作ロッカバラード(必聴!)。日本で大ヒットしたこの曲もまた、克美しげるが同年カヴァー盤(「霧の中のロンリー・シティ」)を出してヒットさせています。なお、佐々木功も同年「悲しみの町」のタイトルでカヴァーしていますが全くヒットしませんでした。どうやら克美しげるが一番John Leytonとの相性が良さそうです。
02 It Would Be Easy('62年)
03 Down the River Nile('62年全英42位)
04 Think I'm Falling in Love('62年)
05 Lonely Johnny('62年)
Geoff Goddardのペンによる「Johnny Remember Me」タイプの颯爽としたメロディーの好曲(必聴!)。'63年3月に内田裕也がこの曲のカヴァー盤(「ひとりぼっちのジョニー」)でデビューしますが、皮肉にもそのB面だった「ヤング・ワン」(オリジナルはCliff Richardの'62年全英1位曲「The Young Ones」)の方がヒットしています。そして同年またしても佐々木功がこの曲でJohn Leytonのカヴァーに挑んでいますが、ヒットには至りませんでした。
06 Keep on Loving You('62年)
どこかで聴いた様な親しみを感じるメロディーの良質なPops(「Lonely Johnny」のB面)。
07 Cupboard Love('63年全英22位)
溌剌とした典型的な60'sPops。なお作者のLes Vandykeは、英国のポップ・スターAdam Faithに多くの曲を提供していたソングライターで、⑨「I'll Cut Your Tail Off」の作者としてクレジットされているJohnny Worthと同一人物。
08 Land of Love('63年)
「Cupboard Love」のB面ながら、かなり出来のいい隠れた名作と言えそうな60'sPops(必聴!)。
09 I'll Cut Your Tail Off('63年全英36位)
10 The Great Escape('63年)
「I'll Cut Your Tail Off」のB面として発表された曲で、自らも出演した'63年の映画『大脱走』のテーマ曲をカヴァーしたもの。日本でのJohn Leyton人気に大ヒットした映画の影響を反映させたのでしょうか?当時わが国ではこちら(「大脱走マーチ」)をA面にしてレコードを発売し、見事ヒットさせています。
11 I'm Gonna Let My Hair Down('63年『Always Yours』)
この曲のオリジナルはThe Vernons Girlsの'63年全英44位曲「Do The Bird」(オリジナルはDee Dee Sharpの同年全米10位曲)のB面曲なんですが、ここではオリジナルのガール・グループ・サウンドに対して、Sam Cookeの大ヒット曲「Chain Gang」('60年全米・R&B2位)風の“ウッ、アッ”という掛け声も入った極上Popsになっています(必聴!)。シングル・カットしてもおかしくないくらいのクールな傑作曲。
12 On Lovers Hill(同上)
13 Sweet and Tender Romance(同上)
The Ivy Leagueの前身、Carter-Lewis & The Southerners(ギターはJimmy Page)の同年発表曲がオリジナル。
14 Johnny My Johnny(同上)
Joe Meek作のよく出来たロッカバラード。
15 That's the Way It Is(同上)
16 Too Many Late Nights(同上)
甘酸っぱい60'sPopsの隠れた名作(必聴!)。
17 Lovers Lane(同上)
Doo Wop風コーラスが入った名作Pops(必聴!)。
18 Funny Man(同上)
前曲同様Doo Wop風コーラスが入ったPopsで、Ray Stevensが同年全米81位を記録した曲とは同名異曲。
19 Another Man(同上)
20 Buona Sera(同上)
Louis Primaがアルバム『The Wildest !』('57年)で発表した曲をカヴァーしたもの。
21 A Man Is Not Supposed to Cry(同上)
22 How Will It End ?(同上)
日本だけで'62年に「Lost Love」(邦題「なみだの日記」)を大ヒットさせたBarry Darvellによる'59年全米110位のバブリング・アンダー・ヒットのカヴァー。低めの声でちょっと気取って歌っていて、オリジナルに引けをとらない魅力的な曲になっています(必聴!)。ちなみに「Lost Love」ですが、例によってわが国でも同年スリー・ファンキーズのヒット盤や伊東ゆかり盤、清原タケシ盤等が出されています。
23 Beautiful Dreamer('63年)
これはユニークなカヴァーです。曲は19世紀に作られた(Stephen Foster作)あの有名な曲ですが、ここでは何と、当時全英を席巻していたMersey Beat風のサウンドでカヴァーしています。おまけに、The Beatlesの「Please Please Me」(同年全英2位)から借用した様な“Come on, Come on”と言うバック・コーラス入り。
24 I Guess You Are Always on My Mind('63年)
25 Make Love to Me('64年全英49位)
The Le Roysをバックにさらにビート・ブームの影響が強く表れたカッコいいR&Rで、John Leytonのシャウトも結構様になっています。彼にとって最後のチャート・ヒットとなったこの曲は、Jo Staffordの'54年全米1位のポピュラー・ソングがオリジナル。
26 Missing You('64年)
これまた完全にMersey BeatしてるカッコいいR&Rナンバー。
27 I Want a Love I Can See('64年)
まだ無名だったThe Temptationsの'63年の曲を取り上げたマニアックなカヴァー。
28 Don't Let Her Go Away('64年)
29 All I Want Is You('64年)
John Leytonが主演した'65年の映画『Every Day's a Holiday』の中でも歌われた曲。
30 Every Day's a Holiday('64年)
同上。
■ 今回の無料動画は、ジョン・レイトンのヒット曲の中から日本でも大ヒットした「Lonely City」を選んでみました。ジョン・レイトンの歌う颯爽としたポップスもいいんですが、彼の別の魅力的な一面でもある、この手のメランコリックなロッカバラードは特に日本人好みと言えるでしょう。
それにしてもこの曲の邦題(「霧の中のロンリー・シティ」)は日本でのデビュー・ヒット「霧の中のジョニー」にあやかってつけられたんでしょうが、タイトルとも直接関係ないし、「霧の中のジョニー」みたいに歌詞に“霧”が出てくることもないんですよね。まあ当時の邦題にはよくあることですが...

それで映像ですが、ジョン・レイトンと同時期に活躍した女性歌手Helen Shapiroの初主演映画『It's Trad, Dad!』('62年)からで、本人役で出演したジョン・レイトンを見つけたヘレン・シャピロが、彼の歌う姿にしばらく見入ってしまう場面です。
6歳の時に両親が離婚してしばらく親戚の家に預けられたという彼の生い立ちに起因するのか、彼のどこか影のある様なJames Dean風ルックスがこの曲の悲しげな雰囲気を一層盛り立ててますよね。それにしてもいい曲です。

それでは、日本でも当時大ヒットしたジョン・レイトンの“霧シリーズ”?第2弾、「霧の中のロンリー・シティ」で彼のメランコリック・ヴォイスを堪能して下さい。

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コメント
この記事へのコメント
こちらではご無沙汰しております。

ジョー・ミークのプロデュースとなるとこのジョン・レイトンと「Telstar」のトーネイドーズは外せないですよね。ジョン・レイトンだと個人的にはやはり「Johnny Remember Me(霧の中のジョニー)」が一番好きですね。(^^)

こちらも以前同じベスト盤を紹介してますのでトラックバックさせていただきますね。
2007/09/09(日) 17:54 | URL | BYRD #NNxGKCIs[ 編集]
それはそれは
BYRDさんこんばんは!

BYRDさん本作紹介済みでしたか。では後ほど拝見させていただかねば。(^^)

やはり、「Telstar」と「Johnny Remember Me」はジョー・ミーク・サウンドの大ヒット作ですから避けて通れませんね。

ジョン・レイトンもいい曲多くて迷うんですが、私は中学生の頃最初に聴いた彼の曲「Lonely City」が印象深いです。

もしかしたらBYRDさん紹介済みかもしれませんが、ジョー・ミーク・ファミリー?には他にもマイク・ベリーやハニーカムズといった魅力的なアーティストがいますよね。歌は下手だけどそれがやけに耳に残る、ソロでも活躍したハインツなんてのも...

何はともあれ、多くの人にジョン・レイトンやジョー・ミークの魅力を知って欲しいものですね。(^^)
それではまた。
2007/09/10(月) 19:36 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
なーるほど
エコーをうまく効果的に使った代表格なんですね。最近のポップスは全く知らない私にはsugarboyさんの名解説を読んでいるといかに昔の方が名曲が多いと考えるのは「独断と偏見」でしょうか。洋画も近年はCG多用、安易なリメイク、大物不在で新作は見ない私です。
2008/05/28(水) 15:05 | URL | nandakanda46 #ll/q85a.[ 編集]
私も全く同じなんです^^;
私も最近の曲には疎く、ただ自分が所謂オールディーズと呼ばれる音楽が好きなので「独断と偏見」で昔の曲の方が良く感じてしまいます。

洋画に関してはズバリ、CG多用、安易なリメイクが目立ちますね。寂しい限りです。
2008/05/30(金) 01:36 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
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前回のエントリ時にサイドバーのブログリストを新しくしたのですが、これが全く使い物にならなくて正直困っております。それはどういうことかと申しますと、以前のブログリストの時はping送信をしているブログの場合はほぼリアルタイムで更新状況が表示されていたのですが、
2007/09/09(日) 17:54:27 | BYRD'S SELECT MUSIC
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