蜜よりも甘いキス!? Jimmie Rodgers

ここは[蜜よりも甘いキス!? Jimmie Rodgers] の記事のページです。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

Jimmie Rodgers 『The Best of Jimmie Rodgers』 ♪本文末に関連動画有

■ 今回は、'50年代末から'60年代初頭にかけてヒットを連発しながらも、どちらかと言うとマイナーなイメージの忘れられたポップス・スター、Jimmie Rodgersを紹介します。
最初に言っておきますが、'20年代末から'30年代初めにかけて活躍し、“カントリー・ミュージックの父”と呼ばれたJimmie Rodgersとは別人です。紛らわしいので前者のポップス歌手(今回紹介する方)は、しばしば彼のミドル・ネーム(Frederick)の頭文字を入れてJimmie F. Rodgersと表記されたりもします。 

ワシントン州カマス出身のジミー・ロジャース('33年9月18日生)は、幼い頃からピアノの講師をしていた母にピアノとギターのレッスンを受けています。それがきっかけで音楽に興味を持つようになり、'50年代の初めには(韓国の)ソウルで最初のバンドThe Rhythm Kingsを結成します。何でまたソウル?と思いますよね。実は、彼は大学卒業前にアメリカ空軍に入隊しており、入隊後間もなく朝鮮戦争に従軍したからなんです。
停戦後本国に帰還してナッシュビル近郊のスチュアート空軍基地に配属されると、ナッシュビルのクラブで夜な夜なステージに立つようになります。そして、ある日クラブで耳にした「Honeycomb」なる曲を自分のスタイルに合わせてアレンジし直し、除隊後の'57年にRoulette Recordsのオーディションで歌って見事合格。同年早速「Honeycomb」でデビューとなるわけです。しかもデビュー曲がNo.1ヒット!

CD:[試聴/amazon]
The Best of Jimmie RodgersここでCDを紹介しておきましょう。何と言っても入手しやすく、彼のヒット曲や代表曲をほとんど収録している米ライノ盤『The Best of Jimmie Rodgers』がおすすめです。
内容は、'57年から'60年までのルーレットでの連発ヒット・シングルと主なB面やアルバム曲16曲に、Dot移籍後のヒット曲、さらにA&M移籍後のヒット曲が各1曲ずつの全18曲。
ジミー・ロジャースのサウンドはカントリーとポップスそしてロックンロールが混ざり合ったもので、カテゴライズしづらく他に似た様な歌手が見当たらないほど独自性があります。この点がカントリーやオールディーズ・ポップス、50'sロックンロールの各オムニバスCDに収録されにくく、一般的に認知度が低い理由かもしれません。しかし逆に言えば、このサウンドがツボにはまればジミー・ロジャースでしか聴けませんから根強いファンも存在するんですよね(決して多くありませんが)。

私が初めてジミー・ロジャースの曲を耳にしたのは、オールディーズ・ポップスをバックにした青春映画の定番『グローイング・アップ 2(ゴーイング・ステディ)』('79年)で、劇中流れていた「Kisses Sweeter Than Wine」でした。どうでもいいことですが、この曲の邦題は“ワイン”ではなくて「蜜よりも甘いキス」なんですよね。
当時は細かいジャンルなど気にせずオールディーズ全般を聴いていたんですが、それでも直感的にその他の曲と異質な印象を受けたものです。歌声も楽曲もスマートで決してクセが強い訳ではないんですが、何か独特なんですよね。

そう言えばガラッと話は変わりますが、ジミー・ロジャースに関連した話を思い出したので紹介しておきましょう。『ミュージック・ライフ』'59年7月号に掲載されていた記事で、オリンピックの東京開催決定にちなんだ「人気歌手誌上オリムピック」なる企画記事の話です。どんな内容かと言うと、日本の人気歌手数人がそれぞれ自分のお気に入りの外国人アーティストの魅力を言い合って優劣を競うものなんです(結果は読者任せ)。その中で、スイング・ウエストのバンド・ボーイからスターになった守屋浩(同年4月「泣かないで帰ろう」でデビュー)が、何でもフレッシュな歌声と軽いリズムが好きなんだそうで、このジミー・ロジャースを推しているんですよね。渋いと思いません?ジミー・ロジャースを薦めるなんて。
ちなみにその他の歌手のお気に入りは、中島潤がまんまPat Boone、かまやすヒロシ(現“ムッシュ”かまやつ)が少々意外なRicky Nelson、坂本九が定番Elvis Presley、そして園田加代子(現森山加代子)がThe Teddy Bears(こっちもなかなか通ですね)でした。

話を戻してジミー・ロジャースですが、一通り定番のオールディーズ・シンガーを聴いてなお、オールディーズの深みにハマりたい人におすすめです。
Buddy HollyLittle Richard等ともツアーを共にし、'59年には自身のテレビ番組『The Jimmie Rodgers Show』(~'69年)を持つ程のポップ・スターです。大ハズレということはありません。

(収録曲目)
① Honeycomb('57年全米1位)
彼の最初のそして最大のヒットとなったデビュー曲で、Georgie Shawの'54年の曲をポップなカントリー・ロック調でカヴァーしたもの。流れるようなスマートなメロディーとJimmieの瑞々しい声が魅力のOldies Popsの名作(必聴!)。
② Kisses Sweeter Than Wine('57年全米3位)
ロマンティックなタイトルがついたこの曲もまたカントリー・ロック調の名作で、かなり渋いPopsとなっています(必聴!)。なおこの曲は、フォーク・グループThe Weaversがトラディショナル・ソングを下敷きに作った曲('51年全米19位)をカヴァーしたもの。
③ Oh-Oh, I'm Falling in Love Again('58年全米7位)
当時この手の曲が受けたんでしょうか?「Honeycomb」に激似の二番煎じ的曲ですがしっかり大ヒットさせています。
④ The Long Hot Summer('58年全米77位)
Paul Newman主演の同名映画(邦題『長く熱い夜』)の主題歌として知られる、グッとアダルトな雰囲気で迫ったバラード。
⑤ Secretly('58年全米3位)
Jimmieのライト・ヴォイスにマッチした甘くてポップな傑作バラード(必聴!)。彼の代表曲でもあるこの曲は、'65年にコーラス・グループThe Lettermenがカヴァー(全米64位)しています。
⑥ Make Me a Miracle('58年全米16位)
両面ヒットとなった「Secretly」のB面曲で、「Kisses Sweeter Than Wine」と同じ肌触りの良質なカントリー・ロック調Pops。
⑦ Are You Really Mine('58年全米10位)
⑧ The Wizard('58年全米45位)
Jimmie Rodgersお得意の渋めのカントリー・ロックで、スピード感あふれるカッコいい曲。
⑨ Bimbombey('58年全米11位)
覚えやすいキャッチーなメロディーの楽しいPops。
⑩ I'm Never Gonna Tell('59年全米36位)
「Honeycomb」タイプのポップなカントリー・ロック。
⑪ Ring-A-Ling-A-Lario('59年全米32位)
女声コーラス入りのスピーディーなカントリー・ロック調Pops。
⑫ Wonderful You('59年全米40位)
⑬ Tucumcari('59年全米32位)
⑭ T.L.C. (Tender Love and Care)('60年全米24位)
Gogi Grantが'56年にヒットさせた「The Wayward Wind」(全米1位)に似たところのあるフォーク調Pops。
⑮ Waltzing Matilda('60年全米41位)
多くの人に歌われたオーストラリアのトラディショナル・ソングをカヴァーしたもの。日本でも同年小坂一也が大橋巨泉の訳詞でカヴァー盤を出しています。
⑯ Woman from Liberia('58年『Jimmie Rodgers』)
元々上記1stアルバムに収録されていた「Honeycomb」タイプの良質なカントリー・ロック調Pops。英国では同年シングル発売され全英17位を記録しています。
⑰ It's Over('66年全米37位)
Elvis Presleyもアルバム『Aloha From Hawaii』 ('73) の中で取り上げた曲で、Gilbert O'Sullivanの'72年の全米No.1ソング、「Alone Again (Naturally)」に似たメロディーの悲しげな味のある曲。なお、Roy Orbisonの'64年全米9位曲とは同名異曲。
⑱ Child of Clay('67年全米31位)
Jimmie Rodgersの最後のチャート・ヒットとなった曲。また、この曲はDionの「Runaround Sue」('61年全米1位)をはじめ数々のヒット曲を書いた、Ernie Marescaの作品としても最後のヒットでした。
■ さて、無料動画ですが、今回はジミー・ロジャースの貴重な'50年代の映像を紹介します。
エド・サリヴァン・ショー』出演時の映像で、デビュー・ヒットとなった「Honeycomb」を歌っているものです。多分'57年の映像だと思います。
ジミー・ロジャースの曲自体普段聴く機会が無いと思うんですが、歌っている姿はさらに目にする機会も少ないでしょう。
映像では終始笑顔でにこやかに歌っていて好感が持てます。

それでは、ジミー・ロジャースで「Honeycomb」(邦題「蜂蜜むすめ」)をどうぞ。

[トップ・ページへ] [他の記事を読む] [他の動画を観る]
スポンサーサイト



  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://50soldies.blog102.fc2.com/tb.php/44-cea9f33c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。