そもそも「Doo Wop」ってなに?

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人類史上最高の楽器はやはり人間の声! ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 前回The Retromanticsの記事を書いたのですが、とりあえず早く紹介したいとの気持ちから肝心のDoo Wop(ドゥー・ワップ)というジャンルについて何の説明もしないまま色々書いてきたことにふと気付きました。なので順序が逆になりますが、今回はドゥー・ワップについて少し説明したいと思います。

順序としては、まず直観的にドゥー・ワップとは何か?を理解できる一押しCDの紹介、次に言葉による説明、最後に記事に関連する無料動画とその他のおすすめCDの流れです。

The Doo Wop Boxという事で一押しのCDです。
優れた編集盤を世に送り出す事に定評のある、米RHINO社の『Doo Wop Box』は、4枚組全101曲が録音年代順に収録されていて、まさにドゥー・ワップ三昧といった感じです。

内容的にも'48年全米13位(R&B1位)を記録したThe Oriolesの「It's Too Soon To Know 」に始まって、'60年代までの有名ヒット曲はほとんど網羅されており、また80ページに及ぶ詳細なブックレットもついていて資料的価値も高く、入門盤には最適です(なお国内盤『ザ・ドゥー・ワップ・ボックス』には和訳が付いてます)。
これさえあればドゥー・ワップを充分堪能できる事間違いなしです(私もかなりハマりました)。

こちらで全曲試聴できます。

このCDでドゥー・ワップの魅力にとりつかれてお気に入りのグループを見つけたら、それから個々別々のCDを集めていきましょう!
とはいえ、最初から4枚組はちょっとヘヴィだとか、少しだけドゥー・ワップをかじってみたいという方は最後に1枚物を紹介しますのでそちらを参考にして下さい。

次にそもそもドゥー・ワップって一体どういうもので、どういう風に誕生したかについて3つの観点から見ていきましょう。

① 「ドゥー・ワップ」という呼称
1950年代はもちろんの事それまで特にジャンル分けされておらず、ただ単にRock'n'rollとかRhythm & Bluesとか呼ばれていた音楽を1970年代初頭にニューヨークのDJ、Gus Gossertと彼のアシスタントのWayne Stierleが最初に使い始めて世に広めたと言われています。
ドゥー・ワップの特徴的なコーラス・フレーズのひとつから命名されたわけですが、上手いですよね。この言葉以外にこの音楽を表現できる言葉なんてあります?

② ドゥー・ワップという音楽形態
通常4、5人のヴォーカルで構成され、リード・ヴォーカルとスリー・パートのコーラスから成り立っています。スリー・パートとは低音のベース・ヴォーカルと高音のファルセットとその他のコーラス・パート(中高音のテナーや中低音のバリトン)の事です。

かなり古い例えかも知れませんが、1980年代に日本で人気を誇ったドゥー・ワップ・グループシャネルズラッツ&スター)で言えば鈴木雅之がリード・ヴォーカル、佐藤善雄(去年ゴスペラッツにも参加してましたね)がベース・ヴォーカル、久保木博之(テナー)がファルセット、田代まさし(バリトン)がその他のコーラスを主に担当していました。
当時を知る人は彼らがテレビで歌っていた姿を思い出していただければ「そういうことね」と理解していただけるでしょう。
③ ドゥー・ワップの起源
音楽的にその起源をたどればかなり古く、まず黒人奴隷の労働歌の影響を強く受けた黒人霊歌ゴスペルの元)のシンプルな4部コーラスがあり、19世紀にはそれをポップ・ソングに応用したバーバー・ショップ・カルテット(当時、社交場としての理髪店で楽しまれていた男性4重唱)という音楽スタイルが生まれました。

そして1930年頃になると、今度はそこにジャズの要素を取り入れてグッと洗練された黒人コーラスの形を確立した4人組の兄弟グループ、The Mills Brothersが登場し、さらに、1930年代後半には、そのミルズ・ブラザーズのスタイルを土台に、甘いバラード・コーラスで大当たりを取ったThe Ink Spots(バラードだけでなくジャイヴ系のコーラスも良い曲多し)もデビューします。もうすぐそこまでドゥー・ワップの足音が聞こえてきましたね。

1940年代後半にはこれらジャズ・コーラスに加えて1930年代からより激しい歌唱へと発展してきたゴスペルブルースの要素も吸収した上で、ニューヨークやシカゴなどの都市部の街角では黒人の若者達が自らの感性を加えて新しいスタイルのストリート・ハーモニーを仲間と楽しむようになってきました。一般的にはこれがドゥー・ワップの原型とされています。

この頃にはThe OriolesThe Ravensが登場し、1950年代に突入するとThe CloversThe DominoesThe Five Keysをはじめ、雨後の筍の如く数多くのドゥー・ワップ・グループが誕生して'50年代半ば頃からドゥー・ワップ黄金時代を築いていくことになります。

音楽のスタイルは長い時間をかけて徐々に進化していくので、どのグループあるいは曲がドゥー・ワップ第1号か?の答えは人によってマチマチで明確に「これだ!」と断言するのは困難ですが、個人的にはレイヴンズの'50年発表曲(ノン・チャート)「Count Every Star」が元祖かな?なんて思ってます(思い切って言っちゃいました)。

■ 今回はどの無料動画を紹介しようか迷ったのですが、いわゆるドゥー・ワップものではなく、せっかく名前の出てきたジャズ・コーラスの草分け的存在、The Mills Brothersの貴重な'30年代前半!!の映像「I Ain't Got Nobody」を選んでみました(一般のオールディーズ・ファンもなかなか聴く機会もないと思いまして...)。彼らの十八番だった楽器の音まね(トランペット)がバッチリ拝めて感動ものです。それにしてもよくこんな古い映像が残ってたな~。感謝。感謝。

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その他のおすすめCD
個別のドゥー・ワップ・グループについては今後紹介していくのでここではそれ以外のものを紹介します。
Best of Doo Wop Uptempo』←アップ・テンポのスタンダード18曲(入門用)。
Best of Doo Wop Ballads』←ドゥー・ワップ・バラードのスタンダード18曲(入門用)。
Doo Wop Box, Vol. 2』←『Doo Wop Box』の第2集。こちらも名曲揃い。
Doo Wop Box, Vol. 3』←『Doo Wop Box』シリーズは現在この第三集まで出てます。
The Best of the Early Mills Brothers 1931-1942』←デビュー曲を含む黄金期の歌声全21曲。
Best of the Ink Spots』←後にThe Platters(プラターズ)がヒットさせる「My Prayer」のオリジナルを含む全23曲。
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コメント
この記事へのコメント
何回も、読み直したい感じです。
わたくし、ドゥ・アップ好きではありますが、

ほとんど知識はありませぬ。

今日の記事は、何度も読み直したい感じでありまする。

それと、CDのご紹介、ありがとうございました。

何の知識もない、わたしみたいな人が、
ドゥ・アップのCD、探すと、
ちょっと、途方にくれる感じになっちゃうんですね。

ひじょうに助かります。

ちなみに、わたしが持っているのは、
上に挙がっているものの中では、
『Best of Doo Wop Ballads』の1枚だけでした。

最初にご紹介の、4枚組みのヤツ、

食指が動きますなぁ~

ぜひぜひ、このブログ、お続けくださいまし。

充実の、ドゥ・アップ・ブログになられんことを
お祈りいたします。

YouTubeの映像を流しながら、
記事を読むのは、

なんとも、こたえられません♪

では、また。
2007/05/15(火) 23:32 | URL | トニー #mQop/nM.[ 編集]
『Best of Doo Wop Ballads』いいですよね
トニーさんこんにちわ(^^)v

私も昔このCD、何度も何度も聴きました。ドゥー・ワップに限らずオールディーズ系のコンピレーションってたくさん出てますけど、収録曲が魅力的であることは絶対条件だとしても、音質やライナー・ノーツの充実度など各CDによってマチマチなんですよね。

その点RHINOのCDは安心して購入できますよね。ドゥー・ワップ系ではあとRELICというレーベルのものも充実してます。

『Best of Doo Wop Ballads』に収録されてる曲はどれも定番でいい曲ばかりですよね。ここに収録されているグループで私のお気に入りはスカイライナーズ、キャディラックス、フラミンゴス、リー・アンドリュース・アンド・ザ・ハーツそしてハートビーツです。彼らの曲はほとんど全部が最高レベルのドゥー・ワップだと思っています。

それではまた
2007/05/16(水) 19:20 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
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