Doo Wop Revivalの魁!Sha Na Na

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ドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァルのパイオニア ♪本文末に関連動画有

■ 今回から3回を予定して、ドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループの記事を書こうと思います。と言っても'60年頃のホワイト・ドゥー・ワップ・ブームとも連動して起こったドゥー・ワップ・リヴァイヴァルではなくて、'70年頃からのムーヴメントのことです。具体的にはドゥー・ワップのみならず、'50年代から'60年代初期のロックンロールやポップスを数名のヴォーカルによるコーラスを伴った形でリメイクするグループ(バンド)を指します。その意味で厳密に言うと、やはりドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループと呼ぶのが妥当でしょう。ただ、レパートリーの多くはドゥー・ワップが占めるんですが...

で、その手のグループの第一人者が'69年にデビューした、Sha Na Naと言うアメリカのグループなんです。日本でも'80年代初頭に起こった、オールディーズ・リヴァイヴァル・ブームを体験した人にとってはなじみのグループで、実際'50年代から'60年代のロックンロールをカッコよくカヴァーしたシャ・ナ・ナを聴いて、オールディーズの魅力にとりつかれた人もかなり多いんじゃないでしょうか。
それにしても、サイケデリック・ロック、ヒッピー文化が蔓延していた'60年代末にデビューした彼らのライヴが、当時大受けしたしたと言うんですからにわかに信じ難いですよね(でも凄い!)。もっとも、ちょうどヒッピー達が掲げていたロックに対する共同幻想も崩壊しかけていた時期でもあったし、大衆もそんな状況の中で古き良き時代の単純明快なロックンロールに一服の清涼感を得たかったのかもしれませんね。

CD:[試聴/amazon]
Best of Sha Na Na彼らの経歴については後で触れるとして、まずはCDを紹介しておきましょう。とは言うものの、シャ・ナ・ナの場合その功績に対して十分なベスト盤が発売されていないのが実情なんですよね。せめて2枚組くらいの全曲集は出して欲しいものです。
しかし、そんな中でも最も充実していて比較的入手しやすいのが、『The Best Of Sha Na Na』でしょう。

内容は彼らの全盛期だった'70年代の音源全18曲で、全て'50年代から'60年代のドゥー・ワップとロックンロールのカヴァーで構成されています。しかもそのほとんどがライヴ録音によるもの。彼らの真骨頂はライヴにあり、オリジナル・アルバムでもライヴ録音がかなり多く、ファンに人気があったのもどことなく凡庸なスタジオ録音ではなく、エキサイティングでエネルギッシュなライヴ録音でした。そのことを裏付けるかのように、現在発売されている彼らの全盛期の編集盤CDでも圧倒的にライヴ録音が多いんですよね。

ステージではコミカルなパフォーマンスを交えた演出で、優れたエンターテイナーぶりを見せつけつつ、ドゥー・ワップやロックンロールをカッコよくリメイクした彼らの音楽は、オールディーズの楽しさを掛け値なしに伝えてくれること間違いないでしょう。またそのスタイルは、後に続くドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループの雛形となったものであり、ぜひオリジナルを体験して欲しいものです。リヴァイヴァルという形ではありますが、古き良き時代の楽しい音楽を追体験したい方にはおすすめの1枚です。

本盤収録曲の中で個人的なおすすめ曲は次の通りです。
彼らの代名詞とも言える1曲目の「At The Hop」(オリジナルはDanny & The Juniorsの'57年全米1位曲)は、“ウッドストック・フェスティバル”でも見せつけた強烈なパフォーマンスの印象も強く、オリジナルを遥かに上回るスピード感がとにかく最高にカッコいい仕上がりとなっています。同じような肌触りの曲として、同じくダニー&ジュニアースの'58年全米19位曲をカヴァーした、「Rock & Roll Is Here To Stay」(4曲目)があります。
'71年に加入した名ヴォーカリスト、Johnny Contardoが原曲に勝るとも劣らない名唱を聴かせる3曲目の「In The Still Of The Night」。The Five Satinsが'56年に全米24位(R&B3位)を記録したドゥー・ワップ・バラードの傑作がオリジナルですが、シャ・ナ・ナ・ヴァージョンもオリジナル同様のスウィートな雰囲気は絶品!

5曲目の「Hound Dog」は言わずと知れたエルヴィス・プレスリーの全米No.1ソング(オリジナルは、Big Mama Thorntonの'52年R&B1位曲)ですが、ドゥー・ワップ以外のロックンロールもカッコよくカヴァーするところは流石。クールなギター・ソロに加えてスピード感もバッチリです。
そして、その風貌からは想像もつかないほどのグレイト・クール・ヴォイスの持ち主、Lennie Bakerがリードをとる「Blue Moon」(6曲目)と「Sixteen Candles」(8曲目)の2曲。前者はThe Marcelsが'61年に全米1位(R&B1位)を記録した大ヒット(元々はRichard RodgersとLorenz Hartが'34年に作ったスタンダード曲)のカヴァーですが、ここでもマーセルズ盤を遥かに上回るスピード感も心地よく、バッチリ決まったJon “Bowzer” Baumanのベース・ヴォーカルと何といってもレニーの歌唱が聴き所でしょう。後者は、ドゥー・ワップ・バラードの名曲として名高いThe Crestsの'58年全米2位曲がオリジナルで、歌詞の中に出てくる“Blow out the candles♪”というフレーズの“Blow out♪”の直後に“フーッ”とロウソクを消すように息を吹く、オリジナルにはない演出がとても心憎い好曲となっています。

その他では、The Reflectionsが放ったスリリングな展開の'64年全米6位曲をオリジナルに忠実にカヴァーした「(Just Like) Romeo And Juliet」、数多くのカヴァーを生んだ極上バラードとして知られるThe Imperialsの'58年全米4位(R&B2位)曲「Tears On My Pillow」、コミカルなノヴェルティ的要素はシャ・ナ・ナの先輩格とも言える、The Coastersのノリノリ・ロッキン・ドゥー・ワップをカヴァーした「Yakety Yak」('58年全米・R&B1位)、彼らのグループ名にもなったコーラス・フレーズが印象的なThe Silhouettesの'57年全米1位(R&B1位)曲をカヴァーした「Get A Job」も聴き所でしょうか。

次に本盤収録曲の上記以外のオリジナル(及び参考にしたと思われる)・アーティストを挙げておきましょう。
Why Do Fools Fall In Love」は、キッズ・ドゥー・ワップの大スターFrankie Lymon & The Teenagersの'55年全米6位(R&B1位)曲。「Wild Weekend」は、インスト・バンドThe Rockin' Rebelsが'59年に発表して'62年に再発ヒットさせた全米8位のインスト曲(オリジナルはThe Russ Hallett Trioの'58年盤)。「Young Love」は、映画俳優のTab Hunterの'57年全米1位曲(オリジナルはRic Carteyの'56年盤)。「You Talk Too Much」は、The Ramones('77年)やThe Rivieras('64年全米5位)がカヴァーした「California Sun」('61年全米89位)のオリジネイターとして知られる、R&BシンガーJoe Jonesが'60年に放った全米3位(R&B9位)曲。「Sea Cruise」は、前記「You Talk Too Much」を同年カヴァー(全米87位)したFrankie Fordが'59年に放った全米14位のロックンロール。「A Teenager In Love」は、ホワイト・ドゥー・ワップの大スターDion & The Belmontsの'59年全米5位曲。「Come Go With Me」は、The Del Vikingsの'56年全米4位(R&B2位)曲。「Goodnight Sweetheart」は、The Spanielsが'54年に放った全米24位(R&B5位)のドゥー・ワップ・バラードのスタンダード。

本盤を聴き終わった後には、「やっぱりオールディーズって楽しいな~」と再確認させてくれることでしょう。シャ・ナ・ナを聴いた事がないオールディーズ・ファンは1度聴いてみる事をおすすめします。


※ iTunes Storeシャ・ナ・ナの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
■ Sha Na Naについて
シャ・ナ・ナって日本のアーティストと交流があったり、また、かなり影響を与えていたりするんですよね。記憶に新しいところでは、シャ・ナ・ナの大ファンでもある元ザ・ヴィーナスコニーと'99年のアルバム『Sha Na Na With Conny』で共演したのをきっかけに、その後ライヴ・ツアーを敢行したり、去年はシャ・ナ・ナの新作アルバム『One More Saturday Night』で「Tokyo Bop」をデュエットしたり。古くはオールディーズ系ロックンロール・バンド、クールスのライヴにシャ・ナ・ナのメンバー2人(レニー・ベイカースクリーミン・スコット・サイモン)が飛び入りで参加したライヴ・アルバム『King's Of Rock'n'Roll』('84年)なんてのもありました。ちなみに、クールスコニーシャ・ナ・ナのライヴ・ツアーに参加しています。
また、'80年代に日本で活躍したドゥー・ワップ・グループ、ザ・シャネルズのノヴェルティ感覚もシャ・ナ・ナの影響がないとは言い切れません。その他では、オールディーズ系ポップ・バンド、ザ・チェッカーズの'85年のシングル「神様ヘルプ!」の歌詞の中には“きっと2人シャ・ナ・ナでハートブレイク♪”というくだりがありました(デビュー前後のチェッカーズは音楽的にもかなりシャ・ナ・ナの影響を受けていました)。

まあ、そんなシャ・ナ・ナなんですが、簡単に経歴を振り返ってみましょう。
元々はコロンビア大学の伝統あるアカペラ・グループ、The Kingsmenが母体で、'68年頃にはレパートリーの中に'50年代のロックンロールを取り入れるようになっています。彼らのライヴでは意外と'50年代のロックンロールの受けがよかったことから、その方面を志向するメンバーの一部が独立するとともに楽器を導入してバンドを編成し、グループ名も'50年代のドゥー・ワップ・グループ、The Silhouettesの「Get A Job」のコーラス・フレーズにちなんでシャ・ナ・ナと名乗り、'69年に大学を卒業すると本格的に音楽活動を始めるようになります。

彼らの場合入れ替わりも激しく、元々サークル(クラブ活動)的なものが母体だったので、厳密なオリジナル・メンバーを特定するのは難しいと思いますが、一応次のメンバーがオリジナルと言われています。
Robert Leonard(ヴォーカル)、Scott Powell(ヴォーカル)、Frederick “Denny”Greene(ヴォーカル)、Richard “Ritchie” Joffe(ヴォーカル)、Donny York(ヴォーカル)、Alan Cooper(ヴォーカル)、Chris Donald(ギター)、Elliot Cahn(ギター)、Henry Gross(ギター)、Bruce Clarke(ベース)、John “Jocko” Marcellino(ドラム)、Screamin' Scott Simon(ピアノ)、Lennie Baker(サックス)
この内、ドニージョッコスクリーミン・スコットの3人は、現在もシャ・ナ・ナに在籍しています。

そうしてライヴを重ねていくうちにシャ・ナ・ナの評判はますます高まり、遂にはLove&Peaceの象徴的な歴史的ロックの祭典、“ウッドストック”(正式には“Woodstock Music & Art Fair”)にも出演を果たしてしまいます。驚く事に彼らは出演者の中で唯一レコードを出していないアーティストだったんです。結成当初から現在に至るまで、シャ・ナ・ナの活動の核となっているのはライヴには違いないんですが...
ウッドストック”に出演した事で全米にその名が知れ渡って人気を得たからか、その直後にようやく全曲ドゥー・ワップとロックンロールのカヴァーで占められた1stアルバム、『Rock & Roll Is Here To Stay』('69年)を発表しています。

それからのシャ・ナ・ナの活躍は多くの方がご存知かもしれませんが、ちょうどこの時期はドゥー・ワップ史でいう所の第2次ドゥー・ワップ・リヴァイヴァル・ブームが起こった頃で、DJのGus Gossertらが“ドゥー・ワップ”と言う呼称を使い始めてドゥー・ワップ・ミュージックを広めた事に端を発し、一時解散していた往年のドゥー・ワップ・グループも次々に再結成して、活発なライヴ活動を行ない出しています。また、それらの動きに呼応するかのようにR&B系の雑誌でも多くのドゥー・ワップに関する記事が取り上げられたり、Relic等のリイシュー・レーベルが数多くの'50年代のドゥー・ワップのレコードを発売する等かなりの盛り上がりを見せています(と言っても、もちろんロック・シーンの主流ではありません)。

このような背景も手伝って彼らのライヴも常に活況を呈しており、'77年からは彼らがメインを務めるテレビの音楽ヴァラエティー番組『Sha Na Na』(~'81年)が放映され、'78年にはブロードウェイ・ミュージカルを映画化した『グリース』にもJohnny Casino & The Gamblersとして出演。ちなみに、この'59年が舞台のキャンパス・ライフをテーマにした映画への出演は、音楽監督のBill Oakesのたっての希望によって実現したもので、劇中では先のCDにも収録された「Rock & Roll Is Here To Stay」、「Hound Dog」、「Blue Moon」(バラード・ヴァージョン)、「Tears On My Pillow」他全6曲(新録)が使用されています。
'80年代以降も全盛期ほどではありませんが、メンバー・チェンジを繰り返しながらも先に少し触れたように、現在に至るまでライヴを中心に活動を続けています。

■ 彼らのライヴ・パフォーマンスはどれも楽しく、しかも曲のカヴァーも1級品なので選曲に迷うところなんですが、ドゥー・ワップ・ナンバー「Blue Moon」を今回の無料動画として紹介したいと思います。映像で披露されているヴァージョンは、マーセルズ盤を参考にした、彼らの十八番であるスピーディーなアップ・テンポ・ヴァージョンです。ちなみに先に触れた様に、映画『グリース』で披露されたのは一般的なスローのバラード・ヴァージョンですが、実はこっちもムーディーで結構絶品なんですよね。

それはさておき、繰り返すようですが、普通のオヤジ風ルックスからは到底想像出来ないLennie Bakerの声がたまらなくカッコいいんですよね。あと、ベース・ヴォーカルを担当している名物男、Jon “Bowzer” Baumanのパフォーマンスもいい味出してます。

それでは、最高のロックンロール・エンターテイメント集団、シャ・ナ・ナで「Blue Moon」をどうぞ。

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