カントリー・ポップの歌姫、Skeeter Davis

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Skeeter Davis 『The Essential Skeeter Davis』 ♪本文末に関連動画有

■ 今回は、'60年代前半にカントリーとポップス両方にまたがって数多くのヒットを放った、Skeeter Davisを紹介したいと思います。スキーター・デイヴィスと言えば、オールディーズ・ファンには大有名曲「The End Of The World」でおなじみでしょう。
あの澄んだ声で歌うセンチメンタル・バラードは最高ですよね。曲名でピンとこなくても、The Carpenters竹内まりや等のビッグ・スターもカヴァーしているので、曲を聴けばほとんどの方が分かると思います。

彼女の場合、ポップス・ヒットの「The End Of The World」の方ばかりがクローズ・アップされているせいか、ポップス・シンガーだと思っている人も多いようですが、実は彼女は正真正銘のC&Wシンガーなんです。デビューも意外と古く'53年までさかのぼります。
高校時代の友人Betty Jack DavisとC&Wのデュオ、The Davis Sistersを結成して「I Forgot More Than You'll Ever Know」(全米18位、C&W1位)を発表。典型的なカントリー・ソングだったにもかかわらず、デビュー曲からカントリーとポップスのクロス・オーヴァー・ヒットとは、その後の彼女の行く末を暗示してるようですよね。しかし、カントリー界に素晴らしい女性デュオの誕生を見たのも束の間、デビュー盤が発売された直後に2人は自動車事故に遭っており、残念な事にベティ・ジャックは命を落としてしまいます(享年21才)。重傷を負いつつも一命をとりとめたスキーター・デイヴィスは、その後ベティ・ジャックの妹のGeorgiaデイヴィス・シスターズとしての活動を継続しますが、ヒットも出ずやはりしっくりこなかったのか'56年にデュオを解散してソロの道を目指します。

折りしも'50年代末のカントリー界では、Chet Atkinsらが創造した、ソフトでポップス指向の“ナッシュビル・サウンド”と呼ばれるスタイルが人気を呼び始めていた頃で、'58年に再度RCAからデビューしたスキーター・デイヴィスは、その柔らかく澄んだ声に目をつけたチェット・アトキンスの手腕も相まって、今や伝説となった大スターPatsy Clineや“リトル・ミス・ダイナマイト”ことBrenda Leeらと共に“ナッシュビル・サウンド”の代表的女性歌手として輝かしい活躍をする事になります。

CD:[試聴/amazon]
ダウンロード:[試聴/iTunes Store]
The Essential Skeeter DavisそこでCDの紹介ですが、入門用となる基本の1枚として、まずは彼女の全キャリアの中から幅広く選曲された『The Essential Skeeter Davis』をおすすめします。
内容は、'53年のデビュー曲を含む、彼女の歌うカントリー曲とポップスをバランスよく集めた全20曲の好編集盤。念のため言っておきますと、ソロ・デビュー後のスキーター・デイヴィスについては、カントリー曲と言ってもここに収録された大部分がポップ・チャートでもヒットしたほとんどポップスと言えそうな曲ばかりです(「I Forgot More Than You'll Ever Know」を除いて全てソロ作品)。先述のいわゆる“ナッシュビル・サウンド”と呼ばれるもの。

カントリー・サイドから提供された甘くてポップな極上ナンバーは、オールディーズ・ポップス・ファンの耳にも心地よく響く事でしょう。ましてや、スキーター・デイヴィスの優しくソフトな美声で歌われているとなれば良くない訳ありません。全てのポップス・ファンにおすすめの1枚です。

また、彼女は他のアーティストのポップス・ヒット等も数多くカヴァーしているので、それらのヴァージョンを聴いてみたい人は、彼女が歌ったポップス・ナンバーに的を絞ったCD『Pop Hits Collection』を聴いてみるとよいでしょう。詳しくは触れませんが、後の'84年にTracey Ullmanがカヴァーして全英18位を記録した「Sunglasses」のオリジナル('65年全米120位、C&W30位)や白人ガール・グループThe Shangri-Lasの「 Remember (Walkin' In The Sand)」('64年全米5位)とアイドル歌手Diane Rayが'63年にヒット(全米31位)させたことで知られる、Andrea Carrollの「Please Don't Talk To The Lifeguard」('61年)等の興味深いカヴァーが聴けます(後者2曲は'66年のアルバム『Singin' In The Summer Sun』収録)。

それでは主な収録曲を見てみましょう。
ソロになってから初のクロス・オーヴァー・ヒットとなった5曲目の「(I Can't Help You) I'm Falling Too」('60年全米39位、C&W2位)は、C&WシンガーHank Locklinのヒット曲「Please Help Me, I'm Falling」('60年全米8位、C%W1位)に対するアンサー・ソング。スキーター・デイヴィスの1人2重唱が美しく響く、甘めのカントリー・バラードはなかなかの出来です。
前曲に続いて'61年に全米26位(C&W5位)を記録した7曲目の「My Last Date (With You)」は、カントリー系セッション・ピアニストのFloyd Cramerが'60年に放ったインスト・ヒット曲「Last Date」(全米2位、C&W11位)のカヴァーで、歌詞はスキーター・デイヴィス自身によって書かれています。この曲はもうほとんどポップスと言えそうなバラードで、Connie Francisなんかが歌っていそうな曲調の絶品カヴァー。

そして9曲目は、オールディーズの定番ソングにして彼女の代表曲「The End Of The World」('63年全米・C&W2位)。カントリーの風味をかすかに残したメロディーに、スキーター・デイヴィスのソフト・ヴォイスがベスト・マッチした問答無用の極上バラードです。曲自体がいいので多くのアーティストにカヴァーされているんですが、スキーター・デイヴィスの歌の印象が強烈過ぎて他のカヴァーが霞んで聴こえます。
そう言えばこの曲は、その内容だけでなく記録的にも凄いんですよね。何が凄いかって、4つのビルボード・チャートにまたがって登場した初めての女性シンガーの曲なんです。ちなみに前記以外のチャート・アクションを記しておくと、イージー・リスニングが1位でR&B!?が4位を記録しています。
傑作ソングに変わりありませんが、いくらなんでもR&B4位というのは解せません。リズム&ブルースの「リ」の字も感じられませんから...

さて、続いて10曲目の「Gonna Get Along Without Ya Now」もまた'64年に全米48位(C&W8位)を記録した、彼女の代表的クロス・オーヴァー・ヒットの1つ。この曲は、デビュー当時11歳と14歳の姉妹デュオPatience & Prudenceの'56年のヒット曲(全米11位)として有名ですが、オリジナルは'52年にジャズ系ポピュラー歌手Teresa Brewerが放った全米25位曲。ジャジーなテレサ・ブリュワー盤は置いといて、見事かわいらしくポップにリメイクしたペイシェンス&プルーデンス盤に比べて、スキーター・デイヴィス盤はポップな部分を残しつつ、上品に洗練させたお姉様ヴァージョンと言ったところでしょうか。ここでも彼女お得意の1人2重唱がいい味出してます。
The End Of The World」に次ぐスキーター・デイヴィスの代表的ポップ・ヒットが、名ソング・ライター・チーム、Carole KingGerry Goffinの作品を取り上げた12曲目の「I Can't Stay Mad At You」('63年全米7位、C&W14位)。
キャロル・キングジェリー・ゴフィンと言えば、The Shirellesの「Will You Love Me Tomorrow」('60年全米1位)やLittle Evaの「The Loco-Motion」('62年全米1位)、Bobby Veeの「Take Good Care Of My Baby」('61年全米1位)等々究極のポップス・ヒットを量産したことで知られていますが、「I Can't Stay Mad At You」もまた彼らの名に恥じない名曲となっています。ポップなバック・コーラスや間奏のストリングスがいかにもの、ゴフィン&キング流メロディーとスキーター・デイヴィスの声の相性もバッチリ(必聴!)。

14曲目の「Silver Threads And Golden Needles」は、'63年のアルバム『The End Of The World』に収録されていた曲で、オリジナルは“Queen Of Rockabilly”と呼ばれたWanda Jacksonが、'56年に「Hot Dog! That Made Him Mad」のB面として発表したもの。またこの曲は、Dusty Springfieldがソロになる前に彼女の2人の兄と結成していたフォーク・グループ、The Springfieldsの'62年全米20位のヒットとしても有名です。オリジナルのもろカントリー・ヴァージョン、スプリングフィールズのフォーク・ヴァージョン、そしてスキーター・デイヴィスの洗練されたポップなヴァージョンとそれぞれ持ち味がありますが、個人的にはスキーター・デイヴィス・ヴァージョンが1番耳になじみます。

その他では、デイヴィス・シスターズのデビュー・ヒットとなった「I Forgot More Than You'll Ever Know」、ソロになって初のC&WTop10ヒットで、女性カントリー歌手として初めてグラミー賞にノミネートされた「Set Him Free」('59年C&W5位)等のカントリー・ソングや甘いポップス・バラードの「I'm Saving My Love」('63年全米9位、C&W41位)、ゴフィン&キング作のもう一つのポップス・ヒット曲「Let Me Get Close To You」('64年全米106位、C&W45位)等が聴きものと言えるでしょう。

アメリカの・ミュージック・シーンにおいて、'50年代末頃から1つのムーヴメントとなった“ナッシュビル・サウンド”がたっぷり詰まった本作は、日々の喧騒から離れてゆったりとした時間を過ごす際のBGMとしてぜひおすすめです。ソフトで耳ざわりのよい音と声が、心と体に落ち着きをもたらしてくれることでしょう。
■ スキーター・デイヴィスと言えば、やはり「The End Of The World」ですよね。と言うことで、今回の無料動画は「The End Of The World」を紹介します。'67年の映像(カラー)とのことなので、この曲が発表されてから4年ほど経った頃のものです。映像が今ひとつクリアではないのですが、You Tubeにあるこの曲の映像はこれのみでしたのでご了承下さい。

それでは、“ナッシュビル・サウンド”と呼ばれたカントリー・ポップの代表曲、「The End Of The World」をどうぞ。

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは、sugarboyさん
why does the sun go on shining,why does the sea・・ほんとに一つ一つのwordが解り易く随分勉強させてもらいました。ちょっと鼻声で好きですね。ただ去年LPを整理していて彼女のカントリーと「ジョージ・ハミルトン二世」(一世がいたのか知らないし同姓同名のアメリカ男優がいますけど)と「ワン・ボーイ」が入っている「ジョニー・ソマーズ」の3枚がない!。誰かに貸したままなんでしょうね。昭和37年頃買ったんです。今みたいにメディアかHDに入れられる訳ではなくせめてカセットにダビングしておけば良かったとしきりに反省。今、急に思い出したんですが、I get a tender-hearted baby,あとはメロディーは分かってても言葉が続かない。誰の何でしたっけ?。男性でまさにテンダーで好きでした。ひよっとして行方不明のジョージ・ハミルトン二世?かも。from southern island,ishigaki with friendship.カッコワルー!。
2008/05/28(水) 13:26 | URL | nandakanada46 #ll/q85a.[ 編集]
ジョージ・ハミルトン4世?
nandakanada46さんこんばんは!

それってジョージ・ハミルトン2世ではなくジョージ・ハミルトン4世のことですか?「A Rose and A Baby Ruth」のヒットで有名な。
仰っている曲は彼が甘い声で淡々と歌う「Tender Hearted Baby」('63年のアルバム『Abilene』収録)ですね。ヒット曲でもないのに歌詞等を覚えてらっしゃって感服します。余程お気に入りの曲なのでしょうか?

ジョージ・ハミルトン4世はマイルドでポップなカントリー曲が目立ちますが、私はロカビリー色の強い「Everybody's Body」なんかが好きです。

それにしても行方不明になった3枚のアルバムは実に残念ですね...おやっ!最後の英文は石垣島にいらっしゃる事を意味しているのでしょうか???
2008/05/30(金) 01:16 | URL | sugarboy #L/3l8JBE[ 編集]
今晩は。
四世ですか、私の勘違い。とすると先祖は200年?も前!。凄い家系ですね。ネットでは全く出て来ませんでした。あの歌は高低差がなく唄い易かったんです。そうです、仕事が7、遊びが3で暫くは島民です。
2008/05/30(金) 01:34 | URL | nandakanda46 #ll/q85a.[ 編集]
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