Rockabilly Guys In The 80's、The Polecats

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The Polecats 『Polecats Are Go!』 ♪本文末に記事に関連した動画有 

■ 今回は'80年代初頭に巻き起こったネオ・ロカビリー・ブームの勃興期にデビューし、その斬新でポップな感性により一躍人気バンドの仲間入りを果たした、The Polecatsのデビュー・アルバム『ポールキャッツ・アー・ゴー!』を紹介します。

まずは、ポールキャッツについて簡単に触れておきましょう。
最初の出会いはMartin 'Boz' Boorer(リード・ギター、サックス、ピアノ)がまだ高校生だった'76年。その頃自分と同じ様にロカビリー好きのTim 'Polecat' Worman(ヴォーカル、ギター)と出会っており、すぐさま彼を誘って2人で音楽活動を開始しています。翌'77年にはティムの友人のPhil Bloomberg(スラップ・ベース)やChris Hawkes(ドラム)を誘ってバンド活動を開始しており、当初はThe Cult HeroesThe Hang Dogs他いくつかのバンド名を名乗っています。
ポールキャッツというバンド名はクリスの提案で、それまで彼らが名乗っていたパンク・バンドっぽい名前よりもロカビリー系の催しに参加しやすいという理由で決まったとのこと。

こうしてポールキャッツと名乗って本格的に活動し始めると、今度は当時イギリスにおいてロカビリーやロックンロール・リヴァイヴァル・ムーヴメントの中心的役割を果たしていた、ロカビリー・クラブ(ディスコ)、The RoyaltyでDJをしていたRoy Williamsに接近しています。そして、何度かのデモ・テープのやり取りやロイ・ウィリアムスによる彼らのライヴ観賞を経て、ロイ・ウィリアムスが'79年に設立したばかりのNervous Recordsから、同年デビュー・シングル「Chicken Shack」(B面は「Rockabilly Guy」)を発表します。その直後クリスに代わってThe Rhythm CatsのドラマーだったNeil Rooneyが加入。

ここからがポールキャッツの栄光の始まりで、レコードの発売直後からB面の「Rockabilly Guy」が評判を呼び、'80年に何と!メジャー・レーベル、マーキュリーとの契約を勝ち取っています。それから'81年にシングル・デビューを果たすと、同年ネオ・ロカビリーの名盤との誉れ高いデビュー・アルバム『Polecats Are Go!』の発表とあいなります。ちなみにこれらマーキュリーでの初期のレコードは、The Stray Catsを手がけた事でも有名なDave Edmundsがプロデュースしていました。

CD:[試聴] [amazon]
ポールキャッツ・アー・ゴー!で、CD盤『ポールキャッツ・アー・ゴー!』ですが、ネオ・ロカ名盤のオリジナル・アルバムに6曲のボーナス・トラックが加えられた超豪華必聴盤となっています。ただ、マーキュリーとナーヴァスの間で複雑な権利関係の状態にある、オリジナル・アルバム収録の「Rockabilly Guy」だけ収録されていないのは残念ですが...
しかし、'80年代のネオ・ロカビリーの名盤がCDで聴けるだけでも感謝感激です。音源は彼らが最も光り輝いていた'81年から'83年までのものなので、当時のシーンの一端をリアルに体感できるでしょう。

'80年代初頭の有名なネオ・ロカビリー・バンドには、いくつかの個性的なカラーを持つバンドが存在しましたが、間違いなくポールキャッツもその中の1組と言えます。
“パンカビリー”とも呼ばれロカビリーにパンクの風味を取り入れたThe Stray Cats、ロカビリーにジャイヴ・サウンドを大胆に取り入れたアルバムでデビューを飾ったThe Blue Cats、オールディーズやドゥー・ワップの要素を加えたキャッチーなロカビリー・サウンドで人気を博したThe Jets等々いずれも素晴らしいバンドばかりですが、ポールキャッツのカラフルにしてポップ、かつスピーディーな'80年代風ロカビリーもまた、当時かなり目新しく唯一無二のものでした。
ネオ・ロカビリー・ファンはもとより、ポールキャッツ流のネオ・ロカ版グラム・ロックはすべてのロック・ファンにおすすめです。

では、主な収録曲を簡単にみていきましょう。
1曲目から何とビックリ!Les Paul & Mary Fordが'51年に全米1位の大ヒットを記録した事で有名なジャズのスタンダード曲、「How High The Moon」をカヴァーしているではないですか。
基本的にレス・ポール・ヴァージョンを参考にしながらも、スラッピング・ベースとドラムが醸し出すビート感によって最高のロカビリー・チューンに仕上げています(お見事!)。彼らの音楽的趣向の幅広さがうかがえる1曲です。
ティムの甲高いヴォーカルが印象的な2曲目の「Red, Ready, Amber」(ティムフィルの共作)は、彼らのポップなセンスと疾走感がこの上なく快感な大傑作(必聴!)。個人的に本作の中でも大好きな曲の1つです。何やら怪しげな雰囲気で始まる4曲目の「Marie Celeste」は、メンバー全員で作ったかなりクールなネオ・ロカ・ナンバー。なおこの曲は、彼らの3rdシングルのB面としてシングル・カットされています。

7曲目の「We Say Yeah」は、英国ロックンロール界の大御所Cliff Richardが'62年に放った「The Young Ones」(全英1位)のB面曲をカヴァーしたもの。元々オリジナルもカッコいいんですが、そのオリジナル・ヴァージョンを基本としながらも、さらにパワー・アップしたネオ・ロカ・ヴァージョンは迫力満点!
そういえばこの曲は、The Sharksも'83年のアルバム『Phantom Rockers』の中で取り上げていましたっけ。
ボズがヴォーカルを務める自作の「Running Back」(9曲目)は、ギャロッピング・ギターも快調のストレートなロカビリー・ナンバー。ボズの巻き舌を交えた熱唱ぶりも微笑ましい好曲となっています。
12曲目の「All Night Long」(ニール作)も80'sネオ・ロカビリーの大傑作。'56年のGene Vincent & His Blue Capsの影響も見え隠れする、いかにもネオ・ロカビリーといった曲でとにかくカッコいい(個人的に大好き)。ちなみにこの曲は、日本のロカビリー・ポップ・バンド、ヒルビリー・バップスがメジャー・デビュー以前からレパートリーにしていた曲で、彼らのデビュー前の音源を集めたアルバム『Early Days '83~'85』にライヴ・ヴァージョンが収録されています。
13曲目の「John I'm Only Dancing」は、マーキュリーからの記念すべき1stシングル(全英35位)で本作のハイライトの1つと言えるでしょう。David Bowieが'72年に放った全英12位曲がオリジナルなんですが、何とこれをネオ・ロカビリー風アレンジで見事甦らせたもの。奇抜なアイデアも凄いけどこれがまたいい出来なんです(必聴!)。
14曲目の「Jeepster」も前曲同様にグラム・ロックをネオ・ロカビった曲で、彼らの3rdシングルとして'81年に発表されたもの(全英53位)。オリジナルはT. Rexが'71年に放った全英2位の大ヒット曲ですが、「John I'm Only Dancing」よりもロカビリー色が濃厚で、こちらの方もかなり聴き応えがあります。

残念ながらマーキュリーで最後のシングル(4枚目)となってしまった15曲目の「Make A Circuit With Me」('82年全英76位)は、従来のサウンドに比べてかなりポップでキャッチーになっています。一般のポップス・ファンにも好まれそうなこのノリは、他のネオ・ロカ・バンドには到底真似出来ないでしょう。典型的なネオ・ロカ・サウンドやロカビリー風グラム・ロックに加えて、ポップス的な側面も持っている彼らには本当に興味が尽きません。
Buddy HollyBuddy & Bob)の'55年のロカビリー・クラシックをカヴァーした17曲目の「Down The Line」のカッコよさはどうでしょう。このロカビリーの大傑作は数多くのネオ・ロカビリー・バンドがレパートリーにしていますが、ポールキャッツ・ヴァージョンはその中でもトップ・クラスの出来じゃないでしょうか。なおこの曲は、先の「Jeepster」や「Marie Celeste」を含むEP盤('81年)に収録されていた曲です。そしてこの曲も、先に触れたヒルビリー・バップスが、'87年の2ndアルバム『Hillbilly The Kid ~Down The Line~』でカッコいいカヴァーを披露しています。

その他Eddie Cochranのリード・ギターをバックに「Cryin' In One Eye」('56年)や「Even Then」('57年)等のレコードを出している、Don Dealの未発表曲をカヴァーした「Don't Push」、Jericho Jonesの'59年の曲をカヴァーした「Black Magic」、「Suzie Q」('57年全米27位)のヒットで知られるDale Hawkinsの'58年の4thシングルをカヴァーした「Little Pig」、The Phantomの「Love Me」('58年録音)と双璧をなすJimmy Carrollの50'sパンクをカヴァーした「Big Green Car」('58年)。
そしてDennis Herroldがインペリアルに唯一残した'57年の名曲ロカビリーをカヴァーした「Hip Hip Baby」等々聴き所満載(駄作なし)。

Let's Bop With the Polecatsあと、ポールキャッツの場合、ナーヴァス・レコードロイ・ウィリアムスが彼らと契約する決め手になったという、そのカラフルなビジュアルと抜群のステージ・パフォーマンスも見逃す事は出来ないでしょう。ということで、ちょうど彼らの全盛期の映像を収めたDVD、『Let's Bop With The Polecats』(リージョン・フリー)が発売されているのでCDとあわせて紹介しておきます。
内容は彼らがまさにヒット・チャートを賑わしていた'81年のライヴ映像で、先に紹介したCDの収録曲やロックンロール、ロカビリーのカヴァーが11曲、加えてボーナス映像として、ボズポールキャッツ解散?(活動休止?)後に結成していたBoz & The Bozmenのライヴ映像(9曲)で構成された全20曲。
映像もクリアで、全盛期のポールキャッツのベスト・パフォーマンスがぎっしり詰まった必見作です。


※ CDポールキャッツ・アー・ゴー!』の詳細・購入はこちらでどうぞ。

※ iTunes Storeポールキャッツの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
■ 今回の無料動画は、先のCDで未収録だった「Rockabilly Guy」を選んでみました。ネオ・ロカビリー・ファンには定番のPVかもしれませんが、YouTubeにある動画の中ではやはりこれが一番カッコいいんですよね。
'80年代のネオ・ロカビリー・ブームをリアルタイムで体験していない人の目にも、かなり新鮮でクールに映るんじゃないでしょうか。 
念のため言っておきますと、この映像はもちろんナーヴァスでの最初のヴァージョンではなく、Dave Edmundsプロデュースによるマーキュリーでの再録ヴァージョンで、2ndシングルとして'81年に全英35位を記録したものです。

それでは、'80年代きってのカラフルなロカビリー・ガイズ、The Polecatsの「Rockabilly Guy」をご覧下さい。

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