Dance To The Doo Wop!The Dovells

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White Doo Wop From Philadelphia ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は「Bristol Stomp」や「You Can't Sit Down」をはじめ、'60年代初頭に当時ダンス・ヒットの発信拠点だったCameo/Parkwayから数多くのヒットを放ったフィラデルフィアのドゥー・ワップ・グループ、The Dovellsを紹介します。

ダヴェルズの歴史は意外と古く、'57年に彼らの高校の名前(Overbrook High School)にちなんで当初The Brooktonesと名乗り始めます。その時の結成メンバーは、Jerry Summers(リード&テナー)、Len Barry(リード&テナー)、Mike Dennis(セカンド・テナー)、Arnie Satin(バリトン)、Danny Brooks(バス)の5人組で、時には臨時でMark Stevens(テナー)が加わっていたとのこと。その後数年は地元の催し等で歌うことを主な活動としていましたが、地元フィラデルフィアでちょっとだけ話題になった自作曲「No, No, No」を出した後グループはすぐに分裂してしまいます。
'60年の夏ジェリー・サマーズマイク・デニスはマーク・スティーヴンスの他にもう一人メンバーを加えてThe Gemsとして活動し、同じ頃ブルックトーンズの残ったメンバーは、新メンバーを2人加えてレコード会社への売込みを図っています。レン・バリーの頑張りが実ったのか、一時はバラバラに活動していた彼らもブルックトーンズが'60年末にカメオ/パークウェイと契約を決めると、レン・バリーの呼びかけでジェリー・サマーズマイク・デニスがグループに戻り、何もなかったように結成時の5人組のラインナップとなります(但しリード・ヴォーカルはレン・バリー)。
なおグループ名は、カメオの社長Bernie Loweの思いつきで、彼が直前に行った旅行先で宿泊したホテルの名前をそのまま取ってThe Deauvillesとしようとしたところ、綴りがややこしいと言うメンバー達の反発を食らって最終的にThe Dovellsに落ち着いたとか。

CD:[試聴/Tower Records] [amazon]
The Best of the Dovells 1961-1965'60年のカメオ/パークウェイと言えば、世界中を席巻したChubby Checkerの「The Twist」(全米1位、オリジナルは'59年のHank Ballard & The Midnighters盤)がちょうど大ヒットして活況を呈していた頃。ツイストを手始めに、その後多くのダンス・ステップをテーマにしたナンバーで全米中に殴り込みをかけるまさにその時だったんですよね。
そんな頃にチャビー・チェッカーを先頭に、Dee Dee SharpThe Orlons等のレーベル・メイトと一緒になって'60年代初頭のダンス・ブームを築いた、ダヴェルズのヒット曲を中心に基本を押さえたCDが『The Best of the Dovells 1961-1965』。内容は、シングル・ヒット曲やそれらのB面と初期のブルー・アイド・ソウル・シンガー、レン・バリーがソロになってからの曲等で構成された全21曲。一応言っておくと、ブルー・アイド・ソウルとは白人が演じたソウル・ミュージックのこと。

楽曲としてはR&B/ソウルの要素がやや多めに入った、ホワイト・ドゥー・ワップ的アプローチのノリのいいダンス・ナンバーが多くを占めています。アップ・テンポ系のドゥー・ワップが好きな人やグループ系のノリのいいダンス・チューンが好きな人にぜひおすすめの1枚です。まあ、この手のサウンドは全てのオールディーズ・ファンにとってたまらないと思うんですが。
あと、彼らは本作収録曲以外にも他のドゥー・ワップ・グループの曲の名カヴァーを数多く録音しているので、その辺をもっと聴きたいコアなドゥー・ワップ・ファンはコンプリート集的な2枚組CD『All Their Hits & Much More』を聴いてみるといいんではないでしょうか。

それでは主な収録曲を見てみましょう。
1曲目の「Bristol Stomp」('61年全米2位、R&B7位)はパークウェイからの2ndシングルで、彼らの代表的ダンス・ヒットの1つにしてホワイト・ドゥー・ワップの大傑作。この曲は、会社のプロモーション担当者から、今フィラデルフィア郊外のブリストルでティーンエイジャーが“The Stomp”と言う新しいダンスに熱狂しているとの話を聞いて、カメオのA&RマンだったKal MannDave Appellが共作した曲です。また、メロディーは彼らがThe Studentsの「Everyday Of The Week」('58年)に合わせてストンプを踊っているとのことで、その曲から借用されています。どうりで似てるはずですよね。
なお、「Everyday Of The Week」は以前キッズ・ドゥー・ワップの話をした時に紹介した「I'm So Young」のB面だった曲です。

'61年3月に発売された2曲目の「No, No, No」は彼らのパークウェイからのデビュー曲。ヒットこそしませんでしたが、まだダンス・ナンバーに挑戦する前の、純粋なドゥー・ワップ・ナンバーの知られざる佳曲といった趣で聴き応え十分。なお、ここに収録されているのは彼らのブルックトーンズ時代の曲の再録ヴァージョンで、キッズ・グループのThe Chantersの'58年作のヒット曲とは同名異曲です。
3曲目の「Foot Stompin'」は、ダヴェルズと同様にストンプを取り上げた黒人グループThe Flaresが'61年に放ったR&B20位曲をカヴァーしたもの。ちなみにこのフレアーズというグループは、'55年に傑作バラード「Why Don't You Write Me」で全米82位(R&B3位)のヒットを放ったドゥー・ワップ・グループ、The JacksThe Cadets)が'57年の暮れに分裂した際にニュー・キャデッツと名乗っていた方のグループのことです。ジャックスキャデッツの話まですると話がややこしくなるのでやめておきますが、とりあえず、同じグループだと理解して下さい。
4曲目の「Mope-Itty Mope」もまたまたドゥー・ワップ・カヴァー。このBo Diddley風のジャングル・ビートに乗せて、だみ声のベース・ヴォーカルがタイトルを連呼するユニークな曲のオリジナルは、ダヴェルズと同じフィラデルフィア出身のBoss-Tones('59年)ですが、ダヴェルズはオリジナルを完全コピーしていて一見オリジナルと見分けがつかないほどの出来になっています。

Bristol Stomp」に続いて発売され'62年に全米37位を記録した5曲目の「Do The New Continental」は、新たなダンス・ステップ“コンチネンタル”を取り上げたダンス・ナンバーで、R&Bにどっぷり漬かっていたと言う彼らの言葉に偽りのないかなり黒っぽい曲。テンポはゆっくりめだけどJames Brownの「I Got You(I Feel Good)」('65年全米3位、R&B1位)にちょっと似たくだりもあって、ホント黒人グループかと思えるほどR&B/ソウル色が強い。
9曲目の「Your Last Chance」はノン・ヒットながらキッズ・ドゥー・ワップの傑作との呼び声も高い、Lewis Lymon & The Teenchordsの'57年の曲をカヴァーしたもの。元々曲自体がいいのでかなりノリノリなんですが、ベース・ヴォーカルがほとんど聴こえてこない点がちと残念でしょうか。
ちなみに、Fats DominoBuddy KnoxCarl PerkinsCharlie GracieJerry Lee Lewis他ロックンロール・スターが大挙して出演した'57年の傑作ロックンロール映画、『ジャンボリー』の中で、大スターに混じって出演を果たしたティーンコーズがこの曲を歌っているシーンを見ることが出来ます。

そして、12曲目の大ヒット曲「You Can't Sit Down」('63年全米3位)は「Bristol Stomp」に並ぶ彼らの代表作で、これまたゴキゲンなアップ・テンポのダンサブルなナンバー。なお、オリジナルは'61年にPhilip Upchurch Comboがヒットさせたインスト曲でした(全米29位)。
隠れた傑作「Dance The Froog」(16曲目)は、'63年全米50位のヒットとなった「Betty In Bermudas」(15曲目)のB面曲ながら、ほとんどソウル・ミュージックと言えそうなカッコいい曲。ちなみにA面は、「You Can't Sit Down」系統のノリノリ・ナンバー。
モンキー”というダンスをテーマにして'63年10月に発売された17曲目の「Stop Monkeyin' Around」は、ヒットはしませんでしたが超が付くほどの大傑作。モータウン・サウンドっぽいワクワク感がなんともたまらないポップな曲で、彼らがいかに幅広いソウル・ミュージックに興味を持っていたかがうかがえます。個人的には彼らの曲の中でもかなり好きな曲。
そういえばこの曲が出された頃に、彼らはまだアメリカでは無名だったビートルズの「She Loves You」('64年全米1位、'63年全英1位)を初めて聴いており、一発で気に入った彼らは早速レコーディングしたそうなんですが、残念ながら未だに未発表のままなんです。どんな感じにカヴァーされていたのか気になるところですが、彼らのヒットを嗅ぎつける能力にも驚きますよね。

最後を飾る21曲目の「1-2-3」は、リード・シンガーのレン・バリーがソロとなった後Deccaと契約して'65年に発売した2枚目の曲で、全米2位のヒットを記録したブルー・アイド・ソウルの大傑作ナンバー。モータウン・サウンドの影響を強く受けたメロディーに、ソウルフルなレン・バリーのヴォーカルが絡んで、何とも魅力的な曲に仕上がっています。
どうでもいい事ですが、ダヴェルズにしろソロとなったレン・バリーにしろかなりいい出来の曲を送り込んでいるにもかかわらず、ヒット・チャートの最高位が2位止まりなんですよね。

その他は、「Bristol Stomp」系統のドゥー・ワップ風味のダンス・チューンの「Bristol Twistin' Annie」('62年全米27位)、新たなダンス・ステップ“ハリー・ガリー”を取り上げた「Hully Gully Baby」、従来からの定番ダンス“ジルバ”をテーマにした温故知新的な「Jitterbug」、彼らのアイドルの1人だったという偉大なソウルのパイオニア、“ミスター・エキサイトメント”ことJackie Wilsonの'63年全米5位(R&B1位)のヒット曲をカヴァーした「Baby Workout」等が聴き所でしょう。

良質のホワイト・ドゥー・ワップからゴキゲンなダンス・ナンバー、はたまたブルー・アイド・ソウルまで名曲揃いの本作はとにかく楽しめること間違いなし。また、'60年代初頭にダンス・ミュージックの宝庫として名をはせたカメオ/パークウェイの音源なので、当時のダンス・グルーヴを体感したい人には絶好の1枚となるでしょう。


※ iTunes Storeダヴェルズの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ。1曲から購入できます。iTunes (無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
■ 今回の無料動画は、私も超お気に入りのダヴェルズによるダンス・グルーヴ満点のドゥー・ワップ・ナンバー「Bristol Stomp」です。白黒ながらも映像はクリアな上に、レーベル・メイトのツイストの王者、チャビー・チェッカーに紹介されてが登場するなんて超豪華だと思いません?

ちなみにこの曲は、オランダのドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループ、Pee Wee & The Specialsが'80年に発表した唯一のアルバム『Pee Wee & The Specials』の中で素晴らしいカヴァーを披露しています。聴いた事のないドゥー・ワップ・ファンはぜひ聴いてみましょう。鳥肌ものですから。

それでは、フィラデルフィアのホワイト・ドゥー・ワップ・グループ、ダヴェルズの大傑作をどうぞ。

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