♪ スポンサーサイト
■ ちょっと前のことですが、何気なくテレビをつけていたら突然Bobby Vinton
多分もう何年も聴いてなかった「Blue Velvet」のさわりだけ聴かされたので、無性に聴きたくなって久しぶりにじっくり聴いてみました。そしたら再確認ではないんですがいい曲なんですよね、やっぱり。
そういえばこの曲ってDavid Lynch監督のタイトルもそのまんまのサスペンス映画、『ブルー・ヴェルヴェット
ちなみにデヴィッド・リンチ監督は曲の使用だけでなく、ボビー・ヴィントン本人にも映画への出演を依頼したらしいんですが、さすがに出演の方は断られたそうです。
※ 参考までに記しておくと、トヨタ「プレミオ」のCMはトヨタの「TV-CFライブラリー」で見れます。
ということで今回はボビー・ヴィントンを紹介します。いわゆるオールディーズ・ポップスの記事は当ブログで初めてなんで、図らずも記念すべき第1号はボビー・ヴィントンということになりました。本当はもっとポップスの王道的アーティストを第1弾にする予定だったんですが...(もちろん彼もビッグ・ネームなんですけど)
CD:[

ボビー・ヴィントンと言えばやはり何といってもその甘い歌声で歌うメロウ&ムーディーなバラードが持ち味ですが、本盤収録曲はほぼすべてがその魅力を余すことなく伝えてくれているので、たまにしっとりとしたムードに浸りたい時にピッタリの1枚ではないでしょうか。
では、主な収録曲を見てみましょう。
1曲目はむせび泣くような歌唱が実に見事で、私も大好きな彼の代表作「ミスター・ロンリー」('64年全米1位)。2曲目の「涙の紅バラ」(原題「Roses Are Red (My Love)」は、'60年にデビュー後泣かず飛ばずだった彼にとって初ヒットとなった少しばかりC&W調の'62年全米1位曲(初ヒットでいきなり1位!?)。
5曲目の「オーヴァー・ザ・マウンテン」('63年全米21位)は、黒人男女2人組のJohnnie & Joe
彼が“ミスター・ブルー”の異名をとる発端となった最初のヒット曲が6曲目のポップなミディアム・テンポ曲「ブルー・オン・ブルー」('63年全米3位)。
そして7曲目のメロウな名曲「ブルー・ヴェルヴェット」('63年全米1位)。この曲は元々ジャズ系ポピュラー・シンガーのTony Bennettが'51年に全米16位を記録した曲がオリジナルですが、The Clovers
8曲目は、原題が「There! I've Said It Again」('64年全米1位)にもかかわらず“ミスター・ブルー”の異名にちなんだのか、強引に「ブルー・ファイアー」なる邦題がつけられた美しくムーディーなバラード。
余談ですが、彼はタイトルに“Blue”が含まれる曲ばかりを集めたアルバム『Blue on Blue』を'63年に発表していますが、収録曲には「St. Louis Blues」(クラシック・ブルースの女王Bessie Smithの'25年の名唱等で有名な曲)なんかも含まれていて、「ブルー・ファイアー」の場合とは意味合いが違うけどこちらもちょっと強引な感じですよね。
12曲目は何とフィラデルフィア出身のドゥー・ワップ・グループ、Lee Andrews & The Hearts
16曲目の「いつまでも愛して」(原題「Please Love Me Forever」、'67年全米6位)もこれまた少々意外なカヴァーですが、以前にも触れたCathy Jean & The Roommatesが放った'61年全米12位のヒット曲がオリジナルです。ボビー・ヴィントンのヴァージョンも大ヒットしただけあって、キャシー・ジーンの甲高い声が印象的なオリジナルとは対照的に、落ち着いた感じのムーディーなバラードに仕上げていてGood。
17曲目の「こんなに愛しているのに」(原題「I Love How You Love Me 」、'68年全米9位)もカヴァー曲で、オリジナルは数多くのオールディーズ・ヒットを量産した名ソングライター、Barry Mannの作品(自身も録音)を60'sガール・グループThe Ronettesで有名な、鬼才Phil Spector
この曲もオールディーズ・ファンに人気があって曲自体が良いこともありますが、ボビー・ヴィントンのヴァージョンもメロウな雰囲気は完璧で名作と言えるでしょう。
オールディーズ・ファンにはおなじみのラストの2曲は、Brian Hyland
「ミスター・ロンリー」、「涙の紅バラ」、「ブルー・オン・ブルー」等のオリジナル・ヒットばかりでなく、「ブルー・ヴェルヴェット」をはじめ「いつまでも愛して」や「こんなに愛しているのに」等の名カヴァー曲もバランスよく収録された本作は、彼がオリジナリティーのある甘い歌声で、色んな曲を歌いこなす事が出来る名シンガーである事を十分に実感させてくれるでしょう。
メロウでムーディーなオールディーズ・バラードが聴きたい方にはぜひおすすめです。
※ CD『〈STAR BOX〉ボビー・ヴィントン』の詳細・購入はこちら
※ iTunes Storeでボビー・ヴィントンの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
で、代わりに彼の'65年のヒット「Long Lonely Nights」と言うわけです。こちらも『エド・サリヴァン・ショー』出演時のものですが、彼の堂々たる熱唱ぶりが見事な映像になっていて観応え十分でしょう。
先に触れた通り、この曲には他の素晴らしいヴァージョンが存在するんですが、ベース・ヴォーカルを含む絶妙の3パート・ハーモニーを味わいたいドゥー・ワップ・ファンには、スムーズなリード・ヴォーカルも絶品のLee Andrews & The Heartsのオリジナル盤を、R&Bファンには当時飛ぶ鳥を落とす勢いの大スター、Clyde McPhatterによる悩殺ハイ・テナー・ヴォイス・ヴァージョンを、オールディーズ・ポップスのファンにはボビー・ヴィントンの60'sポップス・ヴァージョンをそれぞれおすすめです(全部聴いて欲しい傑作ですが...)。
※ 今回の「Long Lonely Nights」の映像は他のYou Tube動画に比べて音量が大きめです。大体音量調節のつまみの半分位で他の動画と同じ位の音量だと思います。
[トップ・ページへ] [他の記事を読む] [他の動画を観る]
★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>★




今日も、勉強させていただきました。
実を申しますと、わたくし、
アーティスト名、曲名、ほとんど知らないんであります。
今から、20年ぐらい前、
新宿中央図書館に通い倒し、
それらしい…オールディーズっぽい曲のレコードを借りまして、
ダビングし、繰り返し、聴いていたのであります。
その時、もー少し、アーティスト名とかに
気をつければよかったんですけど…ね。
と、いうわけでございまする。
なので、とっても、いー勉強になりました。
ちなみに、わたしは、
ドゥ・アップ好きでありますが、
ほかのオールディーズも好きです♪
あ、1つ、お聞きしたいことがあったのですが、
また、この次にいたします。
それでは♪
何でしょう聞きたい事って?私に分かる事なら答えられますが...
アーティスト名とか曲名って、音楽を聴いてる本人が意識するかしないかの問題で、そこまで重要じゃないと思います。
大事なのは音ですから。自分で楽しめればいいと思います。
私は性格的に気になった曲については色々と知りたくなるタチですが...
ただ、聴きたい音源を捜す時や人と話す時や人に説明する時には知らないとちょっと困るかもしれませんね。
でも、曲はたくさん聴いているんですね。じゃあ結構いい曲聴いてるんじゃないですか?
それと、「勉強」ってのは大げさじゃないですか?(笑)
ただ、私はどういう訳か彼の曲は日が暮れてしか聴く気になれません。スローな曲が多いからか、例の深夜ラジオ番組のインストの印象が強いからか?
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)