2007年07月

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Wanda Jackson 『Queen Of Rockabilly』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ さて今回は、'50年代後半にダミ声を交えた独自の激しい歌唱で、並みの男性ロカビリアンを凌ぐパワフルなロカビリーを聴かせた女性シンガー、Wanda Jacksonを紹介します。
ワンダ・ジャクソンといえば当時日本でも「Fujiyama Mama」が大ヒットしたので、わが国でもかなりなじみのある歌手でしょう。そして日本人として誇らしく思えるのは、彼女のロカビリー・ナンバーのヒットが、本国アメリカに先がけること2年前だったという点ではないでしょうか。しかも、'58年2月の第1回“日劇ウエスタン・カーニバル”で爆発したわが国のロカビリー・ブームが、Gene Vincentの来日(6月)でピークに達した'59年には彼女も来日(1月)を果たしています。
日本では、来日した1月30日当日の夜銀座で初めて天ぷらを食したり、また、2月に地方公演で大阪を訪れた際には、バック・バンドを務めたオールスターズ・ワゴン平尾昌章(“ロカビリー三人男”の1人)と一緒にナイトクラブでマンボを踊ったりと数々のエピソードも残されており、彼女にとっても今でもいい思い出として残っているようです。
そういえば、来日中のワンダ・ジャクソンはテレビにも出演したんですが、2月3日夜8時半から放送された「テレビ・スコープ」(日本テレビ)でバック・バンドを務めたのは、あのホリプロの創業者、堀威夫率いるスイング・ウエストだったんですよね。 

そんな親日家でもあるワンダ・ジャクソンは元々C&W歌手で、Hank Thompsonのウェスタン・スウィング・バンド、The Brazos Valley BoysのメンバーだったBilly Greyとのデュエット曲、「You Can't Have My Love」(C&W8位)で'54年にDeccaからデビューしています。その後しばらくカントリーを歌っていた彼女をロカビリーの世界に引きずり込んだのが、'55年にC&Wのパッケージ・ツアーで一緒だったロカビリーの第一人者Elvis Presleyだったんです。
心底C&Wに惚れ込んでいたワンダ・ジャクソンは、当初ロカビリーやロックンロールを歌う事を拒んでいましたが、ある時はエルヴィスの家でロックンロール(R&B)のレコードを一緒に聴いたり、ことあるごとにエルヴィスからロックンロールを歌うように勧められた結果、意を決して'56年に遂にロカビリーに挑戦します。しかも、心機一転Capitolに移籍して。
それから'63年頃まで実に多くの名唱を含むロカビリーやロックンロールを取り上げていましたが、ロックンロール自体が下火になってきたこともあり、それ以降はまたC&Wの世界に戻って活躍しています。

CD:[試聴/Tower Records] [amazon]
Queen of Rockabillyそこで今回紹介するCDは、ワンダ・ジャクソンのそのロカビリー(ロックンロール)時代に焦点を当てた好編集盤『Queen Of Rockabilly』です。タイトルもこれしかないって感じですよね。内容は'56年から'63年までの音源で、エルヴィス・プレスリーの説得がいかに正しいものであったかを裏付ける様な、大傑作ロカビリーと絶叫ロックンロールのオン・パレードとなっています(全30曲)。
彼女の場合はそもそも優れたソングライティング能力と歌唱力を持っているので、C&Wにもいい曲がたくさんありますが、唯一無二の個性を遺憾なく発揮したのはやはりこのロカビリー時代だったと言えるでしょう。お世辞抜きでロカビリーやロックンロールのカッコよさがストレートに伝わってきます。

また、彼女はそのサウンドのみならずビジュアル的にも当時の女性シンガーとしては革新的でした(この点エルヴィス・プレスリーと同じ)。Capitol入社後ウェスタン・シャツを脱ぎ捨てた彼女は、逆立てた前髪にでっかなイヤ・リング、真っ赤な口紅にハイ・ヒール、そして肩を出したタイトなドレスと今まで誰も見たことのないような強烈なルックスで、ギター片手にロカビリーを歌いファンを魅了しています。
このロックンロール・ファンからするとヒップないでたちも、保守的だったカントリーの殿堂ラジオ・ショー、『Grand Ole Opry』では評判よろしからず、肩を出したドレスでは出演させてもらえなかったとか(エルヴィスの出演も1回こっきりでしたよね)。
この様に、エルヴィス・プレスリー同様全身全霊で表現したワンダ・ジャクソンのロカビリーは、ロカビリー・ファンはもとより全てのロックンロール・ファンにおすすめです。聴いた事がない人はノック・アウト必至でしょう。

(曲目紹介) 
※ ()内はレコード発売年、チャート、そして『』はアルバム名

01 Baby Loves Him('57年)
彼女自身のペンによる傑作曲で、サウンドだけでなく歌詞にも“Blue Suede Shoes”や“Pink Cadillac”といったフレーズが飛び出す120%Rockabillyナンバー(必聴!)。
02 Mean Mean Man('58年)
「Let's Have a Party」タイプのワイルドな名作Rockabillyで、これまた彼女の自作曲。なおこの曲は、彼女をアイドルとする日本の歌手、斉藤チヤ子が、アルバム『サン・アントニオ・ローズ(斉藤チヤ子ウェスターン・ヒット)』('62年)の中で名カヴァーを披露しています。
03 Fujiyama Mama('57年)
日本でも雪村いづみに絶品カヴァーされる('58年)等大人気となったWanda Jacksonの代表作。Wanda Jacksonの強烈なシャウトが印象的な曲ですが、オリジナルは女性ブルース歌手Annisteen Allenの'54年盤。
04 Cool Love('57年)
「Fujiyama Mama」と同系統のミディアム・テンポのカッコいいRockabillyで、幼なじみのVicki Countrymanとの共作曲。
05 Honey Bop('58年)
録音は'56年で、Wanda Jacksonのヴォーカルもさることながら、リード・ギターを担当したカントリー・ギターの名手、Joe MaphisのCliff Gallupを意識したような演奏が超クールな脳天直撃Rockabilly(必聴!)。Capitol入社当初のWanda Jacksonは、レーベル・メイトだったGene Vincent & His Blue Caps風のサウンドを目指したというのも頷けます。
06 I Gotta Know('56年C&W15位)
個人的にも気に入っているCapitolでの記念すべきデビュー・シングルで、スロー・テンポのワルツからRockabillyに急変するユニークな曲。この曲を聴くと、Elvis盤に影響を受けたBill Monroeの「Blue Moon Of Kentucky」('54年再録)を連想してしまいます。
07 Let's Have a Party('58年『Wanda Jackson』、'60年全米37位)
この曲は元々白人と黒人の混成Rockabillyバンド、Bobby Poe & The Poe Katsがバックを務めた上記アルバムの収録曲だったんですが、2年後にシングル発売されて彼女にとってポップ・チャートでの初ヒットとなったもの。オリジナルはElvis Presleyの主演映画『Loving You』(邦題『さまよう青春』)の挿入歌「Party」ですが、ここでのカヴァーはバックの演奏、彼女のパワフルなダミ声共グレートの一言。
08 Money Honey('58年『Wanda Jackson』)
The Driftersの初期Doo Wopの傑作曲('53年R&B1位)を軽快にカヴァーしたもの。
09 Long Tall Sally('58年『Wanda Jackson』)
オリジナルはLittle Richardが'56年に放った全米6位(R&B1位)のR&Rクラシックで、ここでは「Let's Have a Party」同様、ダミ声シャウトが炸裂するワイルドな絶品カヴァー。なおこの曲は、日本で“和製Wanda Jackson”と呼ばれた声までWanda Jacksonにそっくりな麻生京子が、'63年に「恋をしましょう」(原題「Let's Talk About Love」、オリジナルはHelen Shapiroの全英23位曲)のB面でカヴァーしていました(もちろんWandaヴァージョン)。
10 Hot Dog! That Made Him Mad('56年)
「Honey Bop」と同じくJoe Maphisのリード・ギターが最高のRockabilly。
11 Searchin'('63年『The Two Sides Of Wanda Jackson』)
ノベルティDoo Wopの王者The Coastersの'57年全米3位(R&B1位)曲のカヴァー。
12 Savin' My Love('59年)
13 Kansas City('61年『There's a Party Goin' On』)
C&Wチックな歌唱も交えてカヴァーされたこの曲は、R&B歌手Wilbert Harrisonの'59年全米1位(R&B1位)曲として有名ですが、オリジナルはLittle Willie Littlefieldの「K.C. Loving」('53年)。そしてこの曲もまた斉藤チヤ子が、先述のアルバムでWandaヴァージョンを参考にしたカヴァーを披露しています。
14 Hard Headed Woman('61年『There's a Party Goin' On』)
Elvis Presleyの'58年全米2位曲をお得意のダミ声でワイルドにシャウトしたカヴァー。
15 Funnel of Love('61年)
16 My Baby Left Me('61年『Right Or Wrong』)
オリジナルはElvis Presleyもカヴァーした'50年のArthur Crudup盤。
17 Sticks and Stones('61年『Right Or Wrong』)
Ray Charlesが'60年に全米40位(R&B2位)を記録したTitus Turnerの曲がオリジナル。
18 Who Shot Sam?('61年『Right Or Wrong』)
19 There's a Party Goin' On('61年『There's a Party Goin' On』)
「Let's Have a Party」に続く“パーティー・シリーズ”第2弾!?
20 Brown Eyed Handsome Man('61年『Right Or Wrong』)
Chuck Berryの'56年R&B5位曲(R&B4位曲「Too Much Monkey Business」のB面)をカヴァーしたもの。
21 You Don't Know Baby('62年『Wonderful Wanda』)
22 Tongue Tied('61年『There's a Party Goin' On』)
「Let's Have a Party」タイプの熱狂R&R。
23 Riot in Cell Block #9('61年『There's a Party Goin' On』)
The Coastersの前身グループ、The Robinsの'54年の曲のカヴァーで、Wanda Jacksonのダミ声シャウトの極みが味わえます。
24 Slippin' and Slidin'('61年『Right Or Wrong』)
Little Richardの'56年全米33位(R&B2位)曲のカヴァー。
25 Fallin'('61年『There's a Party Goin' On』)
Connie Francisが歌った('58年全米30位)、Neil Sedakaの曲のカヴァー。
26 Rip It Up('63年『The Two Sides Of Wanda Jackson』)
ワイルドなシャウトにポップなコーラスが絡むユニークなカヴァーで、Little Richardの'56年全米17位(R&B1位)曲がオリジナル。
27 Rock Your Baby('58年)
これまた自作のカッコいいRockabilly。なおこの曲は、カントリー・ロック歌手Rosie Floresのアルバム『Rockabilly Filly』('95年)にゲスト参加して、デュエットを披露しています。余談ですが、このアルバムでは女性歌手としては珍しくGene Vincent & His Blue Capsの「Bop Street」('56年)もカヴァーしています。
28 Whole Lotta Shakin' Goin' On('63年『The Two Sides Of Wanda Jackson』)
先の「Rip It Up」と同様の仕上がりで、Jerry Lee Lewisの'57年全米3位曲として有名な曲のカヴァー(オリジナルは'54年のThe Commodores盤)。
29 Honey Don't('63年『The Two Sides Of Wanda Jackson』)
これまた「Rip It Up」同様の仕上がりで、Carl Perkinsの'56年の大傑作Rockabilly(「Blue Suede Shoes」のB面)がオリジナル。
30 Man We Had a Party('61年『There's a Party Goin' On』)
“パーティー・シリーズ”第3弾!?


※ iTunes Storeワンダ・ジャクソンの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
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Rocky Sharpe & The Replays 『Rama Lama』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ Sha Na NaShowaddywaddyに続くドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループ第3弾は、前回に引き続きイギリスの人気グループでRocky Sharpe & The Replaysです。
彼らの経歴等は後で触れるとして、まずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴] [amazon]
Rama Lama (Replays)彼らの場合ベスト盤も出ているんですが、Chiswick Records時代のオリジナル・アルバムが全てCD化されているので、そちらを紹介しておきましょう。その中でも順序的にと言うことではないんですが、まずは名盤との誉れ高い1stアルバム『Rama Lama』をおすすめします。
ベスト盤も手っ取り早くていいんですが、各オリジナル・アルバムにはベスト盤未収録の数多くの大傑作があり、この手のサウンドが好きな人は結局ベスト盤未収録曲も聴きたくなって、オリジナル・アルバムを揃える事になるでしょうし...
一応記しておくと、ベスト盤では『Looking For An Echo』が1番充実してます。
それで今回紹介する1stアルバムですが、元々は'79年に発売されたもので、CD化に際してシングルB面曲等のボーナス・トラックが4曲加えられた全18曲。内容は、他のリヴァイヴァル・グループと同じ様に、ほとんどが'50年代から'60年代のドゥー・ワップやロックンロールのカヴァーです。

ロッキー・シャープ・アンド・リプレイズは、シャ・ナ・ナショワディワディに比べてドゥー・ワップのレパートリーが多めで、よりポップに洗練されたスマートなサウンドになっているのが特徴でしょう。実は、ヨーロッパのドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループの多くがこのタイプで、そういった意味でロッキー・シャープ・アンド・リプレイズはその典型と言えます。
また、オールディーズ風味に味付けされたポップなドゥー・ワップに、ロッキー・シャープの伸びのある滑らかな声も相性バッチリでかなり聴き応えあります。

シャ・ナ・ナショワディワディと同じ様に、とにかくオールディーズの楽しさを体感したい人にはぜひおすすめのアルバムです。

(曲目紹介)
① Rama Lama Ding Dong('78年全英17位)
彼らの1stシングルで最大のヒットとなった、スマートでスピード感あふれる名カヴァー。The Edselsが'58年に発表するも不発で、'61年の再発時に全米21位を記録した傑作Doo Wopがオリジナル。この「Rama Lama Ding Dong」はリヴァイヴァル・グループに人気のようで、数多くのグループがカヴァーしています。
② Never
The Earlsが「Remember Then」('62年全米24位)に続いて'63年に発表した隠れた名曲Doo Wopがオリジナルですが、コーラスから裏声混じりのヴォーカルまで見事オリジナルのカッコよさを再現した傑作カヴァー(必聴!)。
③ A Lover's Question
R&BスターClyde McPhatterの'58年全米6位(R&B1位)曲に挑戦したもの。Rocky Sharpeのスマート・ヴォイスも意外と曲にマッチしています。
④ Love Will Make You Fail In School('79年全英60位)
彼らの3rdシングルで、オリジナルは「Love Is Strange」('56年全米11位、R&B1位)のヒットで有名なR&Bの男女デュオMickey & Sylviaの'57年の曲。Mickey & Sylviaのカヴァーとはかなり意外ですが、さらにノン・ヒットの知られざる佳曲を選ぶとは恐れ入ります。Mickey Bakerの切れ味鋭いワイルド・ギターはさすがに再現できていないものの、コーラス入りのマイルド・ヴァージョンもなかなか心地いいものです。
⑤ I Knew From The Start
'56年のR&R映画『Rock, Rock, Rock』で披露されたThe Moonglowsの名曲Doo Wopがオリジナル(こんな良い曲なのにノン・ヒット!)。Rocky SharpeとHelen Highwaterのデュエットによる新鮮でポップな仕上がりは、彼らの傑作カヴァーの1つに挙げられるでしょう。
⑥ Fools Fall In Love
先のClyde McPhatterがソロとして独立した後加入した、これまた突き抜けるようなハイ・テナー・ヴォイスのJohnny Mooreがリード・ヴォーカルをとる、The Driftersによる'57年全米69位(R&B10位)のRockin' Doo Wopがオリジナル。ここでのカヴァーは、オリジナルにない出だしと最後の小粋な演出がおしゃれな好リメイクとなっています。ちなみにこの曲は、'80年代に日本で人気を博したDoo Wopグループ、ザ・シャネルズのライヴ・アルバム『ライブ・アット・ウイスキー・ア・ゴー・ゴー』('81年)において、“桑マン”こと桑野信義がJohnny Mooreになりきった絶品カヴァーを披露しています。
⑦ Since I Don't Have You
言わずと知れたWhite Doo Wopグループの最高峰、The Skylinersが'58年に放った全米12位(R&B3位)の不朽の名バラードをカヴァーしたもの。オリジナルのJimmy Beaumontによる熱のこもった歌唱とは対照的に、あっさりと歌いこなすRocky Sharpeもまた見事。
⑧ Tonight (Could Be The Night)
The Velvetsの'61年全米26位曲で、陽気なテキサス産Doo Wopナンバーのカヴァー。日本でも'61年に「今宵こそは」('64年再発時「夢のお月様」に改題)のタイトルで、リアルタイムに発売されていた数少ないDoo Wopレコードの1つ。
⑨ Imagination('79年全英39位)
まだ正式なベース・ヴォーカルが不在だったため、一時的にDickie Hartがベース・ヴォーカルを担当した彼らの2ndシングルで、The Quotationsの'61年全米101位曲を忠実にカヴァーしたもの。元々は'40年に作られたバラード・タイプのポピュラー・ソングで、The Quotations盤「Imagination」はそれを見事アップ・テンポのDoo Wopにアレンジしてカヴァーしています。
⑩ I Really Love You
スリリングに展開するベース・ヴォーカルと3パートの絡みが印象的なThe Stereosの'61年全米29位(R&B15位)曲を足音の効果音もまねてカヴァーしたもの。この「I Really Love You」は近年多くのDoo Wopグループがカヴァーしています。
⑪ Devil Or Angel
ワシントンD.C.出身の名門グループThe Cloversが'55年にR&B3位を記録したドリーミーなDoo Wopバラードを「I Knew From The Start」同様、RockyとHelenのデュエットで聴かせる名カヴァー。なお、この曲はRocky Sharpe & The Razors時代にもレコーディングしています(当時未発表)。
⑫ Don't Hang Up
個人的にかなり気に入っているのが、男性1人と女性3人からなるThe Orlonsが'62年に全米4位(R&B3位)を記録した、フィラデルフィア産の陽気なDoo Wopをカヴァーしたこの曲。ここではHelenがリードをとっており、その熱唱に加えベース・ヴォーカルもバッチリ決まった、疾走感あふれる傑作カヴァーです(必聴!)。
⑬ Return To Sender
Rocky Sharpe & The Replaysってこの手のポップなR&Rも実に上手くカヴァーするんですね~。エルヴィス・プレスリーが主演した映画『ガールズ!ガールズ!ガールズ!』の挿入歌で、'62年に全米2位を記録したものがオリジナルですが、とにかくRocky Sharpeの熱唱ぶりが最高の1曲(必聴!)。
⑭ Oop Doop Doop Parts 1 & 2
オリジナル・アルバム収録曲中唯一の自作曲で、メンバー4人が1人ずつ交代して自分が作詞したヴァースを歌うめちゃくちゃ楽しい曲。
⑮ When The Chips Are Down (Bonus Tracks) ('78年)
⑯ Got It Made(Bonus Tracks)('79年)
⑰ A Girl Like You(Bonus Tracks) ('79年)
⑱ Imagination(Backing Vocal Version)(Bonus Tracks) ('79年)
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Showaddywaddy 『The Rock Never Stopped』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 前回話をした様に、Sha Na Naが先鞭をつけたドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァルの動きは、その後海を隔てたヨーロッパにも飛び火する事になります。どういう訳か、シャ・ナ・ナに続くリヴァイヴァル系のバンドは本国アメリカよりもヨーロッパの方で数多く誕生しているんですよね。そして、ヨーロッパでも先陣を切ってシーンに飛び出してきたのが、今回紹介するイギリスのグループ、Showaddywaddyです。

Rock Never Stoppedショワディワディの経歴等については後述するとして、まずはCDを紹介しておきましょう。
ショワディワディの場合数多くのヒット曲があるからでしょうか、昔から結構CDも充実してるんですよね。その中でも一押しのCDが『The Rock Never Stopped』。彼らのヒット曲を網羅した2枚組全31曲入りで、1枚ものを下回る安さ!これしかないでしょう。
彼らの場合は、'50年代から'60年代のドゥー・ワップやロックンロール、ポップスのカヴァーが多くを占めているんですが、ご立派な事にオリジナル曲もあるんです(しかもヒットした)。大まかな雰囲気としては、シャ・ナ・ナと同様オールディーズの楽しさを前面に出したスタイルですが、お国柄を反映してか、イギリスには本国以上に熱心な信奉者が存在する、Eddie CochranBuddy Hollyのナンバーも多く取り上げていてその辺に独自性も見られます。また、これはショワディワディに限らずヨーロッパのドゥー・ワップ系オールディーズ・リヴァイヴァル・グループの多くに当てはまる事ですが、シャ・ナ・ナと比べるとサウンド的に若干ポップな雰囲気を醸し出しています。
まあ、どちらも味わい深いことに変わりはないんですが...

イギリス版シャ・ナ・ナとも言うべきショワディワディのサウンドは、オールディーズ・ファンはもちろん、古き良き時代の楽しい雰囲気に浸りたい方にぜひおすすめです。

(曲目紹介)
Disc1
① Under The Moon Of Love('76年全英1位)
彼らの最大のヒットとなった唯一のNo.1ソングで、傑作カヴァーの1つ。オリジナルはCurtis Leeの'61年全米46位を記録したDoo Wop調ポップス。
② Personality('77年4thアルバム『Red Star』)
ニュー・オーリンズのR&BシンガーLloyd Priceの'59年全米2位(R&B1位)曲がオリジナル。
③ Come On, Let's Go('79年5thアルバム『Crepes & Drapes』)
Ritchie Valensが'58年に放った全米42位のR&Rがオリジナル。
④ Three Steps To Heaven('75年全英2位)
Eddie Cochranが生前発表した最後の曲('59年)で、'60年に全英1位を記録(本国ではノン・チャート)した曲の渋いカヴァー。
⑤ Heartbeat('75年全英7位)
オリジナルはBuddy Hollyの'58年全米82位曲。
⑥ Blue Moon('80年全英32位)
The Marcelsが放った'61年全米1位(R&B1位)曲のカヴァーで、 サビの部分ではベース・ヴォーカルと3パートのコーラスがマーセルズ盤と逆転しているものの、これまた彼らの傑作カヴァー。元々はRichard RodgersとLorenz Hartが'34年に作ったスタンダード曲。
⑦ When('77年全英3位)
双子のポップ・デュオThe Kalin Twinsの'58年全米5位(全英1位)曲がオリジナル。ベース・ヴォーカル入りの良質なDoo Wop風カヴァーに仕上げています。この曲は日本初のネオ・ロカ・バンド、ブラック・キャッツが1stアルバム『クリーム・ソーダ・プレゼンツ』('81年)でカヴァーしてました。
⑧ I Wonder Why('78年全英2位)
Dion & The Belmontsが'58年に全米22位を記録した、White Doo Wopのスタンダード曲をカヴァーしたもの。よりポップな仕上がりも◎。
⑨ A Little Bit Of Soap('78年全英5位)
本作の中で最高傑作と思われる絶品Doo Wopカヴァーで、The Jarmelsの'61年全米12位(R&B7位)曲がオリジナル。私も大好きなこの曲は、ベース・ヴォーカルの語りの部分が超クールなんですよね。
⑩ Pretty Little Angel Eyes('78年全英5位)
元々Doo Wop調のカーティス・リーの'61年全米7位曲の絶品カヴァー(必聴!)。
⑪ Remember Then('79年全英17位)
'62年に全米24位を記録したThe Earlsの傑作Doo Wopがオリジナル。ここでのカヴァーもなかなかのもの。
⑫ Multiplication('81年全英39位)
カッコいいギターをフィーチャーしたR&Rナンバーで、Bobby Darinの'61年全米30位曲がオリジナル。
⑬ Three Stars/Rave On('75年2ndアルバム『Step Two』)
'59年2月3日に飛行機事故で命を落とした、バディ・ホリーら3人のR&Rスターに捧げた「Three Stars」(オリジナルはTommy Deeの'59年全米11位曲)とそのバディ・ホリーの傑作R&R「Rave On」('58年全米37位)をメドレーでカヴァーしたもの。
⑭ Alley Oop('81年7thアルバム『Good Times』)
「It Was I」('59年全米11位)他のヒットを持つポップス・デュオ、Skip & FlipのFlipことGary Paxtonが変名でこしらえたThe Hollywood ArgylesのDoo Wop調ノヴェルティ曲('60年全米1位)のカヴァー。
⑮ Who Put The Bomp('82年全英37位)
名ソングライターBarry Mannが歌手として'61年に放ったDoo Wop調ポップス(全米7位)のカヴァー。
⑯ Twist & Shout('79年5thアルバム『Crepes & Drapes』)
自国の大スターThe Beatlesもカヴァーした有名曲で、オリジナルはThe Topnotes('61年)。

Disc2
① Hey, Rock 'N' Roll('74年全英2位)
The Ramonesあたりにも通じるちょっぴりパンクっぽい自作のR&Rで、記念すべき彼らのデビュー曲。
② Sweet Music('75年全英15位)
③ Heavenly('75年全英34位)
④ Trocadero('76年全英32位)
自作のR&Rだけど間奏でThe Venturesの'60年全米2位曲「Walk Don't Run」('55年のJohnny Smith盤がオリジナル)のギター・フレーズも飛び出すユニークな曲。
⑤ You Got What It Takes('77年全英2位)
Marv Johnsonの'59年全米10位(R&B2位)のヒット曲として有名なBobby Parker('57年)の曲のカヴァー。
⑥ Dancin' Party('77年全英4位)
Chubby Checkerのダンス・ヒットのカヴァー('62年全米12位)で、オリジナル同様のノリノリ感は最高!
⑦ Sweet Little Rock 'N' Roller('79年全英15位)
曲名もグループ名も紛らわしいんですが、Chuck Berryの'58年全米47位曲とは同名異曲で、有名なDoo Wopグループとも別物のアイルランドのR&Rバンド、The Driftersのヒット曲のカヴァー('73年アイルランドのヒット・チャート14位)。ポップでカッコいいR&Rナンバー。
⑧ A Night At Daddy Gee's('79年全英39位)
「Under The Moon Of Love」と「Pretty Little Angel Eyes」に続いて、再度カーティス・リーの曲('62年)を取り上げてTop10入りを狙ったんでしょうか?やはりオリジナルがヒットしていないので、ショワディワディのカヴァーも大ヒットにはなりませんでした。
⑨ Always And Ever('80年)
'50年代末から'60年代初期にかけて活躍した自国のR&Rバンド、Johnny Kidd & The Piratesが、'64年にマージー・ビートを取り入れて発表した曲(全英46位)がオリジナル。
⑩ Why Do Lovers Break Each Other's Hearts?('80年全英22位)
Bob B. Soxx & The Blue Jeansが'63年に放った、Darlene Loveの熱唱が光る良質なガール・ポップスがオリジナル(全米38位)。日本のベニ・シスターズが'64年にカヴァーした、The Gleamsの「Mr. Magic Moon」('63年)にそっくりなこの曲をここではDoo Wop調で見事にリメイクしています(必聴!)。
⑪ Chain Gang('75年2ndアルバム『Step Two』)
私も大好きな天才Soulシンガー、Sam Cookeの'60年全米2位(R&B2位)となった大名曲のカヴァー。オリジナルほどの粘っこさや深みはないものの、爽やかにテンポ・アップしたヴァージョンもかなり良い出来です。良い曲は誰が歌っても良いと言う証!?
⑫ Sea Cruise('79年5thアルバム『Crepes & Drapes』)
白人アイドル歌手Frankie Fordが'59年に全米14位を記録したHuey Smith作のニュー・オーリンズ産R&Bがオリジナル。
⑬ Something Else('77年4thアルバム『Red Star』)
2年後にThe Sex Pistolsが取り上げてヒットさせた曲(全英3位)。エディ・コクランが'59年に全米58位を記録したR&Rクラシックがオリジナルで、ここでのカッコいいカヴァーも聴きもの。
⑭ Footsteps('81年全英31位)
'60年全米7位曲を記録したSteve Lawrence盤で有名な同年のBarry Mannの曲。日本でも'61年にパラダイス・キングがカヴァーしており、竹内まりやもアルバム『Longtime Favorites』(2003年)の中でカヴァーしていますが、何といっても原曲のポップな部分を見事再現したショワディワディのカヴァーがぴか一。
⑮ Hey Mr. Christmas('74年全英13位) 

※ 本盤収録曲のうち、Disc2の①~④、⑮のみがショワディワディの自作曲です。


※ CDThe Rock Never Stopped』の詳細・購入はこちらでどうぞ。

※ iTunes Storeショワディワディの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
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