2007年05月

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シングル・ヒットを全て収録した名盤『ゴールデン・レコード』 ♪本文末に関連動画有

■ サン・レコードにおいてロカビリーを創出したエルヴィス・プレスリーの功績は、それまで誰も成し遂げられなかった素晴らしいものです。しかし、あくまでローカル・レーベルに過ぎなかったサン・レコードでずっと活動を続けていく事はエルヴィスが全米に向かってはばたいていく可能性の芽を摘みかねません(本人がそう考えたのかは分かりませんが...)。
また一方では彼の評判が高まるにつれて大手のレコード・レーベル間でエルヴィス・プレスリー獲得合戦が繰り広げられ、結局'55年11月に最も高額な契約金をサム・フィリップスに提示したRCAが獲得します。それまで1人のアーティストに支払われた契約金としては最高額の3万5千ドル!しかもエルヴィス個人にもボーナス5千ドルって言うからRCAもよっぽどエルヴィスが欲しかったんでしょうね。もっとも、その後のエルヴィスの活躍を考えれば安いもんかも知れません。

ともかく、誰の意思が働いたのかは知りませんが、キングにふさわしい最高のレーベル環境が与えられます。なるべくしてなったんでしょうか?
RCA移籍後は多くの人がご存知の通り世紀の大スターとして、全米のみならず全世界にエルヴィス旋風を巻き起こすことになりますよね。

今回紹介するCDは、そんなエルヴィス・プレスリーが世紀の大スターとして歩み始めた'50年代の足跡がシングル・ヒット曲によって記録されている『ゴールデン・レコード 第1集』と『ゴールデン・レコード 第2集』です。

CD:[試聴/Tower Records] [amazon]
ダウンロード:[試聴/iTunes Store]
ゴールデン・レコード 第1集まず、『ゴールデン・レコード 第1集』から見ていきましょう。このアルバムは元々'58年3月に発売されたベスト盤で、RCAデビュー曲「Heartbreak Hotel」から「Jailhouse Rock」(邦題「監獄ロック」)までの全米チャート1位となったすべてのシングルとそれらのB面曲等が収録されたものすごいレコードなんです。多くの人は聴いたことがある曲が何曲もあるんじゃないでしょうか。
CDの方はオリジナル・アルバム収録の14曲にボーナス・トラック6曲を加えた全20曲。

Hound Dog」、「Jailhouse Rock」等の唯一無二のパワフルなロックンロール、「Don't Be Cruel」(邦題「冷たくしないで」)、「(Let Me Be Your) Teddy Bear」等のミディアム・テンポのポップなロックンロール佳曲、「I Want You, I Need You, I Love You」、「I Was The One」(邦題「ただひとりの男」、「Heartbreak Hotel」のB面、全米23位)等の魂をえぐられるような傑作ロッカ・バラード、「Love Me Tender」、「That's When Your Heartaches Begin」(邦題「心のうずく時」、「All Shook Up」のB面、全米53位、オリジナルは'50年The Ink Spots)等の多くの人に愛される名作バラード、そしてRCA録音の傑作ロカビリー「My Baby Left Me」(「I Want You, I Need You, I Love You」のB面、全米31位、オリジナルは'50年Arthur Crudup)等色んなタイプの曲がバランスよく収録されていて何回聴いても不思議と全く飽きません。

私が特に好きな曲を強いてあげるとすれば「Hound Dog」、「Don't Be Cruel」、「I Want You, I Need You, I Love You」、「I Was The One」(この曲のマンブリング唱法は鳥肌もの)、「That's When Your Heartaches Begin」('50年代一の歌唱)、「My Baby Left Me」でしょうか。私って結構バラード系好きなんですね(笑)。
そういえば、「Don't Be Cruel」ってエルヴィス・プレスリーがビルボード・チャート3部門(POP、C&W、R&B)ですべて1位に輝いた最初の曲なんですよね(祝)。しかもそのB面の「Hound Dog」も同じく3部門制覇してるんですよ。めちゃくちゃ売れまくってる曲をカップリングした史上最強のシングル盤と言えるでしょう。
実は私が中学生の時初めて買ったエルヴィス・プレスリーのレコードがこのシングル盤だったんです。そんなノスタルジックな理由もあってこの2曲は印象深いんですよね~。

それはさておいて、この『ゴールデン・レコード 第1集』はエルヴィス・プレスリーやロックンロールの入門盤として他に右に出るものはない位の質を備えてます。何せ8曲もの1位曲が収録されてるし、駄作は1曲もありませんから。
['50年代のエルヴィス・ロックンロール入門盤]の続きを読む
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エルヴィスのライヴ音源・映像作品 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 前回はサン時代のスタジオ録音盤(『エルヴィス・アット・サン』)の紹介をしましたが、今回はライヴCDとDVDの作品です。
CDを紹介する前にまずはエルヴィス・トリオのライヴ活動について少し振り返っておきましょう。
エルヴィス・プレスリーScotty MooreBill Blackの3人はHillbilly Cat & The Blue Moon Boysと呼ばれ、'54年のデビュー直後から慌しいライヴ活動の日々に突入します。地元メンフィスを始め、テキサス、アーカンソーなど南部各地で大暴れし、同年10月2日にはカントリーの殿堂ラジオ・ショー、ナッシュビルの『Grand Ole Opry』、10月16日にはルイジアナの『Louisiana Hayride』に初出演を果たします。
これらのラジオ番組に出演する事で彼らの人気もますます上がって良い相乗効果になるんですね。ただ、『Grand Ole Opry』は保守的色彩が強く彼らのロカビリーも不評だったため1回だけの出演で終わりましたが...
また、本格的に人気が出てきた証拠なのか、エルヴィスは11月に歌手活動に専念するためそれまで勤めていたクラウン電気会社を退社する事になります。確実にスターへの道を歩んでますよね。

そして、『Louisiana Hayride』の方は『Grand Ole Opry』と違って、熱烈に歓迎されたようでその後1年間の出演契約を結ぶ事になります。
エルヴィス・プレスリーのライヴと言えば、熱狂したファンに服を破りとられたりとか車にめちゃめちゃ落書きされたりとか、はたまた暴動が起きたりとか大変だったそうですよね(人気者の宿命ですかね)。
そんな最中の'55年はエルヴィスが生涯で最もライヴ活動を行った年でもあり、実に1年のうち200日近くライヴを行なったらしいんです(ほんと超人的ですよね~)。そんな武者修行?の甲斐あって日に日に人気は高まり、エルヴィスのヴォーカルも磨きがかかっていった様は前回紹介したCD『エルヴィス・アット・サン』の音源に記録されている通りです。
また、ロカビリー・アーティストはもちろん、その後世に出るロックンロール・アーティストの多くがこのエルヴィス・プレスリーの生ライヴを観て触発されています。

CD:[試聴] [amazon]
コンサート・アンソロジー1954-56今回紹介するCD『コンサート・アンソロジー1954-56』は前記『Louisiana Hayride』での現存するすべてのライヴ音源全19曲が収録されたありがたいアルバムです(最後の出演となった'56年12月16日の分まで)。さらに、6曲入りボーナス・ディスクが付いていて、こちらにはエルヴィスのヴォーカルにネオ・ロカビリー界のカリスマ達の演奏を重ねたナンバーが収録されています(迫力満点!)。
そのメンツがまた豪華なんです!ストレイ・キャッツSlim Jim Phantom(ドラム)とLee Rocker(ベース)、さらに、伝説のネオ・ロカビリー・バンド、Levi & The RockatsLevi Dexterがバンド脱退直後に新たにL.A.で結成したLevi & The Ripchordsのギタリストとして知られるDanny B. Harveyから構成されたドリーム・バンド。

そういえば、Levi & The Rockatsエルヴィスの初出演からおよそ25年後の'79年7月14日に『Louisiana Hayride』に出演してるんですよね。それに、番組で彼らを紹介した司会者も同じFrank Pageという人。新旧のロカビリー・アイドルの間に何か因縁めいたものを感じませんか?
さらに話は横道にそれますがLevi & The Rockatsのその時のライヴ音源もCD化されてまして、初期の名作オリジナルに加えてThe Rockin' R'sの「Crazy Baby」('59年全米57位となった「The Beat」のB面)なんかカヴァーして名盤なんですこれが(いつかじっくり紹介します)。

話を元に戻してエルヴィス・プレスリーのライヴ盤の主な収録曲ですが、「That's All Right」、「Blue Moon Of Kentucky」、「Good Rockin' Tonight」、「Baby, Let's Play House」等のサン・ロカビリーの大傑作からRCA初期の大ヒット曲「Hound Dog」、「Love Me Tender」、そして彼のお気に入り黒人アーティスト達のカヴァー・ライヴ・レパートリー「Maybellene」(オリジナルはChuck Berryで'55年全米5位、R&B1位)、「Tweedle Dee」(オリジナルはLavern Bakerで'54年全米14位、R&B4位)、「Hearts Of Stone」(オリジナルは'54年The Jewels)等で、これらの名唱が当時の臨場感たっぷりで楽しめちゃいます。

歴史的なエルヴィス・プレスリーのライヴ音源を当時の様子を思い浮かべながら楽しむもよし、新鮮なエルヴィスのネオ・ロカビリー・ヴァージョンに新たな発見を求めるもよし、楽しみ方は色々だと思います。
当時の熱狂を体験したい方にはぜひおすすめです。

※ CDコンサート・アンソロジー1954-56』の詳細・購入はこちらでどうぞ。
[エルヴィス・プレスリー、ラジオとテレビで大暴れ!]の続きを読む


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エルヴィス・プレスリー 『エルヴィス・アット・サン』 ♪本文末に関連動画有

■ 前々回は'50年代のエルヴィス・プレスリーを丸ごと体験できる決定盤『The King Of Rock 'N' Roll: The Complete 50's Masters』を紹介したわけですが、今回から個別に'50年代のエルヴィスのCDを集める場合におすすめしたい作品を年代順に紹介していきます。

まずはサン時代ということになりますが、この時期のエルヴィス・プレスリーの音楽は通常Rockabilly(ロカビリー)と呼ばれているロックンロールの最も原初的な形態です。
'54年7月5日、エルヴィス・プレスリーの初めてのサン・レコードでのセッションでこのロカビリーなるクールな音楽が誕生したと言われています。
その誕生に関わった人物を紹介しますと、まず当の主役エルヴィスSam Phillips(サン・レコードのオーナー兼プロデューサー)、Scotty Mooreエルヴィスのバンドの初代ギタリスト)、Bill Blackエルヴィスのバンドの初代ベーシスト)の4人の名があげられます。

'54年7月5日午後8時からの初セッションは、当初これといった方向性が見出せないまま難航していましたが、メンバー達が休憩を取っている時にエルヴィスがふざけてArthur Crudupの「That's All Right」をわめきながら歌い出した瞬間事態が急変しました。Scotty Mooreによると、ふざけるエルヴィスに同調してまずBill Blackがウッド・ベースを持ち出して一緒にふざけ出したので、自分もそれに合わせてギターを弾き始めたと言うのです(それぞれの才能や努力もあるのでしょうが、ものすごい偶然ですよね)。
その時コントロール・ルームにいたSam Phillipsが何事かと顔をのぞかせて、彼らの“おふざけ”に何かを感じ取りもう一回始めから繰り返すように指示し、その後何回か演奏した後完璧なものに仕上げていったと言われています。

CD:[試聴/Tower Records] [amazon] 
ダウンロード:[試聴/iTunes Store]
エルヴィス・アット・サンかくして4人の才能と努力の結晶として今まで誰も出来なかった程黒っぽくセクシーなニュー・ミュージック、ロカビリーが誕生したわけですが、その後彼らがサン・レコードにおいて1年余りの間に、このニュー・ミュージックを一段と磨き上げて完成させていく様子がありのまま刻まれているのが、今回紹介するCD『エルヴィス・アット・サン』です。
サン・レコードでの全録音と数曲の別ヴァージョン、全20曲が収録されており、まさにロカビリーが誕生した瞬間のドキュメントを体感できる歴史的CDと言えます。

特に前回紹介した『ルーツ・オブ・エルヴィス』などでオリジナル・ヴァージョンと聴き比べてみるとその神がかり的な凄さは一目瞭然です。大げさじゃなくて本当に同じ曲か?と思えるくらいエルヴィスのヴァージョンはカッコいいんです。

主要な曲について少し触れておきましょう。
デビュー曲「That's All Right」はオリジナルに比べてスピード感があり、出だしから続く強烈なスラッッピング・ベースギャロッピング奏法にブルージーなギター・リフを絡めた点が特徴的です(もちろんエルヴィスの絶妙な黒っぽさをたたえたヴォーカルの出来は言うまでもないでしょう)。
この曲はロカビリーの典型の一つとなり数多くのそっくりソング?を生み出しました('56年Jackie Lee Cochranの「Mama Don't You Think I Know 」他)。そもそもエルヴィスのサン・ロカビリーのすべてがロカビリーの原点であり典型なんですが...
ちなみにスラッピング(Slapping)奏法とは、弦を引っ張ってから離し、手で弦を指板にたたきつけることによって実音に加えて「カチッ、カチッ」?「バチッ、バチッ」?といったパーカッション効果をも発生させるベース奏法を言い、またギャロッピング(Galloping)奏法とは親指がリズムを刻み、その他の指でメロディーとハーモニーを演奏するギター奏法を言います。
どちらの奏法もカントリー・ミュージックに由来するものですが、ギターを弾く指の動きが馬の疾走している様を連想させることからその名がついたギャロッピング奏法に関しては、Merle Travisによって生み出されChet Atkinsが完成させたと言われています(共にカントリー・ギターの名手)。

話を戻して、デビュー曲B面「Blue Moon Of Kentucky」ですが、これも「That's All Right」と同様の特徴を備えてます。それ以外で私がカッコいいなと思うところは、程よくエコーがかかったやや低めの声で「ブルー・ムーン♪、ブルー・ムーン♪」とオリジナルにないフレーズを歌う出だしの部分です。もちろんオリジナルのBill Monroe & The Blue Grass Boys盤('47年)を完全に超越してます。
2ndシングル「Good Rockin' Tonight」は上記の特徴をさらにパワー・アップしたという感じです。エルヴィスのヴォーカルも黒っぽい艶が倍増してるし、間奏のギターも何ともスリリング&エキサイティング!オリジナルのRoy Brown盤('47年R&B13位)はもとより、大ヒットしたWynonie Harris盤('48年R&B1位)もそれぞれ味わい深いんですが、やはりこれらもエルヴィス・ヴァージョンには完敗です。

4thシングル「Baby, Let's Play House」('55年C&W10位)はのっけからヒーカップマンブリング炸裂で一体全体何が起こったの?という感じです。ヒーカップ唱法とは歌詞の語尾の部分でしゃっくりでもしたように声をひっくり返して歌う歌い方で、マンブリング唱法とは口をもごもごして何を言ってるか分かりづらく歌う歌い方を言います(これ以降多くのロカビリー・シンガーがこれらの唱法を取り入れる)。
こちらも「Good Rockin' Tonight」同様パワー全開な上に、曲をカッコよくするための先の2つの唱法を効果的に使っており、この上ない仕上がりとなっています。この曲こそがロカビリーそのものだと言われるのも頷けます。オリジナルのArthur Gunter盤('54年)の遥か上をいってます。この曲もまた数多くのそっくりソング?を生み出しました('56年Johnny Burnette Trioの「Oh Baby Babe」他)。

全20曲すべてが名曲と言えますが、上記以外で私が大好きなおすすめの曲は、とってもチャーミングなオリジナル曲「I'm Left, You're Right, She's Gone」と間奏でのBill BlackScotty Mooreによるスラッッピング・ベースギャロッピング・ギターの壮絶バトルがエキサイティングな「Just Because」です。
[ロカビリーが誕生した瞬間のドキュメント!]の続きを読む


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