Oldies Pops

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The Marvelettes 『The Ultimate Collection』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ '60年代半ばのアメリカの音楽シーンにおいてブリティッシュ・インヴェイジョンをものともせず、同時期に黄金時代を築き、その後も長きに渡ってソウル・ミュージックの発展に多大な貢献をしたレコード・レーベルがデトロイトのMotown RecordsTamla-Motown)でした。今回は、そのモータウン所属のアーティストとしてレーベル初の全米No.1ヒットを放ち、モータウンが全米屈指のヒット曲量産拠点としての地位を確立する礎を築いた重要なガール・グループ、The Marvelettesを紹介します。 

モータウン(タムラ)は黒人によって設立された初のレーベルとして知られていますが、そもそもソングライターとして知人であるJackie Wilsonに曲を提供したり、The Miraclesをデビュー('58年)当初からプロデュースしていた人物、Berry Gordy, Jr.が'59年1月、Tamla Recordsを地元デトロイトに設立したのがその始まりでした。Motown Records自体も'59年12月に設立されていますが、一般にモータウン・レコードといえば、その後作られる多くの系列レーベルをも含めた総称として用いられる事が多く、この場合タムラ/モータウンとか単にモータウン等と呼ばれたりもします。ちなみに、"Tamla"はかなり意外なんですが、Debbie Reynoldsのヒット曲「Tammy」('57年全米1位)にちなんで"Tammy Records"としようとした所、既に同じ名前のレーベルが存在したためTamla Recordsとしたそうで、"Motown"は自動車産業の中心地として名高いデトロイトの愛称"Motor town"を略したもの。
また、モータウンからリリースされた曲はR&Bをより都会的にポップに洗練させたもので、躍動的なドライヴ感に満ちあふれたビートやあらゆる楽器等を駆使した厚みのあるサウンドが特徴的。'60年代前半に確立された他に類を見ないこの独自のサウンドは、その全盛時代にモータウン・サウンド等と呼ばれ一つのジャンルを形成するにまで至っています。

そのモータウン最初のリリースが、"Tamla 101"として発表されたMarv Johnsonの「Come to Me」('59年全米30位、R&B6位)で、最初のR&B1位曲がThe Miraclesの「Shop Around」('60年全米2位)、そして最初の全米ポップ・チャート1位曲が今回の主役であるマーヴェレッツの「Please Mr. Postman」となっています。
マーヴェレッツのプロフィールは後述するとして、まずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴/amazon]
The Ultimate Collection現在マーヴェレッツの入手しやすいCDでは、内容の充実度と収録曲数からみて、やはり『The Ultimate Collection』がイチ押しです。
彼女達の全活動期間からバランスよく25曲が選曲されており、初期のR&B的泥臭さとポップなガール・グループ・サウンドが同居した曲から後期のスマートに洗練されたソウル・ナンバーまで、マーヴェレッツの全ての魅力を堪能できます。また、全米Top100にチャート・インした23曲の内22曲が収録されているのも嬉しい限り。ちなみに本盤に収録されていない唯一のチャート・ヒット曲は、「I'm Gonna Hold On As Long As I Can」('69年全米76位)です。

モータウンの3大ガール・グループと言えば、The SupremesMartha & The Vandellas、そしてマーヴェレッツの3組が挙げられますが、'60年代半ば以降大ヒットを連発したスプリームスやエキサイティングなダンス・ヒットが強烈な印象を与えるマーサ&ザ・ヴァンデラスは華やかなイメージがありますよね。前2組と違って大都会デトロイト出身ではなく、田舎町出身だった事に起因するのかどうか分かりませんが、一般にマーヴェレッツにはどことなく地味なイメージがつきまといます。しかしながらヴォーカル・グループとしての実力は他の2組に勝るとも劣らないし、最初にスターダムにのし上がったのは紛れもなくマーヴェレッツなのです。

特に、黒人音楽がR&Bからソウルへと移行する転換期と重なった初期におけるマーヴェレッツの個性は特筆すべきで、R&Bとソウル、そして当時大きな流れを形成していたガール・グループ・サウンドをモータウン特有の躍動感あふれるポップ感覚でまとめ上げたサウンド、Gladys Hortonのどこか垢抜けなさを感じさせる点がチャーミングな芯の強いヴォーカル等は唯一無二のものと言えるでしょう。後期のマーヴェレッツについては十分な個性を発揮したとは言えませんが、主にWanda Youngをリード・ヴォーカルに据え、より洗練されたモータウン・サウンドをバックにソウル時代に対応したスタイルになっています。この時期は悩殺的に響くWanda Youngのヴォーカルが聴きものでしょうか。

本盤は'60年代のガール・グループ・サウンドやアーリー・ソウル(初期のソウル・ミュージック)、ポップ色の強いソウルが好きな人にぜひおすすめです。

(収録曲目)
01 Please Mr. Postman('61年全米1位、R&B1位)
The Marvelettesにとって最大のヒットとなったデビュー曲で、演奏をMotownのセッション・ミュージシャンThe Funk Brothersが担当(ドラムはMarvin Gaye)した60's Girl Popsの大名曲。R&B色濃厚なMotown初期のポップ感覚とGladys Hortonの力強くも無邪気な歌唱が最大の魅力と言えます。この曲は他に、John LennonのシャウトっぷりがカッコいいThe BeatlesのR&Rカヴァー('63年『ウィズ・ザ・ビートルズ』)やひたすらPopなThe Carpentersのエヴァー・グリーン・カヴァー('74年全米1位)が有名ですが、曲自体が良いだけにいずれのヴァージョンも超一級。また、この曲に強く影響を受けたDee Dee Sharpの「Mashed Potato Time」('62年全米2位)というダンス・ナンバーも生まれており、面白い事に本家のThe Marvelettesが同年の2ndアルバム『The Marvelettes Sing』の中で「Mashed Potato Time」をカヴァーしています。
02 Playboy('62年全米7位、R&B4位)
「Please Mr. Postman」タイプのヒット曲で、厚みのあるバック・コーラスによるコール&レスポンスが特徴的な好曲(3rdシングル)。
03 So Long Baby('61年)
「Please Mr. Postman」のB面で発表されたアーリーSoulの名バラード。と言うか、厳密に言えばDoo WopからSoulへの過渡期的サウンドといった所でしょうか。何と言ってもタイトなコーラスをバックに甲高い声で熱唱するWanda Youngのヴォーカルが印象的。
04 Beechwood 4-5789('62年全米17位、R&B7位)
個人的に最も好きなThe Marvelettesの曲で、Popに弾けるメロディーを引き締めるかの様なGladys Hortonのパワフルな歌いっぷりが素晴らしい60's Girl Popsの大傑作(4thシングル)。The Marvelettesの曲の中でも最もPopなこの曲は、またもやThe Carpentersがカヴァー('81年『Made in America』)しており、'82年にはシングル・カットされて全米74位を記録しています。
05 Someday, Someway('62年R&B8位)
「Beechwood 4-5789」のB面で発表されたミディアム・テンポのSoul風Pops。
06 Strange I Know('62年全米49位、R&B10位)
切なさを漂わせるGladys Hortonの歌唱が聴く者をゾクゾクさせるSoul風Popsの名曲(5thシングル)。バックで哀感を強調する特徴的なギター・フレーズも印象的。
07 Too Strong to Be Strung Along('62年)
「Strange I Know」のB面曲ですが、シリアスな雰囲気のA面とは正反対に明るくPopな曲となっています(「Please Mr. Postman」と同系統)。
08 Twistin' Postman('62年全米34位、R&B13位)
デビュー・ヒット「Please Mr. Postman」にあやかった続編で、さらに当時隆盛を極めたツイスト・ブームをも当て込んだThe Marvelettesの2ndシングル。全体的にノリのいいツイスト・ナンバーですが、特にセンチメンタルな冒頭の語りからダンサブルなメロディーに急変する部分がスリリング。
09 Locking up My Heart('63年全米44位、R&B25位)
Gladys Hortonの伸びやかな歌唱とWanda Youngの高音ヴォイスの対比が絶品のいかにもMotown的な明るいナンバー(6thシングル)。
10 Forever('63年全米78位、R&B24位)
Wanda Youngがリード・ヴォーカルを務めた「Locking up My Heart」のB面曲ながら、究極的にスウィートなアーリーSoulの傑作バラードといった趣。また、レーベル・メイトのMarvin Gayeが、'64年のヒット曲「How Sweet It Is (To Be Loved by You)」(全米6位、R&B3位)のB面でカヴァーしたヴァージョンも極上の出来に仕上がっています。
11 My Daddy Knows Best('63年全米67位)
The Marvelettes7枚目のシングルとして発表されたPopsナンバー。
12 As Long as I Know He's Mine('63年全米47位)
Smokey Robinsonのペンによる60's Girl Popsの隠れた名曲と言える出来で、キャッチーなコーラス・フレーズが楽しいナンバー(8thシングル)。
13 He's a Good Guy (Yes He Is)('64年全米55位)
「As Long as I Know He's Mine」に引き続きSmokey Robinsonの作品を取り上げたThe Marvelettesの9thシングルで、抜群のPop感覚に満ちたチャーミングなダンス・ナンバー。
14 You're My Remedy('64年全米48位)
The Marvelettes10枚目のシングルとして発表されたSmokey Robinson作品第3弾。
15 Too Many Fish in the Sea('64年全米25位、R&B15位)
完全にSoul時代に突入したThe Marvelettesが放ったダンス・ナンバー(11thシングル)。ちなみにこの曲は、Motownの名ソングライター・チームHolland-Dozier-Hollandから提供された「Where Did Our Love Go」を断ってレコーディングした曲だそうです。もちろん「Where Did Our Love Go」はThe Supremesが取り上げて大ヒットさせた彼女達にとっての初の全米1位曲で、それを手始めに'64年から'65年にかけて5曲連続No.1を達成する事になるんですよね。
16 I'll Keep Holding On('65年全米34位、R&B11位)
The Marvelettes12枚目のシングル曲。この時期以降リード・ヴォーカルはほとんどWanda Youngとなり、The MarvelettesのサウンドもThe Supremesっぽくなっていきます。Diana Rossを思わせるWanda Youngの甲高い声が、なおさらThe Supremesを強く連想させるのかもしれませんが...
17 Danger! Heartbreak Dead Ahead('65年全米61位、R&B11位)
The Marvelettes13枚目のシングル曲。
18 Don't Mess With Bill('65年全米7位、R&B3位)
Smokey Robinsonの作品を取り上げてThe Marvelettesが久しぶりに放った大ヒット曲(14thシングル)で、やはりThe Supremes風のセクシー&クールな1曲。
19 You're the One('66年全米48位、R&B20位)
The Marvelettes15枚目のシングル曲(Smokey Robinson作)。
20 My Baby Must Be a Magician('67年全米17位、R&B8位)
Doo Wopを連想させる男声低音ヴォイスで幕を開けるも、曲自体はSmokey Robinsonのペンによるより洗練されたSoulナンバーとなっています(18thシングル)。
21 The Hunter Gets Captured by the Game('67年全米13位、R&B2位)
これまたSmokey Robinsonの作品で、「Don't Mess With Bill」と同系統のセクシーなSoulナンバー(16thシングル)。
22 Destination: Anywhere('68年全米63位、R&B28位)
The Marvelettes20枚目のシングル曲。
23 Here I Am Baby('68年全米44位、R&B14位)
19枚目のシングルとして発表されたSmokey Robinsonの作品で、この時期のMotown特有のグルーヴを感じさせる少しファンキーな曲(19thシングル)。
24 When You're Young and in Love('67年全米23位、R&B9位)
Ruby & The Romanticsの隠れた名曲('64年全米48位)をオリジナルに忠実にカヴァーしたもの(17thシングル)。
25 That's How Heartaches Are Made('69年全米97位)
Baby Washingtonがパワフルに歌った'63年の曲(全米40位、R&B10位)をWanda Youngがテンポを少し落としてマイルドに歌ったカヴァー(22ndシングル)。オリジナルとはまた違ったWanda Youngのしっとりとした歌唱がいい味を出していますが、この曲がThe Marvelettesにとって最後のヒット曲となります。
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Bobby Vee 『Bobby Vee Meets the Crickets』 ♪本文末に関連動画有 

■ 今回は60'sティーン・アイドルBobby VeeBuddy Holly亡き後のThe Cricketsと共演したアルバム、『Bobby Vee Meets the Crickets』('62年)を紹介したいと思います。本作はポップス黄金時代に発表されたにもかかわらず、ボビー・ヴィーのロックンローラー的側面が強く表れた'60年代型ロックンロールの名盤と言える作品です。

※ 関連記事:
[ピリッと爽快60's Pop & Roll!Bobby Vee](プロフィール)

そもそもボビー・ヴィーのデビューのきっかけ自体がバディ・ホリー絡みなんですが、クリケッツとの直接的な交流は、ボビー・ヴィーが引っ越してきたロサンゼルスのアパートにクリケッツのメンバーが住んでいたことが発端となっています。それ以前にもボビー・ヴィーの2ndシングル「What Do You Want」('60年全米93位)のB面曲「My Love Loves Me」が、クリケッツのギタリストSonny Curtisの作品だったという間接的なつながりはあったのですが...
その後、Coral Recordsからボビー・ヴィーと同じLiberty Recordsに移籍してきたクリケッツの第1弾、「He's Old Enough to Feel Better」('61年)のB面曲「I'm Feeling Better」をボビー・ヴィーが提供すると共にレコーディングにも参加する等ますます親交を深め、遂に同年秋『Bobby Vee Meets the Crickets』のセッションが実現することになるのです。ただ、ジャケット写真にその姿があるもののLiberty移籍直前にクリケッツを脱退したJoe Mauldin(ベース)と当時兵役に就いていたSonny Curtisが参加していないのは残念。

『Bobby Vee Meets the Crickets』のセッション・メンバー
Bobby Vee(ヴォーカル&ギター)
Tommy Allsup(リード・ギター)
一時The Cricketsに在籍
Howard Roberts(リズム・ギター)
Red Callender(ベース)
Jerry Allison(ドラム&バック・ヴォーカル)
当時のThe Cricketsのドラマー
Earl Palmer(ドラム)
「Well...All Right」のみ参加、「Lucille」はJerry Allisonと共同
Gene Garf(ピアノ)
Ernie Freeman(ピアノ)
Jerry Naylor(バック・ヴォーカル)
当時のThe Cricketsのヴォーカリスト
Buzz Cason(バック・ヴォーカル)

CD:[試聴] [amazon] [HMV]
The Night Has a Thousand Eyes/Bobby Vee Meets the Cricketsなお、現在流通しているCDはボビー・ヴィーの'63年のアルバム『The Night Has a Thousand Eyes』と2in1化されているので、紹介するCDは『The Night Has a Thousand Eyes/Bobby Vee Meets the Crickets』となります。しかも2曲のボーナス・トラックを加えた全26曲を収録。
まず、クリケッツと共演した『Bobby Vee Meets the Crickets』ですが、ボビー・ヴィーの最大のアイドルであるバディ・ホリーの曲や'50年代、'60年代のロックンロール・ナンバーを多く取り上げたアルバムで、オリジナル曲共々バディ・ホリーの影響を全面的にたたえた作品となっています。さらに、バディ・ホリーのヴォーカル・テクニックに色濃く影響を受けているものの、そこに自身の持ち味である軽快さや爽やかなポップ感覚をブレンドさせた、ボビー・ヴィー独自のスタイルで演じているのが魅力的。
一方『The Night Has a Thousand Eyes』は基本的に従来の“ポップンロール”路線を踏襲しており、やはりボビー・ヴィーの成功を支えた名ソングライター・チーム、Carole KingGerry Goffinの作品を多く取り上げたアルバムとなっています。こちらは良質なポップ・ソングにバディ・ホリー譲りのロックンロール・スピリットを反映させたボビー・ヴィー・スタイルそのものといった感じ。

(収録曲目)
01~12:『The Night Has a Thousand Eyes』
13~24:『Bobby Vee Meets the Crickets』
25~26:ボーナス・トラック

01 Go Away Little Girl
Gerry GoffinとCarole KingのペンによるSteve Lawrenceのヒット曲('62年全米1位)を溌剌と歌ってカヴァーしたもの。また、この曲は'71年にDonny Osmondがポップに歌ってリヴァイヴァル・ヒット(全米1位)させています(個人的にはDonny Osmond盤が一番好み)。
02 It Might as Well Rain Until September
Gerry GoffinとCarole KingがBobby Veeのために書いたと言うだけあって、同じく彼らがBobby Veeに提供した「Take Good Care of My Baby」('61年1位)同様弾むようなメロディの名作Popsとなっています。なおこの曲はBobby Veeのレコーディングが遅れたため、Aldon MusicのDon Kirshnerが'62年6月に設立したDimension Records(及びCompanion Records)の第1弾として、Bobby Veeのためのデモ録音をそのまま発売した作者のCarole King盤が最初に世に出ます('62年全米22位)。そしてそのレコードは記念すべきCarole Kingの歌手としての初ヒット。ちなみにDimension RecordsはLittle EvaやThe Cookies等を擁してGoffin & King作品のGirl Popsを量産したレーベルで、Phil SpectorのPhilles RecordsやJerry LeiberとMike StollerのRed Bird Recordsと並び称される'60年代のガール・グループ・サウンド三大レーベルの1つとして知られています。
03 It Couldn't Happen to a Nicer Guy
Bobby Veeの1人2重唱も美しく決まった良質のバラード曲。  
04 Theme for a Dream
Cliff Richard & The Shadowsの'61年全英3位曲をカヴァーしたもの。
05 Silent Partner
Bobby Vee自作のナンバー。
06 The Night Has a Thousand Eyes('62年全米3位)
The Crickets等と一緒に出演した'63年の英国映画、『Just for Fun』の中でも歌われたBobby Veeの代表的ヒット曲の1つ。テンポよく爽やかに流れるメロディに絡むBobby Veeのピリッとした歌唱が素晴らしく、特にサビ部分のスリリングな展開が鳥肌ものの傑作Pops。
07 You Won't Forget Me
当時レーベル・メイトだったJackie DeShannonの'62年盤をテンポ・アップしてリズミカルに歌った名カヴァー。
08 Anonymous Phone Call('62年全米110位)
「The Night Has a Thousand Eyes」のB面で発表されたBurt BacharachとHal Davidのペンによるワルツ調Pops。
09 If She Were My Girl
Bobby Vee節が存分に発揮されたGerry GoffinとCarole King作の明るいPopsナンバー。
10 Lover's Goodbye
ソフトに歌ったBobby Veeの歌唱が好印象の自作曲。
11 Dry Your Eyes
これまたBobby Veeの自作曲で、The Tokensが'61年に発表した甘酸っぱいDoo Wopナンバーとは同名異曲。
12 What About Me
Buddy Holly譲りの絶妙に強弱をつけた歌唱が心地いい活気に満ちたPopsナンバー(Goffin & King作品)。
13 Peggy Sue
言わずと知れたR&Rの大名曲、Buddy Hollyの'57年全米3位曲のカヴァー。Buddy Hollyフォロワーは数多く存在すれど、ヒーカップ唱法を含むBuddy Hollyのヴォーカル・テクニックを駆使したBobby Veeのイミテイトぶりはやはりトップ・クラス。またこの曲は、John Lennonが'75年のアルバム『ロックンロール』の中で絶品カヴァーを披露しています。
14 Bo Diddley       
Bobby VeeがPopな感覚も加味して歌った良質なR&Rカヴァー。オリジナルはもちろんBo Diddleyの'55年R&B1位曲ですが、この曲もBuddy Hollyゆかりの曲で実際'56年12月から翌年2月にかけて行なわれたセッションで録音しています(彼の死後'63年にシングル発売され全米116位を記録)。
15 Someday('62年全米99位)
Ray Sharpeの「Linda Lu」('59年全米46位)にBuddy Hollyの「That'll Be the Day」('57年全米1位)を混ぜ合わせた様なカッコいいオリジナルR&Rで、Bobby Veeのヒーカップ唱法もバッチリ決まった60's R&Rの知られざる傑作曲。なお、「Punish Her」('62年全米20位)のB面としてシングル・カットされたこの曲は、スウェーデンのDoo Wop系Oldies Revivalグループ、The Boppersが'82年のアルバム『High Fidelity』でカヴァーしています。
16 Well...All Right
Buddy Hollyが「Heartbeat」('58年全米82位)のB面で発表した曲を取り上げた渋いカヴァー。
17 I Gotta Know
オリジナルはElvis Presleyの'60年のNo.1ヒット「Are You Lonesome Tonight?」のB面曲(全米20位)ですが、ここではElvis Presleyの優雅な歌唱とは対照的にテンポ・アップしたリズムに乗って軽快に歌っています(どちらも名作)。
18 Lookin' for Love
Bobby Veeの熱唱が光るRoy OrbisonとJoe Melsonの共作曲。後付けながらBuddy Hollyにも関連する曲で、彼の死後リード・ヴォーカルとしてThe Cricketsに加入したEarl Sinks(「Looking for Love」)が'63年に、Buddy HollyあるいはBobby Vee風の唱法も得意とした、「Torture」('62年全米20位)の一発ヒットで知られるKris Jensenが'64年にそれぞれカヴァーしています(後者はBobby Veeの歌い方に激似)。
訂正:Earl SinksがThe Cricketsに加入したのはまだBuddy Holly存命中の事でした。なので、Buddy Hollyの死後ではなくThe Crickets脱退後になります(2008.1.27)。
19 Sweet Little Sixteen
Chuck BerryのR&Rクラシック('58年全米2位)をやはりBuddy Holly風に歌ったユニークなカヴァー。
20 When You're in Love
極上のBuddy Hollyサウンドを'60年代に再現したのがJerry AllisonとSonny Curtisが書いたこの曲。Bobby Veeの歌唱法はもとより、随所に散りばめられたBuddy Hollyの影響が何とも魅力的な傑作曲。なお、この曲はタイトルが似ていますが、Bobby Veeがアルバム『Take Good Care of My Baby』('61年)の中でカヴァーしたThe Cricketsの「So You're in Love」(未発表)とは別曲です。
21 Lucille
Little Richardの'57年全米21位曲を'60年代風にスマートにカヴァーしたもの。
22 Girl of My Best Friend
オリジナルはElvis Presley除隊後初のアルバム『Elvis is Back!』('60年)収録曲(「The Girl of My Best Friend」)で、Elvis Presleyのソックリさんとして売り出したRal Donner(Ral Donner & The Starfires)が'61年にカヴァー・ヒット(全米19位)させた事でも知られる名曲を取り上げたもの。元々曲自体が良いのですが、Bobby Vee盤は絶妙のタイミングでオリジナルにないヒーカップ唱法を披露しており、完全に自分のものにした様な完成度の高さを誇っています(傑作カヴァー)。
23 Little Queenie
Chuck Berryの「Almost Grown」('59年全米32位)のB面曲(全米80位)をカヴァーしたもの。
24 The Girl Can't Help It
傑作R&R映画『女はそれを我慢できない』(原題『The Girl Can't Help It』)の主題歌として知られるLittle Richardの曲('56年全米49位)を抜群のノリでカヴァーしたもの。
25 No One Knows
『Bobby Vee Meets the Crickets』のセッション時に録音されたDion & The Belmontsの'58年全米19位曲のカヴァー。
26 Gotta Travel On  
トラディショナル「Done Laid Around」を基にPaul Claytonが作った、Billy Grammerの'58年全米4位曲をカヴァーしたもの。


※ iTunes Storeボビー・ヴィーの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
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Shelley Fabares 『Shelley!/The Things We Did Last Summer』

■ '60年代のガール・ポップス黄金時代にはAnnetteやConnie Stevens等、映画やテレビから生まれたアイドル歌手も活躍していましたが、今回は全米で人気を集めたホーム・コメディ番組、『The Donna Reed Show』から生まれたティーン・アイドルShelley Fabaresを紹介します。

シェリー・フェブレーと言えば、やはり真っ先に頭に浮かぶ曲は甘いメロディに乗せて純真無垢に歌った彼女のデビュー・ヒット「Johnny Angel」でしょう。後年The Carpentersがアルバム『Now and Then』('73年)の中で大人っぽい歌唱の極上カヴァーを披露したので、60's Popsファンだけでなく幅広いポップス・ファンにおなじみの曲ではないでしょうか。また、少し前には竹内まりやが60's Popsのカヴァー・アルバム『Longtime Favorites』(2003年)で取り上げていましたよね。
ところで、'55年から'63年までのアメリカン・ポップス黄金時代に、女優を本業とする歌手が出したレコードで全米No.1に輝いた曲は2曲しかなく、1曲がDebbie Reynoldsの名曲「Tammy」('57年)で、もう1曲がその「Johnny Angel」なんです。シェリー・フェブレーって、単に可愛いアイドルというだけでなく偉大な記録を持った歌手だったんですね~。

シェリー・フェブレーのプロフィールは後述するとして、まずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴] [amazon]
Shelley!/The Things We Did Last Summerシェリー・フェブレーってオールディーズ・ポップス界で人気がありそうなんですが、発売されているCDの種類は少ないんですよね。彼女が歌手時代の全盛期(と言っても2年足らずですが...)に在籍したColpix Records全期に及ぶベスト盤『The Best of Shelley Fabares』(全18曲)もありますが、こちらは現在あまり入手しやすいとは言えないので、今回はシェリー・フェブレーの1stアルバム『Shelley!』と2ndアルバム『The Things We Did Last Summer』(共に'62年)が2in1化された『Shelley!/The Things We Did Last Summer』(全22曲)を紹介します。
ちなみにこの2つのCD間でダブっている曲は4曲のみです。また、『Shelley!/The Things We Did Last Summer』は、シェリー・フェブレーが放った4曲のヒットの内3曲が収録されているのでベスト盤と捉えられなくもありません。

内容はと言うと、『Shelley!』が目玉として「Johnny Angel」を収録しており、オリジナル曲も数曲ありますが、収録曲の多くは古いポピュラー・ソングを60's Pops調にアレンジした斬新なカヴァーが占めています。
一方『The Things We Did Last Summer』は、アルバムのタイトル・ナンバー「The Things We Did Last Summer」と「Johnny Loves Me」(唯一のオリジナル曲)の2曲のヒット曲を収録し、その他は全てこのアルバムが発売された'62年にヒットした曲のカヴァーで構成されています。
何らかの意図があったのかは分かりませんが、片や懐メロ集(但し最新のポップス風リメイク)、片や最新ヒット曲集といった体裁を整えているのは面白いですね。いずれにしても、この上なく甘いティーン・ポップ・バラードや陽気に弾けた60's Pops等、10代の頃の記憶を甦らせる様なサウンドが目白押しです。

シェリー・フェブレー自身の魅力に関しては、「Johnny Angel」に代表されるソフトな肌触りのドリーミーなウィスパー・ヴォイスが有名ですが、なかなかどうして、弾けた感じで溌剌と歌う彼女の歌唱もかなり魅力的です。特に古いポピュラー・ソングをブッ飛んだアレンジでリメイクした曲での弾けっぷりは最高!

(収録曲目)
01~11:『Shelley!』
12~22:『The Things We Did Last Summer』
 
01 Love Letters 
原曲は'45年の同名映画のテーマ曲で、Ketty Lester盤('62年全米5位)やElvis Presleyの歌('66年録音)でも知られる曲をカヴァーしたもの。但し、ここでは厳かな雰囲気さえ漂わせた2人のカヴァー盤とはうって変わって、まるで別曲の様な60's Pops風味の甘酸っぱいバラードに生まれ変わっています。
02 Picnic  
前曲同様'55年の同名映画のテーマ曲を60's Pops調でカヴァーしたもの。この曲は、同映画の中で使用された「Moonglow」とのメドレー「Moonglow and Theme from Picnic」(Morris Stoloff & His Orchestra)で'56年に全米1位の大ヒットを記録しています。
03 Johnny Angel(全米1位) 
Shelley Fabaresのデビュー曲となったこの曲は、『The Donna Reed Show』の挿入歌として劇中歌われた曲で、番組及び彼女のアイドル的人気も相まって大ヒットを記録したGirl Popsの大名曲です。この甘いメロディとソフトな囁きヴォイスが織りなす究極的にドリーミーなナンバーは、 セッションにGlen Campbell(ギター)やHal Blaine(ドラム)、The Blossoms(バック・コーラス)等が参加した超贅沢な曲でもあります。また'62年当時日本でもヒットしており、同年森山加代子のヒット盤やザ・ピーナッツ盤、伊東ゆかり盤(『ゆかりのヒット・パレード』)等の日本語カヴァーも生まれています。冒頭で述べた以外に比較的新しめのカヴァーとしては、Mi-Ke盤('93年『甦る60's涙のバケーション』)も有。ちなみに、この曲のオリジナルは女優Georgia Leeの'60年盤で、冒頭の女声を重ねるコーラスも例の“Sha-La-La”系コーラスも入っていない、少しR&R時代以前のポピュラー曲の雰囲気を感じさせるものでした(ここまでPopに仕上げた手腕は見事)。
04 True Love     
Bing CrosbyとGrace Kellyのデュエット盤('56年映画『High Society』挿入歌)が全米3位を記録した名曲をかなり強引に?60's Pops化して歌ったもの。
05 Boy of My Own
「Johnny Angel」のヒット以来Shelley Fabaresの曲で多用された“Sha-La-La”系のバック・コーラスによるPopsナンバー。
06 Where's It Gonna Get Me?  
「Johnny Angel」のB面曲。A面で聴かせたShelley Fabaresお得意の囁きヴォイスではなく、溌剌と元気に歌った明るいナンバー。
07 It's Been a Long, Long Time
Harry JamesとBing Crosbyの両ヴァージョンが'45年に全米1位を記録したバラード曲のカヴァーなんですが、ここではサックスとピアノが60's Pops風に賑やかに鳴り響くかなりブッ飛んだアレンジで、オリジナルのジャジーな雰囲気を完全に消し去ったビックリ仰天ノリノリ・ナンバーになっています(絶品カヴァー)。
08 Funny Face
前曲に引き続き、「Johnny Angel」タイプのミディアム・テンポではない、アップ・テンポ曲でのShelley Fabaresの魅力を知らしめる良質の60's Pops(Gerry GoffinとCarole King作)。
09 I'm Growing Up
親しみを感じるメロディも心地いい、典型的なShelley Fabares節で歌った甘くドリーミーな佳曲(「Johnny Loves Me」のB面)。
10 Hi-Lilli, Hi-Lo   
Shelley Fabaresの十八番となった古い映画音楽の60's Pops化ナンバーで、'53年の映画『Lili』で使用された曲をカヴァーしたもの。
11 Very Unlikely
どことなく「La Dee Dah」('58年全米9位)のヒットで知られる黒人男女デュオBilly & Lillieを連想させる、『The Donna Reed Show』でShelley Fabaresの弟役を演じたPaul Petersenとのデュエット曲(「What Did They Do Before Rock 'n' Roll」のB面)。ちなみに、Paul Petersenもソロとして「My Dad」(全米6位)他数曲のヒットを放っています。
12 The Things We Did Last Summer(全米46位)
Jo Staffordが'46年に全米10位を記録したポピュラー・バラードのカヴァーで、「It's Been a Long, Long Time」に続いてSammy CahnとJule Styneの作品を再度取り上げたもの。やはりここでもオリジナルの持つ40'sチックな優雅さを完全に無視したPopなカヴァーになっています(笑)。さらにバック・コーラスがLittle EvaのNo.1ソング「Loco-Motion」('62年)のコーラス・フレーズを借用する等かなり能天気。
13 Vacation
オリジナルのConnie Francis盤('62年全米9位)を意識してか、Shelley Fabaresが彼女なりに凄んで歌っているのが微笑ましいカヴァー。
14 Breaking Up Is Hard to Do
「The Things We Did Last Summer」のB面で発表されたNeil SedakaのNo.1ソング('62年)のカヴァー。
15 Roses Are Red
Bobby Vintonが歌ったC&W調の名バラード('62年全米1位)のカヴァー。メロウな雰囲気を醸し出すBobby Vintonに対してShelley Fabaresの歌唱はあくまでキュート。
16 Johnny Loves Me(全米21位)
「Johnny Angel」の続編となる曲。前作では夢に見て憧れるだけの存在だったJohnnyでしたが、本作ではJohnnyをモノにした模様で、今の幸せ一杯の気持ちを囁く様に歌ったキュートなPops。
17 Sealed With a Kiss
Brian Hylandの'62年全米3位曲を“Sha-La-La”系コーラス入りでカヴァーしたもの。ちなみに、この曲はThe Four Voicesの'60年盤がオリジナル。
18 Loco-Motion
先に触れたLittle Evaの大ヒット曲のカヴァー。当時日本では伊東ゆかりの日本語カヴァー('62年)もヒットしています。
19 It Keeps Right on A-Hurtin'
Johnny Tillotsonの自作ヒット曲('62年全米3位)を原曲に忠実ながらキュートに歌ったカヴァー。
20 Johnny Get Angry
Joanie Sommersが歌った60's Popsの名曲('62年全米7位)をカヴァーしたもの。なぜかShelley Fabares盤は'63年に日本でシングル・カット(米では未シングル化)されているんですが、森山加代子('62年)や伊東ゆかり('63年『ゆかりのヒット・パレード 第2集』)等にもカヴァーされた人気曲だったので、この曲の人気を当て込んだものだったのでしょうか?
21 See You in September
映画『アメリカン・グラフィティ』でも使用されたThe Temposの'59年全米23位曲のカヴァー。センチメンタルなメロディで曲自体が良いからか意外と人気も高く、'63年にThe Chiffonsが1stアルバム『He's So Fine』でカヴァーした他、'66年にはThe Happeningsのカヴァー盤が全米3位を記録しています。
22 Palisades Park
Freddy Cannonのとびきり陽気なヒット曲('62年全米3位)をカヴァーしたもの。日本では“和製Wanda Jackson”と呼ばれた麻生京子が「恋のジェットコースター」のタイトルで'63年にカヴァーしていました。


※ iTunes Storeシェリー・フェブレーの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。
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