Rockabilly

ここでは[Rockabilly] に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

Jimmy & Johnny 『If You Don't Somebody Else Will』 ♪本文末に関連動画有

■ 今回は、ネオ・ロカビリーの帝王Robert Gordonも'80年のアルバム、『Bad Boy』の中で絶品カヴァーを披露したロカビリーの名曲、「Sweet Love on My Mind」の原曲を歌ったヒルビリー・デュオJimmy & Johnnyを紹介します。 

ジミー&ジョニーは、デビュー曲の「If You Don't, Somebody Else Will」でヒットを飛ばした後2度とチャートに名を連ねる事は出来ませんでしたが、'50年代を通じて『Big D Jamboree』や『Louisiana Hayride』等のC&Wラジオ番組で大活躍した素晴らしいアーティストです。
ジミー&ジョニーのプロフィールは後述するとして、まずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴] [amazon] [HMV]
If You Don't Somebody Else Will現在発売されているジミー&ジョニーの単独盤CDは、今回紹介する『If You Don't Somebody Else Will』のみです。
録音は'52年から'60年にかけてのもので、Jimmy Lee & Wayne Walkerの曲や未発表曲、別ヴァージョンも含むジミー&ジョニーのコンプリート集の体裁を整えています(全33曲)。ジミー&ジョニーの基本はやはり良質なC&Wですが、本盤ではそれ以外に「Sweet Love on My Mind」系統のカッコいいロカビリー・ナンバーやポップなカントリー風味のロックンロール等、彼らの様々な魅力が堪能できます。

個人的に一番の聴き所と思えるのは何と言ってもJimmy Lee Fauthereeのギター。カントリー・ナンバーでもジミー・リーのギターの上手さを思い知らされますが、とりわけロカビリー・ナンバーでのシャープでエキサイティングなギター・プレイといったらもうグレートの一言!Scotty Mooreをはじめとするメジャーなロカビリー・ギターの名手と肩を並べる程の達人と呼べるのではないでしょうか。

本盤はハードなヒルビリー・ナンバーが好きな人やロカビリーが好きな人に特におすすめです。
ちなみに、ジミー&ジョニーが発表したロカビリー・ナンバーは、いくつかのロカビリー系オムニバスCDでも聴く事が出来ますが、「Sweet Love on My Mind」について言えば、前記紹介CDと同じ独ベア・ファミリーから出ている『That'll Flat Git It! Vol. 2』にも収録されています。こちらのCDは、他にもJohnny CarrollDon WoodyJackie Lee Cochran等の超傑作ロカビリーが満載なのでかなりおすすめです。

(収録曲目)
01 Don't Forget to Remember('55年)
まだレコード上ではJimmy LeeもJohnny Mathisもソロ歌手だった'52年、Jimmy Lee4回目のCapitolセッションで録音されるも「If You Don't, Somebody Else Will」がヒットするまで発売されなかったC&W曲。
02 Wait a Minute Baby('55年録音)
Chessでの2枚目「Can't You, Won't You」と同じセッションで録音された未発表曲ですが、このCDが世に出る'97年まで日の目を見なかったのが悔やまれる傑作曲。Jimmy & Johnnyの歌唱はまだHillbillyチックながら、スピード感もありウッド・ベースの音も強調されたほとんどRockabillyと言えそうな曲です。何よりもJimmy Leeが間奏で聴かせる切れ味鋭いRockabillyギターが圧巻。
03 If You Don't, Somebody Else Will('54年C&W6位)
Chessから出されたJimmy & Johnny唯一のヒットとなったデビュー曲で、数多くのC&Wシンガーにカヴァーされた人気のナンバー。曲調は完全にC&Wですが、間奏では後のRockabilly時代を予見させる様なJimmy Leeのギャロッピング・ギターが披露されています。
04 I'm Beginning to Remember('54年)
Chess盤「If You Don't, Somebody Else Will」のB面曲。
05 Flying (To Your Heart)('54年録音)
Chess盤「If You Don't, Somebody Else Will」と同じセッションで録音された未発表曲。Elvis Presleyの「I Don't Care If the Sun Don't Shine」('54年)に似た軽快なテンポのC&Wナンバーで、Jimmy & Johnny曰く彼らのベスト・ソングの1つだという曲。
06 All Day Long('54年録音)
この曲もChess盤「If You Don't, Somebody Else Will」と同じセッションで録音された未発表曲で、Jimmy LeeとJohnny Mathisの息の合った歌唱が心地いいC&Wナンバー。前曲共々未発表とするには勿体無い好曲。
07 Can't You, Won't You('55年)
08 The Fun Is Over('55年)
前曲とのカップリングで発売されたChess第2弾で、Jimmy & Johnnyの切ない歌唱が胸を打つ名作Honky Tonk。
09 Dear Mr. Disc Jockey('55年録音)
前曲と同じセッションで録音された未発表曲。
10 Love Me [DJ Version] ('55年)
Jimmy Lee & Wayne Walker名義の唯一のシングル盤で、前回のJimmy & Johnnyのセッションで録音された「Wait a Minute Baby」路線を発展させたRockabillyナンバー。後の最高傑作「Sweet Love on My Mind」の雛型とも言えそうですが、イントロと3度の間奏で披露したJimmy Leeのホット&ワイルドなRockabillyギターは唯一無二(しかも全てのギター・ソロが異なる)。ちなみにこの時ドラムを担当したのはD.J. Fontanaだと言われています。
11 Lips That Kiss So Sweetly [DJ Version] ('55年)
この曲は元々Jimmy & Johnnyのマネージャーも務めたTillman FranksがKitty Wellsのために書いた曲だったんですが、彼女は録音しなかった様でJimmy Leeがソロ時代('51年)にスロー・ヴァージョンを発表しています(「Love Me」のB面)。
12 Sweet Singing Daddy('56年)
Johnny Mathisに代わって弟のLynn Fauthereeと組みJimmy & Johnny名義でDeccaから発表した曲(13~17、20、21も同じ)で、Webb Pierceのヒット曲「Slowly」('54年C&W1位)の出だしをそっくりそのまま真似て歌いだすユニークなアップ・テンポのC&W曲。なお、Jimmy Leeのギャロッピング・ギターを交えたギター・ソロが見事なこの曲は、元々Johnny MathisとのオリジナルJimmy & Johnnyで録音('55年)した未発表曲の再録盤。曲のクレジットは上記理由のためか、Webb Pierceになっていますが実の作者はJohnny Mathis。
13 Trust Me('56年)
「Sweet Singing Daddy」のB面曲(Lynn Fautheree作)。
14 'Til the End of the World (Rolls 'Round)('56年)
Flatt & Scruggs(The Foggy Mountain Boys)の'54年盤をカヴァーしたDeccaからの2枚目。
15 Imagination('56年)
「Sweet Love on My Mind」のB面で発表されたカントリー・バラード。
16 Another Man's Name('56年)
「'Til the End of the World (Rolls 'Round)」のB面曲。
17 Sweet Love on My Mind('56年)
本盤のハイライトはやはりRockabilly史に残るこの大傑作でしょう。最初、作者のWayne Walkerがこの曲をJohnny Burnette Trioに提供したため、Johnny Burnette Trio盤('56年『The Rock & Roll Trio』)はJimmy & Johnny盤より20日早く録音されますが、発売はこちらが先。Robert Gordonが完璧にカヴァーしたJimmy & Johnny盤は、疾走感、エコー感、狂気の歌唱、バチバチと鳴り響くスラッピング・ベース、そしてJimmy Leeのナイフの様に研ぎ澄まされたギター・ソロと全てが極上。残念ながらヒットはしませんでしたが、少なからずシーンにインパクトを与えたと見えて、DixieレーベルのOrangie Ray Hubbardが「Sweet Love」('57年)なるそっくりソングを発表しています。また、その「Sweet Love」はRusty Yorkも'56年に録音しており、'59年には「Sweet Talk」のタイトルで再度録音しています(いずれも当時未発表)。
18 Here Comes My Baby('56年)
久しぶりにJohnny Mathisとレコーディングした覚えやすいメロディーのC&W曲。
19 Don't Give Me That Look('56年)
「Here Comes My Baby」のB面曲。
20 I'll Do It Everytime('57年)
Jimmy & Johnny(Lynn Fautheree)が新境地を開拓した?Popソング。なお、このセッションではカントリー・ギターの名手Hank Garlandがリード・ギターを弾いています。
21 What'cha Doin' to Me('57年)
Hank Garlandのギターが印象的なPop風味の「I'll Do It Everytime」カップリング曲。
22 I Can't Find the Doorknob('58年)
トリッキーなリズムが特徴的なRockabilly調ナンバー。
23 Keep Telling Me('58年)
「I Can't Find the Doorknob」のB面で発表されたワルツ調の好曲(Tillman Franks作)。
24 Look What Love Will Do('59年)
The Everly Brothersの'57年のNo.1ヒット「Wake Up Little Susie」とそっくりなRockin'ナンバー。なお、James Burton(ギター)やD.J. Fontana(ドラム)が参加したこのシングル盤は、Jimmy & Johnnyによる録音ですが“Jimmie Lee”名義で発表されています。
25 I Ain't Worried About Tomorrow('59年)
「Look What Love Will Do」のB面曲。
26 My Little Baby('59年)
ジャングル・ビートに乗せて軽快に歌ったPopなナンバー。
27 All I Need Is Time('59年)
「My Little Baby」のB面曲。
28 Let Me Be the One('61年)
Hank Locklinのヒット曲('53年C&W1位)のカヴァー。
29 Knock on Wood('61年)
「Let Me Be the One」B面曲。
30 If You Don't, Somebody Else Will('54年)
ここでのヴァージョンは3曲目のChess盤より先に録音されますが、発売はChess盤の後となったFeature盤。両ヴァージョンの僅かな相違点は、Feature盤にはドラムが入っていない事とFeature盤の楽器の音が小さめと言った所でしょうか(B面も同じ)。
31 I'm Beginning to Remember('54年)
Feature盤「If You Don't, Somebody Else Will」のB面曲。
32 Lips That Kiss So Sweetly('55年)
33 Love Me('55年)
10曲目のDJ Versionとは別の通常盤ですが、両者に大した違いなし(前曲も同じ)。
[傑作ロカビリーを残したデュオ、Jimmy & Johnny]の続きを読む
スポンサーサイト



  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

The Collins Kidsの傑作ライヴ映像集 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 先日当ブログでCDを紹介したThe Collins Kidsがレギュラーを務めたテレビのカントリー・ショー、『Town Hall Party』の映像は管理が余程しっかりしていたのか、当番組の映像はかなり良い状態で数多く残されています。そして嬉しいことにコリンズ・キッズの貴重なライヴ映像もDVDとしてリリースされているんですね~。ヒット・レコードを1枚も出していない'50年代のロカビリー・アーティストで、これほど大量のライヴ映像が残っているのはコリンズ・キッズぐらいじゃないかと思います。

The Collins Kids at Town Hall Party [DVD] [Import]そこで今回は、独Bear Family社から出ているコリンズ・キッズのテレビ・ライヴ集DVD『At Town Hall Party』(2003年)を紹介します。
内容は'58年10月から12月までの出演分で、コリンズ・キッズがレコードとして発表したロカビリー・ナンバーや当時ヒットしていたロックンロール・カヴァー等全24曲の名演を収録(本編約85分、リージョン・フリー)。映像は白黒ですが、画質も音質も超とは言わないまでもクリアです。あと、DVDにはコリンズ・キッズの詳細なバイオグラフィー等が記された写真満載のブックレットも付いています。
ラリー・コリンズが所狭しとステージの上を元気に跳ね回る姿や、ローリーラリーのちょっとしたじゃれ合いと息の合った振り付け等々、コリンズ・キッズのユーモア・センスあふれる活気に満ちたパフォーマンスが楽しめます。もちろんローリー・コリンズの歌やラリー・コリンズのギターが最高なのは言うまでもありません。
ちなみに、現在コリンズ・キッズの『At Town Hall Party』シリーズは、他に『At Town Hall Party Vol.2』と『At Town Hall Party Vol.3』(共に2004年)が発売されています。

'50年代にカリフォルニアのロカビリー・シーンで大活躍した姉弟デュオ、コリンズ・キッズの勇姿が収められた貴重なライヴ映像集『At Town Hall Party』は、ロカビリーやロックンロールが好きな人におすすめです。

(収録曲目)
※ ()内は番組出演日。なお、The Collins Kidsがレコード化した曲の詳細及び彼らのプロフィールについては、以前の記事[驚異の姉弟ロカビリー・デュオ、The Collins Kids]を参照して下さい。
01 Introduction by Jay Stewart('58年10月4日)
この日のLarry Collinsは珍しくトレードマークのMosriteダブルネック・ギターを使用していませんがどうしたんでしょう?この日がLarry Collinsの14歳の誕生日だった事と何か関係があるんでしょうか?ただ単にダブルネック・ギターを弾く気分じゃなかったから?ん~気になります。
02 Blue Blue Day(同上)
R&R風のラフなスタイルで歌ったDon Gibsonの'58年全米20位(C&W1位)曲のカヴァー。
03 Bird Dog(同上)
The Everly Brothersの'58年No.1ヒットのカヴァー。
04 Make Him Behave(同上)
05 Blues Medley(同上)
聴いた限りでは「St. Louis Blues」と「Basin Street Blues」のメドレーで、途中で急にテンポ・アップさせて歌ったり、Lorrieが歌い出そうとするとLarryがギターを弾き出して邪魔をしたりと楽しい演出が見ものとなっています。
06 High School Confidential(同上)
Lorrie Collinsのワイルドな歌唱が聴けるJerry Lee Lewisの'58年全米21位曲のカヴァー。密かに番組のレギュラー・ピアニスト、Jimmy Pruittのピアノもいいノリしています。
07 (Let's Have A) Party('58年10月11日)
08 Great Balls of Fire(同上)
Jerry Lee Lewisの'58年全米2位曲のカヴァー。
09 Blue Moon of Kentucky('58年11月1日)
Elvis PresleyのSun Rockabilly('54年)のカヴァーで、オリジナルはBill Monroe & The Blue Grass Boysの'47年盤。
10 Chantilly Lace(同上)
The Big Bopper(J.P. Richardson)の'58年全米6位曲で、Larry Collinsがユーモアたっぷりに例のThe Big Bopperの語り部分を真似る楽しいカヴァー。
11 Bird Dog(同上)
12 Rock Boppin' Baby(同上)
13 Shake a Hand(同上)
Larry Collinsのサビ部分での力のこもった歌唱も微笑ましいFaye Adamsの'53年全米22位(R&B1位)曲のカヴァー。ちなみにThe Collins Kids以外でこの曲の有名なデュエット・ヴァージョンには、Jackie WilsonとLinda Hopkinsの'63年盤(全米42位)があります。
14 Great Balls of Fire(同上)
15 Blues Medley(同上)
16 Make Him Behave('58年11月8日)
17 Chantilly Lace(同上)
18 Shake, Rattle and Roll(同上)
Elvis Presleyにも取り上げられたBig Joe Turnerの'54年R&B1位曲のカヴァー。間奏中の2人お揃いの愛らしい振り付けも見もの。
19 I Got Stung('58年11月15日)
ちょっと意外なElvis Presleyの'58年全米8位曲のカヴァーですが、The Collins Kidsも見事にR&Rしています。
20 Great Balls of Fire(同上)
あまりのエキサイトぶりに?Lorrie Collinsのヒールが片一方脱げてしまうハプニング有。
21 Chantilly Lace(同上)
22 Blues Medley(同上)
23 Blue Moon of Kentucky('58年12月13日)
24 Chantilly Lace(同上)
25 Problems(同上)
ややワイルドにアレンジしたThe Everly Brothersの'58年全米2位曲のカヴァー。
[The Collins Kids 『At Town Hall Party』]の続きを読む


  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

The Collins Kids 『The Rockin'est』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は、テレビのカントリー・ショー『Town Hall Party』のマスコット的存在として'50年代後半に人気を博した姉弟ロカビリー・デュオ、The Collins Kidsを紹介したいと思います。
The Collins Kidsはその愛くるしいルックスとは裏腹に、姉Lorrieによる本格的な歌唱と弟Larryの神がかり的ギター・テクニックで、デビュー時10代半ばにも満たない子供だったにもかかわらず、ロカビリーの歴史に名を残した大人顔負けのロカビリー・デュオです。

コリンズ・キッズのプロフィール等は後述するとしてまずはCDを紹介しておきます。

CD:[試聴/amazon]
Rockin'estコリンズ・キッズならやはり『Rockin'est』がベストでしょう。彼らの代表曲はしっかり押さえた申し分ない収録曲数で入門者にも最適と言えます。内容は'55年から'59年のシングル両面を基本とした名唱名演がぎっしり詰まった全22曲。西海岸のロカビリー・シーンを沸かせたコリンズ・キッズの傑作ロカビリーが十分堪能できます。
参考までに記しておくと、Larry CollinsJoe Maphisによる超絶ロッキン・インスト・ナンバー等も含む、コリンズ・キッズのコンプリート集的な2枚組CD『Hop, Skip & Jump』もあります。熱心なロカビリー・ファンにはこちらもおすすめです。

コリンズ・キッズはビジュアル的にはとにかく愛らしい限りなんですが、音楽的な魅力と言えば、時にゾクッとさせるほどセクシーなヴォーカル(特に後期)も聴かせるローリー・コリンズの正統的な歌の上手さと、何と言っても師匠Joe Maphis直伝のエキサイティングなロカビリー・ギターを聴かせたラリー・コリンズの驚異のギター・テクニックにあると言えるでしょう。
元々ギターの才能に長けていたラリー・コリンズですが、コリンズ・キッズも'54年からレギュラー出演した『Town Hall Party』でレギュラー・ギタリストを務めていたJoe Maphisとの出会いが、コリンズ・キッズのサウンドをさらにクールで魅力的なものにしたことは間違いありません。
ジョー・メイフィスラリー・コリンズに与えた影響は、ラリーの体がスッポリ隠れそうなくらい大きなモズライト・ダブルネック・ギターだけでなく、早弾きを多用した演奏スタイルに至るまでかなり大きかったことがうかがえます。いくら偉大な師匠がいるとはいえ、10代前半であれほどのギターを弾きこなすとはラリー・コリンズが天才である事には違いないんですが...

C&Wのみならず、Ricky NelsonWanda Jacksonのバックでもカッコ良すぎるくらいカッコいいロカビリー・ギターを聴かせたジョー・メイフィスの愛弟子、ラリー・コリンズのホットなギター・プレイとローリー・コリンズの堂々たる歌いっぷりは決して聴き逃せません。驚異の姉弟ロカビリー・デュオ、コリンズ・キッズは問答無用で全てのロカビリー・ファンにおすすめです。
ほんの子供だと思ってナメて聴いたらブッ飛ばされること必至ですから。

(収録曲目)
01 Hop, Skip and Jump('57年)
6thシングルとして発表されたLarry Collinsのペンによる名作Rockabilly。僅か12歳でこんなカッコいい曲を作るとは驚きです(必聴!)。
02 Hoy Hoy('58年)
個人的にThe Collins KidsのベストRockabillyと思うのが、Clyde Stacy & The Nitecapsの'57年盤(こちらも大傑作)を参考にカヴァーしたこの8thシングル。Lorrieの切れ味鋭い歌唱とLarryのスピーディーなRockabillyギターが白眉(必聴!)。余談ですが、Clyde Stacyのその'57年盤はA面ではなくB面の「So Young」(オリジナルはThe Cloversの同年盤)の方がヒットしているんですよね(全米68位)。そしてその「So Young」は、映画『ラブレス』('82年)の中で自らも出演したRobert Gordonのカヴァー・ヴァージョンが使用されていました。話を戻して「Hoy Hoy」ですが、実はこの曲の元祖はRoy Miltonの「Hop, Skip and Jump」('48年R&B3位、The Collins Kidsの曲とは同名異曲)で、それをLittle Johnny Jonesがカヴァーした際に「Hoy Hoy」('54年)のタイトルをつけています。
03 Beetle-Bug-Bop('55年)
The Collins Kidsの記念すべきデビュー曲で、フィドルやスティール・ギターも入ったHillbilly風味のRockabillyナンバー。
04 Just Because('57年オムニバスEP『Town Hall Party』)   
Elvis PresleyがSun時代('54年)に録音した事で有名な曲ですが、Elvis盤とはまた違った魅力の傑作Rockabillyに仕上がっています(必聴!)。Lorrieの上手く強弱をつけた艶のあるヴォーカル、Larryの印象的なギター・ソロ共に最高!ちなみにこの曲はNelstone's Hawaiiansの'29年盤がオリジナル。
05 Whistle Bait('58年)
Larry Collinsがソロで狂気の歌唱?を披露した10thシングルで、後のSurf Musicに影響を与えたとも言われている彼のギター・プレーが堪能できます。
06 I'm in My Teens('56年)
Eddie Cochranの「Twenty Flight Rock」('57年)に似たメロディーのオリジナルRockabilly(3rdシングル)。
07 Move a Little Closer('57年)
Louis Jordan風のJive感覚も取り入れたRockabillyナンバー(5thシングル)。
08 Hot Rod('57年録音)
The Collins Kidsが両親と共作した未発表のチャーミングなRockabillyナンバー。
09 Rock Boppin' Baby('58年)
「Whistle Bait」のB面曲で、A面とは逆にこちらはLorrie Collinsのソロ・ナンバー。SunのRockabillyシンガー、Edwin Bruceの'57年盤をカヴァーしたもので、Lorrie Collinsのクール&ワイルドな熱唱はオリジナルに勝るとも劣らない出来(必聴!)。
10 Go Away, Don't Bother Me('57年)
Joe MaphisとThe Collins Kidsが共作した、「Move a Little Closer」のB面曲。ギターに夢中な男の子に対して女の子があの手この手で気を引こうとするもことごとく失敗し、結局自分もギターを始める事で2人の距離が縮まったという、2人の天才ギタリストと年頃の女の子の感性が絶妙にブレンドされた歌詞が最高に楽しい好曲(必聴!)。クールでスリリングなギター・ソロも聴きもの。
11 The Rockaway Rock('56年)
小気味よいギター・ソロが印象的なRockabillyナンバー(2ndシングル)。
12 Rock and Roll Polka('56年)
4thシングルとして発表された曲。
13 The Cuckoo Rock('55年録音)
デビュー・シングルと同じセッションで録音された未発表曲なんですが、シングル化されなかったのが不思議なほど良く出来たRockabilly。
14 Sweet Talk('58年)
Ritchie Valensの「Come On, Let's Go」(同年全米42位)に少し似たメロディーの曲で、冒頭Lorrie Collinsがタイトルを囁く様に連呼する所が何ともSexyで印象的(「Mercy」のB面)。
15 Hush Money('55年)
実生活を反映しているかどうかは分かりませんが、姉と彼氏の2人っきりの言動をお父さんには黙っとくからと「Hush Money」(口止め料)を催促する弟の事を歌った面白い曲(「Beetle-Bug-Bop」のB面)。
16 They're Still in Love('56年)
「I'm in My Teens」のB面曲で、Lorrie Collinsのソロ・パートでの熱唱がクールなHillbillyソング。
17 Make Him Behave('56年)
「Hush Money」に続く姉弟ソング第2弾!?今度は姉が彼氏と“いい雰囲気”になった時にはいつも弟が邪魔しに来るといった内容の歌詞で、Lorrie Collinsの堂々たる歌いっぷりも見事なHillbillyナンバー(「The Rockaway Rock」のB面)。
18 Shortnin' Bread Rock('57年録音)
トラディショナル・ソング「Shortnin' Bread」をRockabilly調にアレンジした絶品カヴァー(必聴!)。かなりの出来にもかかわらずどういう訳か当時未発表でした。
19 Heartbeat('57年)
The Collins Kidsの自作曲で、「Party」のB面で発表されたブルージーな渋いナンバー。
20 The Lonesome Road('59年)
気合の入った2人の歌唱が印象的な12thシングル(オリジナルはGene Austinの'27年盤)。
21 Mercy('58年)
「Hoy Hoy」と並ぶThe Collins Kidsの大傑作Rockabillyがこの9thシングル。The Collins Kidsの自作曲なんですが、Lorrieのワイルドな歌唱とLarryによるJoe Maphis直伝の脳天直撃Rockabillyギターが圧巻(必聴!)。
22 Party('57年)
Wanda Jacksonの'60年全米37位曲「Let's Have a Party」としても有名な曲ですが、ここではLorrieとLarryの味わい深いデュエット・ヴァージョンで披露しています(7thシングル)。なおこの曲のオリジナルは、同年のElvis Presley主演映画『さまよう青春』の挿入歌。
[驚異の姉弟ロカビリー・デュオ、The Collins Kids]の続きを読む


  ★ ただいま、各ブログランキングに参加中です。応援お願いします<(_ _)>
  FC2ブログランキング  人気ブログランキング  JRANKブログランキング  にほんブログ村 音楽ブログ

[RSS] [Admin] [NewEntry]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。