Japanese Neo Rockabilly

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ヒルビリー・バップス、衝撃のデビュー曲PV!

■ 久しぶりにYouTubeを覗いてみたらいつの間にかかなり貴重な映像がアップされていたので遅ればせながらここに紹介しておきたいと思います。ブログの更新自体も超久しぶりなのですが...

で、その貴重な映像とは当ブログでも何度か取り上げた事のある、日本が誇る伝説のネオ・ロカビリー/ポップ・バンド、Hillbilly Bopsヒルビリー・バップス)の記念すべきメジャー・デビュー曲「微熱なキ・ブ・ン(とびきり16才)」('86年)のPV映像です。
曲の方はスラッピング・ベースが心地いい完全なネオ・ロカビリー・ビートで、若さみなぎるフレッシュな宮城宗典のヴォーカルもいい感じです。ホーン・セクションもバッチリはまっています。Bill Haley & His Comets辺りのジャイヴ系ロカビリー・サウンドとストレイ・キャッツ、そしてポップな歌謡曲の要素が見事に融合しているといった印象で、個人的にはかなり完成度の高い曲だと思います。全体として極端に尖ったハードなロカビリー・サウンドにならなかった点が、ヒルビリー・バップスが一部のロカビリー・ファンにとどまらず幅広いファン層に支持された所以なんでしょうね。もちろん彼らのヴィジュアルも大きく影響していたと思われますが。
とにかくこの「微熱なキ・ブ・ン(とびきり16才)」はヒルビリー・バップスの曲の中でも大好きな曲の一つです。

映像に関して言えば、どんな経緯かは知りませんが河合美智子が出演していますね。まあ、どうでもいい事ですが...。何はともあれメジャー・デビュー初期のヒルビリー・バップスの映像を観られるだけでも感動ものです。

※ 関連記事:
  [伝説のNeo Rockabilly-Popバンド、Hillbilly Bops]
  [ヒルビリー・バップス 「Let's Bop」]

※ iTunes Storeヒルビリー・バップスの曲をダウンロードする場合はこちらでどうぞ(試聴可)。1曲から購入できます。iTunes(無料)がインストールされていない場合は、アプリケーションのダウンロード・ページが開きます。

それでは、和製ネオ・ロカビリーの傑作曲にしてヒルビリー・バップス衝撃のデビュー曲、「微熱なキ・ブ・ン(とびきり16才)」をご覧下さい。

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BLACK CATS 『'83 COME BACK SPECIAL』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は、当ブログでも記事中度々触れると共にサイド・メニューでも紹介しているDVD、『'83 COME BACK SPECIAL』をピック・アップしたいと思います。

※ 関連記事:
・[日本初のNeo Rockabillyバンド,ブラック・キャッツ](詳細なプロフィール)

DVD:[amazon] [Tower Records] [楽天市場]
'83 COMEBACK SPECIAL
本作は日本初のネオ・ロカビリー・バンド、ブラック・キャッツがその絶頂期に行なったライヴの模様を収めたもので、全ネオ・ロカビリー・ファン必見の超おすすめ作です。具体的には'83年の10月11日に“中野サンプラザ”で行なわれた“ピンク・ドラゴン”オープニング・パーティにおけるブラック・キャッツのライヴ映像集となっています(全12曲)。

演奏内容はアルバム収録曲の他、'50年代のロカビリーやロックンロール、さらに'70年代のネオ・ロカビリー・ナンバーで構成。ブラック・キャッツの貴重なライヴ・パフォーマンスをクリアな画像で観れるだけでも感動ものですが、本作には多くの見所・聴き所が含まれています。
まず、イントロ部分の楽屋におけるブラック・キャッツのメンバー達を捉えた映像シーン。各々自慢のリーゼントをセットしたりタバコを吸ってくつろいだりと興味深いシーンの連続ですが、個人的にはカメラを意識した誠ちゃん高田誠一)が一瞬カメラ目線でおどけた表情を見せる部分が一番シビレます。あと、サングラスをはずして素顔で楽屋内をうろついているオットー覚田修)の姿も貴重!?
次に演奏シーンですが、3rdアルバムより前のまだスラッピング・ベースが使われていなかったいくつかのアルバム収録曲に関しても、バッチリとスラッピング・ベースで演奏されていて本格的なロカビリー・サウンドになっている点が聴き所と言えるでしょう。そして何と言ってもアルバム未収録のカヴァー曲はどれも見逃せない(聴き逃せない)超お宝映像(音源)!

現在でもカリスマ的人気を誇るヴォーカルの誠ちゃんはもちろん、伝説と化した和製ネオ・ロカビリー・バンド、ブラック・キャッツのカッコよさが余すことなく収められており、観客の様子も含め当時の熱狂がストレートに伝わってきます。まだ観ていない人はぜひ体験してみましょう。

(演奏曲目)
01 We Gotta Have Room to Rock
Eddie Cochranの「Twenty Flight Rock」('57年)に影響を受けた様なLevi & The RockatsのオリジナルNeo Rockabillyナンバー「Room to Rock」('79年)をカヴァーしたもの。ここでのBLACK CATSヴァージョンは出だしにトラディショナル・ソング「Dixie」のフレーズを入れていますが、同じくLevi & The Rockatsの「Note From the South」('79年)にインスパイアされたのでしょうか?いずれにしても誠ちゃんの涼しげなヴォーカルがカッコいい好カヴァーとなっています。ちなみにこの曲の作者は、ソロ時代のBrian Setzerや再結成後のThe Stray Catsにも曲を提供したBobbyとLarson2人の兄弟からなるThe Paine Brothersです。
02 涙のロンリー・ナイト
BLACK CATSの3rdアルバム『Heat Wave』('82年)に収録されているRockin'ナンバー。
03 LOST LOVE('82年『Heat Wave』)
Popに弾けたメロディーと誠ちゃんのペンによる切ない歌詞が絶妙に調和したBLACK CATSの隠れた名曲(『Heat Wave』収録)。
04 Magic Island
仏国のTeds系バンド、Alligatorsの「Blue Letter」('80年『Rockabillygator』)を元ネタとする、BLACK CATSファンの間で人気の高いトロピカル風味のナンバー。この曲は初代ベーシストの陣内淳が在籍していた時代の2ndアルバム『Vivienne』('82年)収録曲ですが、ここではスタジオ録音盤と違って2代目ベーシストの中村元によるバチバチと響くスラッピング・ベースが超カッコいい完璧なRockabillyナンバーに仕上がっています。
05 いとしのベリンダ
対してこちらは英国のTeds系バンド、Rockabilly Rebsの「Eddie Say Your Prayers」('82年『Rebels Till the End』)を元ネタとするノリのいい絶品Neo Rockabillyナンバー(片桐孝作詞、久米良昌作曲)。スローで洒落た歌い出しからスピーディーなRockabillyに急変する展開がたまりません(『Heat Wave』収録)。この曲自体には直接関係ありませんが、実際のライヴでこの曲の前に演奏していた曲(「Magic Island」ではない)の終盤で中村元が仰向けに寝転がってベースを弾いていた様子で、アメリカでのライヴでも披露していたアクロバティックな?パフォーマンスもシーンの冒頭に記録されています。この小技を言葉で説明するのは難しいのですが、仰向けの状態で抱えていたウッド・ベースをさりげなく通りかかったオットーに一旦放り渡して、その間ジャッキー・チェンなんかが映画でよくやる様に下半身を振って地べたにつけた両手を使って飛び跳ねて立ち上がり、オットーからベースを放り返されるというもの。百聞は一見にしかず、興味のある人はDVDで確認して下さい。
06 Bluejean Bop
ご存知、Gene Vincent & His Blue Capsの3rdシングル('56年全米49位)をカヴァーしたもの。誠ちゃんのウルトラ・ヒーカップ唱法も聴きものですが、何と言っても3回目の間奏で中村元がウッド・ベースを倒してその上に乗り突如弾きだすスラッピング・ベースが圧巻!かなりエキサイティングなカヴァーとなっています。
07 Summertime Blues
1stアルバム『Cream Soda Presents』('81年)でも取り上げられていた、Eddie Cochran最大のヒット曲('58年全米8位)のカヴァー。
08 Tutti Flutti
オリジナルはLittle Richardの'55年全米17位曲「Tutti Frutti」ですが、ここではElvis Presleyヴァージョン('56年)譲りの疾走感に加え、曲中スラッピング・ベースが鳴り響くRockabillyヴァージョンになっています。さらにこの曲のヴォーカルのみオットーで、冒頭勢いよく“Wop Bop A Loo Bop A Lop Bam Boom!”とシャウト3連発をキメた後、スラッピング・ベースのフレーズで幕を開けるスタジオ録音盤(『Vivienne』収録)にない始まりは鳥肌もの。
09 もう一度だけランデブー
アルバム『Heat Wave』の冒頭を飾る和製Neo Rockabillyナンバーで、出だしのスラッピング・ベースから一気に疾走していくスピード感がとにかく最高(久米浩司作詞・作曲)。
10 I・愛・哀 -waiting for you-
この曲はBLACK CATSが真にNeo Rockabillyバンドとしてのスタイルを確立した5thシングル(『Heat Wave』にも別ヴァージョン収録)で、和製Neo Rockabillyナンバー第1号として歴史に残る大名曲(高田誠一作詞、片桐孝作曲)。なお、どういう訳かこの曲の映像ではスロー映像等他の曲の演奏シーンが使われています。
11 Rock A Billy Boogie
アルバム『Vivienne』にも収録されていたBLACK CATSのライヴ・レパートリーの定番曲で、Johnny Burnette Trioの代表作「Rock Billy Boogie」('56年『The Rock & Roll Trio』)をカヴァーしたもの。ここではアンコールで披露しており、大いに盛り上がる中ラストで見せる久米浩司のバス・ドラム上からのバク宙パフォーマンスも見ものとなっています。
12 Baby, Let's Play House
DVDラストを飾るのはElvis Presleyが'55年(C&W10位)に放ったRockabillyの定番曲。観客だけでなくBLACK CATSのメンバーも興奮の絶頂にあり、ステージではこの上なくホットな演奏が繰り広げられています。演奏が終わって観客に手を振りつつステージを後にする誠ちゃんがカッコよすぎ!!

※ その他ブラック・キャッツ関連の注目アイテム
・『GO! CAT GO! -BLACK CATS in U.S.A-
ベスト盤CDと伝説となったアメリカ・ツアーのDVDがセットになった2枚組
・『ROCK'A BILLY SO WHAT!
6人編成時代のブラック・キャッツのベスト盤
[『'83 COME BACK SPECIAL』/ブラック・キャッツ]の続きを読む


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BLACK CATS 『Rock'A Billy So What!』 ♪本文末に記事に関連した動画有

■ 今回は私自身も中学時代に洗礼を受けて一発でそのサウンドとヴィジュアルの虜になった日本初のネオ・ロカビリー・バンド、ブラック・キャッツブラック・キャッツを紹介したいと思います。
ブラック・キャッツは現在でも、ロスの“チャイナ・クラブ”のライヴで彼らに魅了されたGo Go'sのマネージャーが、Go Go'sの全米ツアーのサポーティング・アクトにブラック・キャッツを抜擢したとか、The Clashのメンバー達が“ガレッヂ・パラダイス東京”にやって来て、5年分の会費を払ってブラック・キャッツのファン・クラブに入会したとか、あるいは映画『Urban Cowboy』('80年)のプロデューサーから次回作の出演依頼を受けたとか、はたまたAtlantic Records等レコード会社数社からオファーを受けていた等々、数多くの伝説と共に日本ネオ・ロカビリー界のカリスマとして根強い人気を誇っているとびきりクールなバンドです。

中学生の頃の私は、最初Elvis Presleyのサン・ロカビリーやストレイ・キャッツ等を聴いてもそれほどピンとこなかった(もちろん後にその素晴らしさを認識します)んですが、どういう訳かブラック・キャッツに関しては友達の家で初めて聴いて以来好きになって愛聴し続けたんですよね。やはり日本人なのでどことなく日本人気質を感じさせるブラック・キャッツのサウンドが耳に合っていたんでしょうか。

ブラック・キャッツにまつわる個人的な思い出話をすると取り止めがないので、とりあえずCDを紹介しておきます(ブラック・キャッツのプロフィール等も後述)。

CD:[試聴/Tower Records] [amazon]
〈COLEZO!〉「ROCK’A BILLY SO WHAT!」BLACK CATS BESTできればブラック・キャッツはオリジナル・アルバムに耳を通して欲しいんですが、現在そのオリジナル・アルバムのCDがあまり入手し易いと言えない様なのでブラック・キャッツ入門盤としての意味も込めて、そしてまずは初期の6人編成ロカビリー・バンド時代からという事で、今回はブラック・キャッツの初期のベスト盤『Rock'A Billy So What!』を紹介します(各オリジナル・アルバムに関してはまた別の機会に紹介します)。
内容はブラック・キャッツの1stアルバムから3rdアルバムまでの収録曲から選曲された全15曲。それと、歌詞カードには全ページ6人編成時代のブラック・キャッツの写真が掲載されています。オールディーズ・ポップスの香りを感じさせる甘酸っぱい曲やスラッピング・ベースも心地いい絶品ロカビリー、誠ちゃん高田誠一)の甘い歌声が輝きを放つ傑作ロッカバラード等、初期ブラック・キャッツの全ての魅力を一通り味わうことが出来ます。

この6人編成時代のブラック・キャッツのサウンドを時系列で大まかに見てみると、デビュー当初(1stアルバム『Cream Soda Presents』)はビートこそ強烈でしたがオールディーズ系ロックンロール・バンドのクールスに近い感じでロカビリーとは少し違うものでした。ただ、メンバー全員が50'sショップ“クリーム・ソーダ”の店員だった事もあり、ファッションに関しては上から下まで一分の隙もなく完全なロカビリー・スタイルです。次に2ndアルバム(『Vivienne』)の頃になると曲によってはロカビリー風のものも見られる様になりますが、全体的には50'sロックンロールといった趣。加えて、50'sロックンロールのカヴァーやそれらを基に作ったオリジナル曲が多く収録されているからか、1stアルバムに比べてオールディーズ・ポップス色は薄れています。そして日々の練習の積み重ねやアメリカ・ツアーの経験等が実を結んだ3rdアルバム(『Heat Wave』)。スラッピング・ベースが聴かれる点も大きいかもしれませんが、スピード感、ビート感等どれをとってもこれは完全にネオ・ロカビリー・アルバムと言えるでしょう。他のネオ・ロカビリー・バンドの曲に影響を受けた曲もありますが、全曲オリジナルの日本語ナンバーから成る日本初の和製ネオ・ロカビリー・アルバムです。あと、このアルバムは全体的にほど良くポップな香りを漂わせている点(オールディーズ・ポップスの意味ではありません)が、欧米のネオ・ロカビリー・バンドにない特徴(魅力)だと思います。

オールディーズ・ポップス風にしても、ロカビリーあるいはロックンロールにしても、ブラック・キャッツの曲はそれぞれに素晴らしい魅力を持っているので全ての音楽ファンに超おすすめです。
また本作は、日本のネオ・ロカビリー・サウンド誕生の経緯を手軽に知ることが出来る格好の音源集なので、日本のネオ・ロカビリー史に興味がある人にもおすすめです。
日本のネオ・ロカビリーを語る時には、ベスト盤にしてもオリジナル・アルバムにしても決してブラック・キャッツの音源を避けて通ることはできませんから。
 
(収録曲目)
01 ジニー・ジニー・ジニー('81年『Cream Soda Presents』)
Eddie Cochranの'58年全米94位曲をカヴァーしたBLACK CATSの記念すべきデビュー曲(祝!)。オリジナル盤等にない出だしのウッド・ベースが印象的で、演奏力、歌唱力は未熟ながらも強烈なビート感、凄まじく勢いのある誠ちゃんのヴォーカルがたまらない好カヴァー。なお、本作のヴァージョンはイントロ部分で一言“やっちまえ、やっちまえ、やるだけやっちまえ”と言う少々アリガタ迷惑な囁き声が追加挿入されています。
02 シンガポール・ナイト(同上)
1stアルバムと同時発売されたBLACK CATSの2ndシングル。60's Pops風味の甘酸っぱいメロディー(誠ちゃんの歌唱も甘め)ですが、BLACK CATS特有のビート感が見事に曲を引き締めていて魅力的なナンバーに仕上げています。当時私の周りでは、BLACK CATSの曲の中で女の子に人気の高い曲でした。
03 もう一度だけランデブー('82年『Heat Wave』)
米国ツアーをやってのけたBLACK CATSが、さらに大きく成長した証ともいえる3rdアルバムで1曲目を飾っていたのがこの曲でした。出だしのスラッピング・ベースから一気に疾走していくスピード感が最高で、どこをとっても完全なNeo Rockabillyナンバーです。
04 From Black to Pink(同上)
個人的に間奏のチャーミングなギターが気に入っている曲で、オットー(覚田修)が迫力満点の歌唱を聴かせるRockabillyナンバー(出だしのスラッピング・ベースもカッコいい)。
05 I・愛・哀 -waiting for you-(同上)
この曲はシングル盤としても発売された正真正銘の和製Neo Rockabillyナンバー第1号(但し本盤収録は上記アルバム・ヴァージョン)。この曲あたりから誠ちゃんも自然体?の歌い方になっており、スラッピング・ベースも使われるし、曲調自体も完璧にNeo Rockabillyになります。先に触れた米国体験に加えて、陣内淳(ウッド・ベース)に代わって加入した中村元の存在も大きかったのかもしれません。米国ツアー前に録音・発売された前作「うわさのラブモンスター」('82年)は、両面とも曲自体がR&R調だったためかスラッピング・ベースではありませんでしたが、この曲では中村元が威勢良くスラッピング・ベースを披露しています。その他の楽器パートもデビュー時に比べてかなり腕を上げており、英米のNeo Rockabillyナンバーに引けを取らない位クールな仕上がり。
06 サマータイム・ブルース('81年『Cream Soda Presents』)
Eddie Cochran最大のヒットとなった'58年全米8位曲のカヴァーで、誠ちゃんの英語はハチャメチャだけど「ジニー・ジニー・ジニー」と同じ様な肌触りを感じさせる好曲。余談ですがBLACK CATSの写真集『BLACK CATS IN U.S.A.』('83年)によると、この曲は'82年2月に行なわれた米“China Club”での初ライヴのアンコール曲で、途中踊っている観客が配線に足を引っ掛けて電源が切れるというハプニングがあった時に、観客を交えての大合唱となって難を切り抜けたというBLACK CATSにとって決して忘れる事の出来ない曲の様です。
07 Tutti Frutti('82年『Vivienne』)
オリジナルはLittle Richardの'55年全米17位曲ですが、ここではElvis Presleyヴァージョン('56年)を参考にした様な疾走感あふれる好カヴァーになっています(ヴォーカルはオットー)。
08 雨のコニーアイランド('82年『Heat Wave』)
誠ちゃんの切ない熱唱が心にしみるセンチメンタルな傑作ロッカバラード。
09 Go-Go-トラベリングバス(同上)
その結成から米国ツアーまでBLACK CATSの軌跡をオット-流のユーモラスな歌詞で歌ってみせた楽しくもカッコいいRockabillyナンバー(作曲もオット-)。
10 Rock A Billy Boogie('82年『Vivienne』)
先の“China Club”では1曲目に披露して米国人を速攻で興奮の坩堝に叩き落したという曲で、Johnny Burnette Trioが放ったRockabillyの定番曲('56年「Rock Billy Boogie」)のカヴァー。
11 Dear Vivienne(同上)
2ndアルバム全体に言える事ですが、特にこの曲は仏国のTeds系バンド、AlligatorsのヴォーカリストAlain Chennevièreの影響(大げさなヒーカップ唱法の連発等)が誠ちゃんの歌い方に強く表れた曲になっています。なおこのトロピカルな雰囲気を漂わせた曲は、Buddy Hollyがギターで参加してプロデュースまで行なったLou Giordanoの「Stay Close to Me」('59年)にインスパイアされたBLACK CATSの自作曲。
12 Magic Island(同上)
そのAlligatorsの「Blue Letter」('80年『Rockabillygator』)を元ネタとする、これまたトロピカル風味の名作Rockabillyがこの曲。特にこの曲はDVD『'83 COMEBACK Special』に収録されたスラッピング・ベースによるライヴ演奏が大絶品なので、まだ視聴していない人にはそちらも強くお薦めします。そう言えば写真集『BLACK CATS IN U.S.A.』の中で、誠ちゃんがBLACK CATSを表して“スーパー・ライブ・ロカビリー・バンド”って言ってましたっけ。
13 Dance to the Bop(同上)
レコード盤ではB面にひっくり返すと最初に鳴りだした曲でGene Vincentの'57年全米23位曲がオリジナルなんですが、とにかくノリが最高の絶品カヴァー。
14 1950('81年『Cream Soda Presents』)
2ndシングル「シンガポール・ナイト」のB面にもなっていたややPopなR&Rで、誠ちゃんとオットーのツイン・ヴォーカルで聴かせるロマンティックな歌詞が魅力の曲。
15 Rendez Vous(ランデブー)('82年『Vivienne』)
英国の奇才Joe MeekプロデュースによるMike Berry & The Outlawsの傑作曲、「Tribute To Buddy Holly」('61年全英24位)の日本語カヴァー。と言ってもBLACK CATS盤は颯爽と歌われたオリジナルとは違ってロマンティックなバラードの趣です(日本語歌詞もBuddy Hollyとは無関係)。なお、この曲は元々'81年にシングル発売された曲なんですが、本盤に収録されているのは上記アルバム・ヴァージョンです(間奏の語りが誠ちゃんではなくVivienneの方)。

※ 下記のショップではブラック・キャッツのオリジナル・アルバムが一応“取り寄せ商品”になっていて試聴ができるので、参考までにジャケット画像と一緒に紹介しておきます。

 『Cream Soda Presents』      『Vivienne』         『Heat Wave』
 [試聴/Tower Records]   [試聴/Tower Records]   [試聴/Tower Records]
    [試聴/新星堂]         [試聴/新星堂]        [試聴/新星堂]
ブラック・キャッツ 『Cream Soda Presents』ブラック・キャッツ 『Vivienne』ブラック・キャッツ 『Heat Wave』
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